NTT東日本硬式野球部
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チーム名(通称) | NTT東日本、N東 |
---|---|
加盟団体 | 日本野球連盟 |
加盟区分 | 企業チーム |
創部 | 1954年 |
チーム名の遍歴 |
|
本拠地自治体 | 東京都 |
練習グラウンド | NTT東日本船橋グラウンド(千葉県船橋市) |
チームカラー | 青色 |
監督 | 平野宏 |
都市対抗野球大会 | |
出場回数 | 47回 |
最近の出場 | 2024年 |
最高成績 | 優勝(2回) |
社会人野球日本選手権大会 | |
出場回数 | 17回 |
最近の出場 | 2022年 |
最高成績 | 準優勝 |
全日本クラブ野球選手権大会 | |
出場回数 | ※出場資格なし |
NTT東日本硬式野球部(エヌティーティーひがしにほんこうしきやきゅうぶ)は、東京都に本拠地を置き、日本野球連盟に所属する社会人野球の企業チームである。合宿所と練習グラウンドであるNTT東日本船橋グラウンドは、千葉県船橋市に所在する。
運営母体は、NTTグループ。
概要
[編集]1952年に日本電信電話公社が発足すると、その後数年の間に全国各地で電電公社の社会人野球チームが誕生した。1954年に東京都を本拠地に『電電東京硬式野球部』として発足した。
1959年に都市対抗野球に、1974年に日本選手権にそれぞれ初出場を果たしている。
1985年、日本電信電話公社の民営化に伴いチーム名を『NTT東京硬式野球部』に改称した。
1999年、NTTグループの再編に伴い同年1月にNTT東京硬式野球部を『NTT東日本硬式野球部』に、NTT関西硬式野球部を『NTT西日本硬式野球部』にそれぞれ改称し、社内の各野球部はそのどちらかに統合されることが決まった。これを受け当チームは、NTT東日本のエリアにある4チーム(NTT北海道、NTT東北、NTT関東、NTT信越)を統合した。合宿所と練習グラウンド(NTT東日本船橋グラウンド)については、NTT関東のものを使用することになった。
2011年、都市対抗野球で30年ぶりに進出した決勝戦でJR東日本との東京勢対決を繰り広げたが、延長11回にサヨナラ負けを喫し準優勝となった。
2017年、都市対抗野球で36年ぶり2度目の優勝を果たした。
設立・沿革
[編集]- 1954年 - 『電電東京』として創部。
- 1959年 - 都市対抗野球に初出場(初戦敗退)。
- 1974年 - 日本選手権に初出場(第1回大会、初戦敗退)。
- 1981年 - 都市対抗野球で初優勝。
- 1985年 - チーム名を『NTT東京』に改称
- 1999年 - 本社再編に伴い、チーム名を『NTT東日本』に改称し、東日本エリア4チームを統合。
- 2011年 - 都市対抗野球で準優勝。
- 2017年 - 都市対抗野球で36年ぶり2度目の優勝。
- 2020年 - 都市対抗野球で準優勝。
- 2022年 - 日本選手権で準優勝。
主要大会の出場歴・最高成績
[編集](「電電東京」、「NTT東京」時代を含む)
- 都市対抗野球大会:出場47回、優勝2回(1981、2017年)、準優勝2回(2011年、2020年)
- 社会人野球日本選手権大会:出場17回、準優勝1回(2022年)、4強3回(2010年、2017年、2021年)
- JABA北海道大会:優勝2回(2014、2018年[1])
- JABA東北大会:優勝2回(2005、2018年[1])
- JABA東京スポニチ大会:優勝1回(1976年)
- JABA静岡大会:優勝3回(1959、1986年、2024年)
- JABA四国大会:優勝1回(1998年)
- JABA九州大会:優勝2回(1964、1979年)
- JABA長野県知事旗争奪野球大会:優勝5回(1981、2000、2002、2003、2010年)
- JABA日立市長杯争奪大会:優勝3回(1977、1978、2015年)
- JABA広島大会:優勝1回(1974年)
主な出身プロ野球選手
[編集]「電電東京」「NTT東京」時代を含む
- 土屋紘(投手) - 1967年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団
- 柚木秀夫(投手) - 1970年ドラフト外で南海ホークスに入団
- 尾崎亀重(捕手) - 1971年ドラフト8位でヤクルトアトムズに入団
- 佐藤龍一郎(外野手) - 東京農業大学在学時の1972年にドラフト6位で大洋ホエールズから指名を受けるも一時拒否し、当チームに1年間所属した後、1973年シーズン終了後に入団
