ロザムンド・パイク
ロザムンド・パイク Rosamund Pike | |||||||||||||
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2011年 | |||||||||||||
本名 | Rosamund Mary Elizabeth Pike | ||||||||||||
生年月日 | 1979年1月27日(45歳) | ||||||||||||
出生地 | イングランド ロンドン | ||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||
身長 | 175cm | ||||||||||||
活動期間 | 1998年 - | ||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||
『007/ダイ・アナザー・デイ』 『DOOM』 『タイタンの逆襲』 『アウトロー』 『ゴーン・ガール』 『プライベート・ウォー』 『パーフェクト・ケア』 | |||||||||||||
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ロザムンド・パイク(Rosamund Pike, 1979年1月27日 - )は、イギリスの女優。
来歴
[編集]ロンドン生まれ。両親はオペラ歌手[1]。オックスフォード大学で英文学を学び[2]、優秀な成績で卒業した。両親の仕事の都合で7歳までヨーロッパ各地で育ったためフランス語とドイツ語を流暢に話し[2]、ピアノとチェロもたしなむという。
大学在学中にアーサー・ミラーやシェイクスピアなどの舞台やテレビで活動、学生時代に来日しており、大阪府吹田市にあるメイシアターで芝居の公演を行った。
2002年、ピアース・ブロスナン主演の『007/ダイ・アナザー・デイ』に、ハル・ベリーと共にボンドガールに選ばれ出演した。
2003年に出演したウエスト・エンドでの舞台『Hitchcock Blonde』では、『ブルー・ルーム』のニコール・キッドマンのように裸で登場して話題になった[3]。
2005年、ドウェイン・ジョンソン主演の『DOOM』に、カール・アーバンらと共に出演した。
2009年、ロンドンで上演された三島由紀夫の戯曲『サド侯爵夫人』で主演を務めた[4]。
2012年、トム・クルーズ主演の『アウトロー』に、弁護士役で出演して人気俳優の座を不動のものにした。
2014年、イギリスのウーメン・イン・TV&フィルム・アワードで最優秀演技賞を受賞した[5]。また、同年に公開された『ゴーン・ガール』で夫を追い詰めていく妻を演じ、非常に高い評価を受け[6]、数々の批評家協会賞を受賞。この演技によって、パイクはゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞[7][8]、アカデミー主演女優賞にノミネートされている。
2021年公開の『パーフェクト・ケア』では、ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。
私生活
[編集]2007年には『プライドと偏見』の監督であるジョー・ライトと婚約した[9]が、2008年5月に行う予定だった結婚式を土壇場でキャンセルした[10]。
2012年に男児を出産し[11][12]、2014年に第2子の男児を出産[13]。父親は2009年より交際している16歳年上のビジネスマン、ロビー・ウニアックである[14]。2015年にゴーン・ガールの宣伝のため中国を訪れた際には、英語名の中国語訳ではなく、ウニアックがつけた中国名「裴淳華」 (ピン音:Péichúnhuá)を使用した[15]。
主な出演作品
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹替 |
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2002 | 007 ダイ・アナザー・デイ Die Another Day |
ミランダ・フロスト | 野々村のん(ソフト版) 石塚理恵(テレビ朝日版) | |
2002 | 刑事フォイル Foyle's War |
テレビシリーズ 第一話『ドイツ人の女』 | ||
2004 | リバティーン The Libertine |
エリザベス・マレット | きっかわ佳代 | |
2005 | プライドと偏見 Pride & Prejudice |
ジェーン・ベネット | 水町レイコ | |
DOOM Doom |
サマンサ・グリム | 佐々木優子 | ||
2007 | フラクチャー Fructure |
ニッキー・ガードナー | ||
2009 | 17歳の肖像 An Education |
ヘレン | 松谷彼哉 | |
大暴落 サブプライムに潜む罠 Freefall |
アンナ | テレビ映画 | ||
サロゲート Surrogates |
マギー・グリアー | 田中敦子 | ||
2010 | バーニーズ・バージョン ローマと共に Barney's Version |
ミリアム・グラント | ||
2011 | ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 Johnny English Reborn |
ケイト・サマー | 山像かおり | |
ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して The Big Year |
ジェシカ | 葛城七穂 | ||
2012 | タイタンの逆襲 Wrath of the Titans |
アンドロメダ女王 | 林真里花 | |
アウトロー Jack Reacher |
ヘレン・ロディン | |||
2013 | 悪魔の秘め事 The Devil You Know |
ゾーイ | ||
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! The World's End |
サム | 林真里花 | ||
2014 | 幸せになるための5秒間 A Long Way Down |
ペニー | (吹き替え版なし) | |
しあわせはどこにある Hector and the Search for Happiness |
