セリー・オーク・ポンプ場
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セリー・オーク・ポンプ場(セリー・オーク・ポンプじょう、英語: Selly Oak Pumping Station)は、イングランド中部バーミンガム市セリー・オークで、1878年から1920年まで稼働していたポンプ場。
歴史
[編集]セリー・オーク・ポンプ場は、1878年にバーミンガム事業団水道局(Birmingham Corporation Water department)によって建設され[1]、建物直下の井戸から、家庭用に給水される水を汲み上げるために、ボールトン・アンド・ワット社製の蒸気機関が設置されていた。
ゴシック建築風の建物の設計は、マーティン・アンド・チェンバレン(Martin & Chamberlain)によるものである。建物の外見は、フランスのゴシック建築による王族の礼拝堂のようになっている。東面のファサードには上部のブラインド・アーケード、階段状に細いブラインド・アーケードを配したタレット、高窓(clerestory)を配したアプスが配されている[2]。
ポンプ場としての施設は、1904年にエラン用水路(Elan aqueduct)が当地まで開通すると不要となったが、予備施設として1920年までそのまま残された[3]。その後、建物は変電所に転用された。
セリー・オーク・ポンプ場は1982年7月8日に指定建造物 (listed building) のグレード2に指定されている[4]。
出典・脚注
[編集]- ^ The English Mechanic and World of Science, Volume 29. 1879
- ^ “News and Information about Birmingham UK, Secular Listed Buildings in Birmingham (5/6)”. LACT Limited. 2011年2月23日閲覧。 - ただし、この記述で「The north facade」とあるのは、東面の誤り。
- ^ Butler, Joanne; Anne Baker & Pat Southworth (2005). Selly Oak and Selly Park. Images of England. Tempus Publishing. pp. 40
- ^ Historic England. "Selly Oak Electricity Sub Station to Rear of Number 659 (Grade II) (1075728)". National Heritage List for England (英語). 2020年2月20日閲覧。