モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港
モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港 Aéroport International Pierre-Elliott-Trudeau de Montréal Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport | |||||||||||||||||
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IATA: YUL - ICAO: CYUL | |||||||||||||||||
概要 | |||||||||||||||||
国・地域 | カナダ | ||||||||||||||||
所在地 | ケベック州ドーバル市 | ||||||||||||||||
母都市 | モントリオール | ||||||||||||||||
種類 | 公共 | ||||||||||||||||
標高 | 36 m (118 ft) | ||||||||||||||||
座標 | 北緯45度28分05秒 西経73度44分29秒 / 北緯45.46806度 西経73.74139度座標: 北緯45度28分05秒 西経73度44分29秒 / 北緯45.46806度 西経73.74139度 | ||||||||||||||||
公式サイト | 公式サイト | ||||||||||||||||
地図 | |||||||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||||||
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空港の一覧 |
モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(モントリオール・ピエール・エリオット・トルドーこくさいくうこう、仏: Aéroport International Pierre-Elliott-Trudeau de Montréal、英: Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport)は、カナダ・ケベック州のモントリオールにある国際空港。市街地中心から西南西20kmに位置する。エア・カナダの本拠地。
概要
[編集]当空港は「モントリオール・ドルバル国際空港」(Montréal – Dorval International Airport)として1941年9月にモントリオール島内に開港した。元は競馬場の敷地だった。
1975年にモントリオール・ミラベル国際空港がカナダ連邦政府のプロジェクトで開港し国際線を集約させた。これに伴い当空港はカナダ国内線およびアメリカ合衆国向け専用空港となった。
その後、連邦政府は方針を変更し、市街地に近い当空港へ国内および国際線の旅客業務を集約させることとした[1]。2004年1月、これに合わせて当空港を地元出身のカナダ元首相のピエール・エリオット・トルドー(Pierre Elliott Trudeau)の名にちなみ「ピエール・エリオット・トルドー国際空港」と改名した。2000年以降は空港の集約化に合わせターミナルの増築や改築が行われ、現在でも整備が進められている。
2018年6月2日よりエアカナダが日本(成田国際空港)への直行便を就航[2]。
2019年の旅客数は2030万人でカナダの空港ではトロント国際空港、バンクーバー国際空港に続いて3位だった[3]。
就航路線
[編集]地域別就航先一覧
[編集]- 北アメリカ
- トロント、バンクーバー、オタワ、カルガリー、ケベック・シティー、ウィニペグ、エドモントン、ハリファックス、セントジョン、セントジョンズ、モンクトン、シャーロットタウン、フレデリクトン、バサースト、ベ・コモ、モン・ジョリ、イカルイト、マドレーヌ諸島、モントランブラン、ヴァゴヴィル、ルーワン・ノランダ、ヴァルドール、シブガモー、クージュアラピク、ラ・グランド、セティル、クージュアク
- サンピエール島
- シカゴ、ニューヨーク、マイアミ、オーランド、フォートローダーデール、フォートマイヤーズ、ラスベガス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、タンパ、ボストン、ハートフォード、ワシントンD.C.、ヒューストン、ダラス、クリーブランド、アトランタ、ミネアポリス、デトロイト、フィラデルフィア、シャーロット、フェニックス
- 中南米
- メキシコシティ、カンクン、アカプルコ、コスメル、プエルト・バジャルタ、イスタパ/シウアタネッホ、ワタルコ、サン ホセ デル カボ
- パナマシティ
- サンサルバドル