クララ | 加藤有生子 | ||
海賊じいちゃんの贈りもの What We Did on Our Holiday |
アビー・マクラウド | (吹き替え版なし) | ||
ゴーン・ガール Gone Girl |
エイミー・エリオット・ダン | アカデミー主演女優賞ノミネート 英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート 全米映画俳優組合賞主演女優賞ノミネート 放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート ロンドン映画批評家協会賞英国女優賞受賞 カンザスシティ映画批評家協会賞主演女優賞受賞 オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞 デトロイト映画批評家協会賞主演女優賞受賞 セントルイス映画批評家協会賞主演女優賞受賞 フェニックス映画批評家協会賞主演女優賞受賞 オースティン映画批評家協会賞主演女優賞受賞 ユタ映画批評家協会賞主演女優賞受賞 フロリダ映画批評家協会賞主演女優賞受賞 オクラホマ映画批評家協会賞主演女優賞受賞 ネバダ映画批評家協会賞主演女優賞受賞 ノーステキサス映画批評家協会賞主演女優賞受賞 デンバー映画批評家協会賞主演女優賞受賞 |
加藤有生子 | |
2015 | リベンジ・トラップ/美しすぎる罠 Return to Sender |
ミランダ | 園崎未恵 | |
2015-2020 | サンダーバード ARE GO Thunderbirds Are Go |
ペネロープ・クレイトン=ワード | テレビアニメ(声の出演) | 清水理沙 |
2017 | ナチス第三の男 The Man with the Iron Heart |
リナ・ハイドリヒ | 魏涼子 | |
荒野の誓い Hostiles |
ロザリー・クウェイド | 林真里花 | ||
2018 | ベイルート Beirut |
サンディ・クラウダー | 加藤有生子 | |
プライベート・ウォー A Private War |
メリー・コルヴィン | 五十嵐麗 | ||
エンテベ空港の7日間 7 Days in Entebbe |
ブリギッテ・キュールマン | (吹き替え版なし) | ||
2019 | THE INFORMER/三秒間の死角 The Informer |
ウィルコックス | 加藤有生子 | |
キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 Radioactive |
マリー・キュリー | (吹き替え版なし) | ||
2020 | きかんしゃトーマス じょおうへいかのきかんしゃ Thomas and the Royal Engine |
ダッチェス | テレビアニメ(声の出演) | 中井美琴 |
2021 | パーフェクト・ケア I Care a Lot |
マーラ・グレイソン | 第78回ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞 | 朴璐美 |
2021- | ホイール・オブ・タイム The Wheel of Time |
モイレイン | Amazonオリジナルドラマシリーズ | 本田貴子 |
2023 | Saltburn Saltburn |
エルズペス・カットン | 藤本喜久子 | |
2025 | Now You See Me 3 |
参考文献
[編集]- ^ Cavendish, Lucy (18 March 2009). “Rosamund Pike interview”. The Daily Telegraph (London) 2010年5月22日閲覧。
- ^ a b Judith Woods (24 September 2010). “Rosamund Pike: From reluctant English rose to Britain's new screen queen”. Daily Mail. 2010年11月25日閲覧。
- ^ “Pike: undressed to kill” (英語). Mail Online. (2003年4月7日) 2009年7月17日閲覧。
- ^ Cavendish, Lucy (2009年3月18日). “Rosamund Pike interview” (英語). Telegragh.co.uk 2009年7月10日閲覧。
- ^ “『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク 英ウーメン・イン・TV&フィルム・アワードで受賞”. シネマトゥデイ. (2014年12月16日) 2014年12月17日閲覧。
- ^ “Gone Girl (2014)”. 2015年1月2日閲覧。
- ^ “Golden Globe Awards: Boyhood, The Imitation Game and Birdman lead nominations”. 2015年1月4日閲覧。
- ^ “The 21st Annual Screen Actors Guild Awards”. 2015年1月8日閲覧。
- ^ BAMIGBOYE, Baz (August 31, 2007) Rosamund Pike gets a ring from Mr Wright, Daily Mail
- ^ Nicholl, Katie (2008年6月1日). “007 girl Rosamund Pike cancels her wedding” (英語). Mail Online 2009年7月10日閲覧。
- ^ “『タイタンの逆襲』のロザムンド・パイク、男児を出産”. シネマトゥデイ. (2012年5月13日) 2013年7月12日閲覧。
- ^ Nicholl, Kate (6 May 2012). “Baby joy for Bond girl Rosamund Pike as she gives birth to son Solo”. Daily Mail 2012年5月14日閲覧。
- ^ “「ゴーン・ガール」ロザムンド・パイクが第2子男児を出産”. 映画.com. (2014年12月8日) 2014年12月10日閲覧。
- ^ Nicholl, