ア・デイ・イン・ザ・ライフ (ウェス・モンゴメリーのアルバム)
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『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』 | ||||
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ウェス・モンゴメリー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1967年6月6日-8日、26日[1] ヴァン・ゲルダー・スタジオ アメリカ合衆国 ニュージャージー州イングルウッド・クリフス | |||
ジャンル | ジャズ、イージーリスニング[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | A&Mレコード / CTIレコード | |||
プロデュース | クリード・テイラー | |||
ウェス・モンゴメリー アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [2] |
The Rolling Stone Jazz Record Guide | [3] |
『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』(A Day In The Life) は、ジャズ・ギタリストのウェス・モンゴメリーの晩年におけるベストセラーとなった、1967年のアルバム[1][4]。『ビルボード』誌のジャズ・アルバム・チャートの首位に立ち、R&Bチャートでも2位に達した。また、Billboard 200 でも、13位まで上昇した。シングル「ウィンディー (Windy)」は、モンゴメリーにとって最大のヒット曲となり、Billboard Hot 100 で最高11位まで上昇した。
それまで、リバーサイド・レコードやヴァーヴ・レコードに録音を残していたモンゴメリーは、A&Mレコードと契約を交わした。ポップ・ミュージックのヒット曲をカバーしたモンゴメリーの演奏は、トップ40ラジオ(コンテンポラリー・ヒット・ラジオ)でしばしば流されている[2]。
表題曲の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオリジナルを収録したビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』がリリースされたのは、イギリスで1967年6月1日、アメリカ合衆国で6月2日であり、本作の収録は、その後ひと月足らずの間におこなわれた。
評価
[編集]音楽評論家のスコット・ヤナウは、オールミュージック (Allmusic) におけるこのアルバムのレビューで次のように述べている。
「 | ギタリスト(モンゴメリー)は、ほとんどのところで、単に旋律を演奏する以上のことはしていないが、特徴的なオクターヴ奏法を使っており、それだけで彼が売れるには十分だ。A&Mに残された3枚のアルバムの中でも、その最初の1枚である『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』は最良の作品であり、ジャズの要素は皆無だが、結果的に背景音楽として楽しめるものとなっている。[2] | 」 |
トラックリスト
[編集]# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「ア・デイ・イン・ザ・ライフ (A Day in the Life)」 | ジョン・レノン、ポール・マッカートニー | |
2. | 「ウォッチ・ホワット・ハプンズ (Watch What Happens)」 | ジャック・ドゥミ、ノーマン・ギンベル、ミシェル・ルグラン | |
3. | 「男が女を愛する時 (When a Man Loves a Woman)」 | Calvin Lewis, Andrew Wright | |
4. | 「カリフォルニア・ナイツ (California Nights)」 | マーヴィン・ハムリッシュ、Howard Liebling | |
5. | 「エンジェル (Angel)」 | ウェス・モンゴメリー | |
6. | 「エリナー・リグビー (Eleanor Rigby)」 | ジョン・レノン、ポール・マッカートニー | |
7. | 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー (Willow Weep for Me)」 | アン・ロネル | |
8. | 「ウィンディー (Windy)」 | ルーサン・フリードマン | |
9. | 「トラスト・イン・ミー (Trust in Me)」 | ミルトン・エイジャー、ジーン・シュワルツ、ネッド・ウィーヴァー | |
10. | 「ザ・ジョーカー (The Joker)」 | レスリー・ブリッカス、アンソニー・ニューリー |
チャート
[編集]年 | チャート | 最高位 |
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1967 | Billboard ジャズ・アルバム | 1 |
Billboard R&B アルバム | 2 | |
Billboard 200 | 13 |
おもなパーソネル
[編集]- ウェス・モンゴメリー - ギター
- ハービー・ハンコック - ピアノ
- ロン・カーター - ベース
- グラディ・テイト - ドラムス
- レイ・バレット - パーカッション
- Jack Jennings - パーカッション
- Joe Wohletz - パーカッション
このほか、管弦楽団が起用されている。
- クリード・テイラー - プロデューサー
- ドン・セベスキー - 編曲、指揮
- ルディ・ヴァン・ゲルダー - エンジニア
脚注
[編集]- ^ a b c Wes Montgomery – A Day In The Life - Discogs (発売一覧)
- ^ a b c Yanow, Scott. “A Day in the Life > Review”. Allmusic. 2010年12月17日閲覧。 “In most cases the guitarist did little more than play the melody, using his distinctive octaves, and it was enough to make him saleable. Of his three A&M recordings, A Day in the Life (the first one) was by far the best and, although the jazz content is almost nil, the results are pleasing as background music.”
- ^ Swenson, J., ed (1985). The Rolling Stone Jazz Record Guide. USA: Random House/Rolling Stone. p. 147. ISBN 0-394-72643-X
- ^ “A Day In The Life”. Tower Records Japan Inc.. 2020年7月24日閲覧。