オーストラリア空軍博物館
オーストラリア空軍博物館 | |
---|---|
施設情報 | |
専門分野 | 軍事博物館 |
館長 | David Gardner |
開館 | 1952年 |
所在地 |
オーストラリア空軍ウィリアムズ基地内 ビクトリア州ポイント・クック |
位置 | 南緯37度55分50秒 東経144度44分57秒 / 南緯37.930464度 東経144.749073度座標: 南緯37度55分50秒 東経144度44分57秒 / 南緯37.930464度 東経144.749073度 |
外部リンク |
www |
プロジェクト:GLAM |
オーストラリア空軍博物館 (RAAF Museum) は、オーストラリアのビクトリア州ポイント・クックに位置するオーストラリア空軍ウィリアムズ基地内にあり、空軍博物館としては世界で2番目に古い歴史をもつ、オーストラリア空軍の公式博物館。この博物館では、オーストラリア空軍が、オーストラリア飛行軍団 (the Australian Flying Corps) として編成されてから現在に至るまで、オーストラリア空軍にとって重要であった航空機を展示している。空軍中将サー・ジョージ・ジョーンズの指示によって1952年に開設された博物館は、もともとはポイント・クックの空軍司令部の一部局とされていたが、1988年に空軍の独立した組織単位となった。現在は、オーストラリア空軍訓練航空団の監督下に置かれている。
入館
[編集]この博物館は、入館無料である。開館時間は、火曜日から金曜日が午前10時から午後3時、週末と祝日は午前10時から午後5時である。休館日は、月曜日と、クリスマスの日、聖金曜日である。
オーストラリア空軍ウィリアムズ基地(ポイント・クック)は、現役の軍事施設であり、基地のゲートにおいて、成人の入館者は写真付きの身分証明を提示し、署名して入構しなければならない。
展示されている航空機
[編集]静態展示
[編集]航空機、ヘリコプター、ミサイルなどは、数カ所に分散して展示されている。
航空機のレプリカ
[編集]トレーニング格納庫
[編集]- モーリス・ファルマン MF.11 ショートホーン
- アブロ 504K
- デ・ハビランド DH.82 タイガー・モス
- デ・ハビランド バンパイア T Mk 35
- CAC ウィンジール
- パシフィック・エアロスペース・コーポレーション CT/4A
- アエルマッキ MB-326H
テクノロジー格納庫
[編集]- スーパーマリン ウォーラス
- ロイヤル・エアクラフト・ファクトリー S.E.5
- ダグラス・ボストン
- デ・ハビランド バンパイア F.30
- UH-1B イロコイ
- ブリストル・ブラッドハウンド(地対空ミサイル)
格納庫 180
[編集]- CAC CA-12 ブーメラン
- コンソリデーテッド・カタリナ
- GAF ピカ
- GAF ジンディビック
- ホーカー デモン
- アブロ 643 カデット
- デ・ハビランド DH.84 ドラゴン
- UH-1B イロコイ
- セスナ O-1 バードドッグ
- シコルスキー R-5 ドラゴンフライ
- CAC セイバー
屋外
[編集]- ロッキード C-130A ハーキュリーズ
- ロッキード C-130E ハーキュリーズ
- ロッキード C-130H ハーキュリーズ
- ホーカー・シドレー HS 748
- ブリストル フレイター
- ロッキード P-3 オライオン
- ブリストル・ブラッドハウンド ミサイル、ランチャー
- デ・ハビランド・カナダ DHC-4 カリブー
攻撃機格納庫
[編集]展示されていない保存航空機
[編集]現在、展示されていない保存航空機には次のようなものがある[1]。
- アブロ 707A WD280[2]
- CAC ワイラウェイ
- ダグラス C-47 ダコタ A65-78
- グロスター ミーティア T.7
- グロスター ミーティア F.8
- CAC ウィンジール
- ロッキード ネプチューン
- ノース・アメリカン ハーバード
- ロッキード ヴェンチュラ
- デ・ハビランド バンパイア T.35
- ジェネラル・ダイナミクス F-111C (A8-125)
動態展示
[編集]博物館では、毎週日曜日、火曜日、木曜日に、来場者のために、実際に航空機を飛行させる双方向的な展示もおこなっている[3]。使用される航空機は、博物館が所有しているCA-18 マスタング、ノース・アメリカン ハーバード、CAC ウィンジール、CT4A トレーナー、デ・ハビランド タイガー・モス、レプリカ機ではロイヤル・エアクラフト・ファクトリー R.E.8やソッピース パップである。また、他の博物館から提供された機材が用いられて、動態展示に加わることもあり、飛行を終え着陸した後には、パイロットが観客と双方向的にやりとりをしたり、質問に答えるようになっている。
オーストラリア空軍の曲芸飛行チームであるルーレッツは、年に2回、通常の日曜日の動態展示に代わる形で演技を披露しており、その日程はソーシャルメディアを通して告知される。
脚注
[編集]- ^ Aircraft in Storage 2011年4月4日閲覧。
- ^ Avro 707A WD280 2011年4月4日閲覧。
- ^ Interactive Flying Displays
関連項目
[編集]- en:Aviation Heritage Museum (Western Australia)
- en:RAAF Wagga Heritage Centre
- en:List of aerospace museums
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- オーストラリア軍事航空100周年エアショー、参加レポート - FlyTeam