西尾駅
西尾駅 | |
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東口(2018年4月) | |
にしお NISHIO | |
◄GN09 西尾口 (0.8 km) (2.4 km) 福地 GN11► | |
所在地 | 愛知県西尾市住吉町四丁目18 |
駅番号 | GN 10 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 西尾線 |
キロ程 | 15.0 km(新安城起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
5,263人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)10月30日 |
備考 | *1989年高架化 |
西尾駅(にしおえき)は、愛知県西尾市住吉町にある、名鉄西尾線の駅である。駅番号はGN10。西尾市の代表駅であり全列車が停車する。
概要
島式1面2線ホームの高架駅。有人駅。駅窓口は2階、改札口は2階または3階、ホームは3階という構造である。3階の改札口はエレベーター専用である。エレベータを使う場合、乗車の際には乗車券を購入したあとエレベータでホームに上がり、ホーム上に設置されている改札口を通る。逆にエレベータを使用して下車しようとする場合には同じくホーム上にある改札口を通って2階・1階に降りることになる[1]。
普通列車は大部分が新安城駅 - 当駅間の運行で、急行が当駅 - 吉良吉田駅間の各駅に停車する。なお、2008年(平成20年)6月29日より当駅で種別変更をする列車や、吉良吉田行きの特急は運転されていない。また、6両編成が乗り入れできるのも当駅までとなっており、1日1往復だけ当駅から名古屋行きの一部特別車特急(1200系6両)が運転されている。
歴史
- 1911年(明治44年)10月30日 - 西三軌道(後の西尾鉄道)により開業
- 1926年(大正15年)12月1日 - 愛知電気鉄道が西尾鉄道を吸収合併、同社の駅となる
- 1928年(昭和3年)10月1日 - 碧海電気鉄道線の開通に際して現在地に移転、共同使用駅となる
- 1969年(昭和44年)度 - 貨物営業廃止[2]。
- 1973年(昭和48年)
- 1989年(平成元年)
- 1998年(平成10年)
- 2006年(平成18年)4月1日 - 駅旅行センター廃止
- 2007年(平成19年)10月4日 - トランパス供用開始
- 2008年(平成20年)6月14日 - 西尾 - 西尾口(手前まで)間約600mが複線化[7]
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了
- 2013年(平成25年)9月 - 駅ビル再開発に着手[8]
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初代駅舎(1913年)
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2代目駅舎(1928年)
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3代目駅舎(1928年)
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駅ビル(2005年)
駅構造
現行の標準ダイヤでは、1番線に普通が、2番線に急行(上下共)が発着する。2019年3月ダイヤ改正までは、急行が走る時間帯は、1番線から急行が、2番線から普通列車が発着していた。準急が走る夕方は当駅止りの普通は2番線到着後、毎回福地方の留置線へ引き上げた後、1番線への入れ替えを行っていた。2008年6月-2011年3月までは全時間帯普通が入れ替えを行っていた。列車の入れ替えは係員の手間ともなるため、現行の標準ダイヤでは廃止された。
当駅から蒲郡行きが出ていた1998年6月から2008年6月28日までは当駅を起点とする蒲郡方面への普通ワンマン電車の発着は2番線において行われていたが、吉良吉田方からの当駅止まりの列車が到着した際は乗客をすべて降ろした後、一旦福地駅方にある留置線に引き上げ、安城方からの2番ホームに入る折返しの電車の到着を待ってから、再度ホームに進入する形をとっていた。翌29日のダイヤ改正以降、急行・準急・普通(一部)は吉良吉田駅での折り返し運行へ変わり、西尾 - 蒲郡間のワンマン運転も吉良吉田 - 蒲郡間に短縮されたため見られなくなった。ホームの長さは6両編成に対応しているが2線しかないために、1つのホームを前後2つに分けて別方向の電車を発着させる、「1面4線」のような複雑なホームの運用をしていた。このため1番線、2番線ホームとも方面別に固定化はされておらず、運行ダイヤがパターン化する昼間帯は、ホームの福地駅寄り(ホーム南側)2両分のスペースに蒲郡方面行きの電車、西尾口駅寄り(ホーム北側)4両分のスペースに新安城・名古屋方面の列車が発着していた。このようなホームの運用が可能だったのは、6両編成の電車が朝の名古屋方面の特急のみで、それ以外の電車が全て2両編成または4両編成(特急の一部は3両編成)であるため、日中はホームの長さに余裕があったためであった。
またダイヤ改正とともに新設された一部特別車の特急の発着は1番線にて行われている(但し特急の運行は西尾発1本のみ。平日は7:43発須ヶ口行き、土休日は8:02発名鉄名古屋行き)。
ホームにはLED式発車案内が設置されている。1番線には新安城方面、2番線には吉良吉田方面のものがそれぞれ設置されている。
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