- サンホセ
- マナグア
- カルタヘナ、サンアンドレス島
- ロアタン、ラ・セイバ
- リマ(2017年12月~)
- カリブ海
- カヨ・ココ、カヨ・ラルゴ、サンタ・クララ、ハバナ、サンティアーゴ・デ・クーバ、シエンフエーゴス、カマグエイ、バラデロ、オルギン
マンサニヨ - フォール=ド=フランス、ポワンタピートル
- ナッソー、サン・サルバドル島、グランド・バハマ島
- サントドミンゴ、プエルト・プラタ、プンタ・カナ、ラ・ロマーナ、サマナ
- ポルトープランス
- プロビデンシアレス島
- モンテゴベイ
- バルバドス
- セントルシア
- アンティグア・バーブーダ
- シント・マールテン、アルバ、キュラソー島
- ヨーロッパ
- フランクフルト、ミュンヘン
- チューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼル
- パリ、リヨン、ナント、ニース、マルセイユ、ボルドー、トゥールーズ
- ローマ、ヴェネツィア
- マドリード、バルセロナ、マラガ
- リスボン、ポルト、ポンタ・デルガダ
- ウィーン
- アムステルダム
- アテネ
- ブリュッセル
- ダブリン
- ロンドン
- ブダペスト
- プラハ
- レイキャビク
- アフリカ
- 中近東
- アジア
アクセス
[編集]路線バス
[編集]モントリオール交通局 (Société de transport de Montréal, STM) によりいくつかのバス路線が運行されている。
- 747系統は空港から高速道路を通り市中心部と結び24時間運行している。終点はBerri通りバスターミナルで、ルネ・レヴェック通り沿いに8つの停留所がある。地下鉄へはLionel-Groulx駅、Berri-UQAM駅で乗り換えることができる。モントリオール中央駅近くにも止まる。午前8:30から午後8:00までは10–12分間隔、午前5:30から午前8:30と午後8:00から午前1:00は30分間隔、午前2:00から午前5:00は1時間間隔である[4]。他の路線バスとは料金体系が異なり[5]、硬貨で$10払うと終点まで乗車できる。もしくは事前に購入したSTMの一日(24時間)乗車券($10)、3日、1週間、1ヶ月乗車券、週末券も有効である[6]。高速道路の渋滞により一時間近く時間がかかる事もあるため注意が必要である。
- 209系統Des Sources。これもDorval駅に停車する。
- 356系統Lachine /Montreal-Trudeau /Des Sources。西行きはDorval駅、東行きはMontreal市内、Atwater駅、Frontenac駅に停車する。深夜バスである。
- 378系統Sauvé /Côte-Vertu /Montreal-Trudeau。東行きはCôte-Vertu駅、Montpellier駅、Sauvé駅に停車する。深夜バスである。
鉄道
[編集]- ドルヴァル駅(通勤列車)・・・路線バス204系統CardinalでAMT(通勤列車)の発着するDorval駅に行くことができる。そこから、中心部のルシアン・ラリエール駅まで行くことが可能だが運行は朝晩が中心で、日中は1~3時間に1本程度、土日、休日は1日数本程度と本数は少ない。
- ドルヴァル駅(VIA鉄道)・・・AMTの駅に隣接したVIA鉄道の駅で、モントリオール中央駅の他にオタワ、トロントへ行くことも可能である。VIA鉄道利用者は無料のシャトルバスで行くことができる。
- REM・・・空港から中心部のCentral Station、メトロMcGill駅をつなぐ鉄道が建設中(2027年完成予定の空港連絡鉄道[7])。
脚注
[編集]- ^ これに伴い2004年10月よりモントリオール・ミラベル国際空港は貨物用及びチャーター機のみの利用となった。
- ^ エア・カナダ、18年6月から成田/モントリオール線、ツアーに期待 トラベルビジョン 2017年8月24日
- ^ “2019 Passenger Traffic and Aircraft Movements”. Aeroports de Montreal. January 4, 2022閲覧。
- ^ “Press releases”. Stm.info (2010年6月10日). 2011年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月19日閲覧。
- ^ 通常の路線では通常乗車券(2時間券)3ドル50セントで乗車でき、車内でも購入できる。
- ^ これらの乗車券は薬局や地下鉄の駅で購入できるが、バス車内では購入できない。
- ^ CDPQ (April 22, 2016). “Réseau Électrique Métropolitain”. CDPQ. April 2016閲覧。
外部リンク
[編集]- モントリオール空港 (英語、仏語)