- 与田剛(投手) - 1989年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団
- 今関勝(投手) - 1992年ドラフト3位で日本ハムファイターズに入団
- 沖原佳典(内野手) - 2000年ドラフト6位で阪神タイガースに入団
- 田中充(投手) - 2001年ドラフト4位で千葉ロッテマリーンズに入団
- 渡邉恒樹(投手) - 2004年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団
- 草野大輔(内野手) - NTT九州に転籍後、廃部に伴いホンダ熊本に移籍し、2005年大学生・社会人ドラフト8位で東北楽天ゴールデンイーグルス入団
- 上野貴久(投手) - 2006年大学生・社会人ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団
- 清田育宏(外野手) - 2009年ドラフト4位で千葉ロッテマリーンズに入団
- 小石博孝(投手) - 2011年ドラフト2位で埼玉西武ライオンズに入団
- 井納翔一(投手) - 2012年ドラフト3位で横浜DeNAベイスターズに入団
- 髙木伴(投手) - 2014年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団
- 横山弘樹(投手) - 2015年ドラフト2位で広島東洋カープに入団
- 西村天裕(投手) - 2017年ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団
- 福田周平(内野手) - 2017年ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団
- 渡邉啓太(投手) - 2017年ドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団
- 佐々木健(投手) - 2020年ドラフト2位で埼玉西武ライオンズに入団
- 上川畑大悟(内野手) - 2021年ドラフト9位で北海道日本ハムファイターズに入団
- 片山楽生(投手) - 2024年ドラフト6位でオリックス・バファローズに指名
元プロ野球選手の競技者登録
[編集]- 久保木清(元:読売ジャイアンツ) - 外野手→退団
- 伊藤勲(元:南海ホークス、横浜大洋ホエールズ) - コーチ(2004年~2006年)→退団
- 上野貴久(元:読売ジャイアンツ) - 投手(2012年)→退団
- 井端弘和(元:読売ジャイアンツ) - コーチ(2020年〜)
かつて在籍していた選手・コーチ・監督
[編集]- 太田誠(内野手) - 選手として在籍。現役引退後、駒澤大学硬式野球部の監督を務めた。
- 阿部東司 - 選手として在籍。掛布雅之の元同級生で阿部慎之助の実父。
- 長堀肇(外野手) - 選手・コーチとして在籍し、2004年から2008年まで監督を務めた。
- 飯塚智広(外野手) - 選手・コーチとして在籍し、引退後の2014年から2021年まで監督を務めた。
- 中村大伸(外野手) - 選手・コーチとして在籍。アトランタ五輪日本代表主将。
- 畑俊二(内野手) - 選手として在籍。現役引退後、大学野球・高校野球で監督を歴任。
- 垣野多鶴 - 前監督。
- 正村公弘(投手) - 選手として在籍。現役引退後、八戸大学→八戸学院大学硬式野球部、亜細亜大学硬式野球部の監督・コーチを務める。
- 生田勉(捕手) - 選手として在籍。現役引退後、亜細亜大学硬式野球部の監督を務める。
- 桝澤怜(外野手)
脚注
[編集]関連項目
[編集]- 社会人野球チーム一覧
- 都市対抗野球大会 (東京都勢)
- 東日本電信電話
- NTTの硬式野球部(NTT東日本、NTT西日本)
- NTT北海道 - 統廃合の際にクラブチーム化。2006年に廃部。
- 東北マークス(旧:NTT東北) - 統廃合の際にクラブチーム化。
- NTT関東 - 統廃合の際に廃部。
- 信越硬式野球クラブ(旧:NTT信越) - 統廃合の際にクラブチーム化。
- NTT北陸 - 統廃合の際にクラブチーム化。1999年に廃部。
- NTT西日本名古屋野球クラブ(旧:NTT東海) - 統廃合の際にクラブチーム化。2002年に廃部。
- NTT西日本中国野球クラブ(旧:NTT中国) - 統廃合の際にクラブチーム化。2003年に廃部。
- NTT四国 - 統廃合の際に廃部。
- NTTグループ九州野球クラブ(旧:NTT九州) - 統廃合の際にクラブチーム化。2001年に廃部。
- NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安 - 2007年まではNTT東日本ラグビー部だった。