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1 | GN 西尾線 | 新安城・名鉄名古屋方面[9] 吉良吉田ゆき[9] |
日中は普通が発車 |
2 | 日中は急行が発車 |
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改札口
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ホーム上改札
(嵩上げ施工前) -
ホーム全景
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駅名標
高架線
1989年(平成元年)に連続立体交差事業で完成した高架線は、約800m北隣の西尾口駅の高架も合わせたもので、西尾口駅から北へ200m程過ぎた辺りで線路が地上に降りる。西尾駅からのこの区間の高架橋はあらかじめ複線化に対応して造られ、2008年(平成20年)6月14日に北側600mの区間(西尾口駅手前まで)が複線化された[7]。また、西尾駅から南側(福地駅方)は6両対応の留置線として利用されるため、高架橋の一部分が複線の構造になっているが、あとは単線の構造である。
この事業は計画から着工までに時間を要したが、着工が決定したあとは折からのバブル景気の勢いに乗り、予定よりも早く完成した。
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新安城方面
(複線化前) -
新安城方面
(複線化後) -
吉良吉田方面
(留置線)
配線図
← 桜井・ 新安城・ 名古屋方面 |
→ 吉良吉田方面 |
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凡例 出典:[10] |
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は9,789人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中39位、 西尾線・蒲郡線(23駅)中2位であった[11]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は11,859人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中33位、 西尾線・蒲郡線(24駅)中2位であった[12]。
- 『名鉄 1983』によると、1981年度当時の一日平均乗降人員は12,193人であり、この値は名鉄全駅中29位であった[13]。
- 『愛知県統計年鑑』によると2010年度の1日平均の乗車人員は、4,627人である[14]。
名古屋本線の駅でもある新安城駅を除けば、西尾線では当駅の利用者が最多で、また駅前にバスターミナルや駐輪場が設置されていることから、西尾市内にある高校への通学利用者も多い。
近年の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2006年 | 4,762 [15] |
2007年 | 4,894 [16] |
2008年 | 4,830 [17] |
2009年 | 4,552 [18] |
2010年 | 4,627 [14] |
駅周辺
主な施設
- ヴェルサウォーク西尾
- 西尾市役所
- 西尾保健所
- 西尾警察署
- 西尾郵便局
- 西尾信用金庫本店
- 西三河農業協同組合本店
- 西尾市立花ノ木小学校
- 愛知県道12号豊田一色線
- 愛知県道310号花蔵寺花ノ木線
- トヨタレンタリース愛知西尾店
バスターミナル
隣の駅
- 名古屋鉄道
- GN 西尾線
- 平坂支線(廃止)
- 西尾駅 - 住崎駅
脚注
- ^ 西尾 駅構内図
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1034頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、463頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、570頁。
- ^ 4月6日からダイヤ改正 新造車両33両を投入し、輸送サービスを向上 三河線、尾西線、岐阜線区など支線区強化を中心に - 名古屋鉄道、1998年2月27日(ウェイバックマシンによるアーカイブ、1999年2月2日取得、2017年9月21日閲覧)。
- ^ a b 愛知県における鉄道網整備の状況 - 愛知県
- ^ “中部秋季特集:オークワ、「パレマルシェ西尾店」移転新築オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年9月10日)
- ^ a b 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月24日閲覧
- ^ 巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 名古屋鉄道(編集)『名鉄 1983』名古屋鉄道、1983年、36頁。
- ^ a b 平成24年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成20年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成21年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成22年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成23年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 乗り場・路線図案内|名鉄東部交通株式会社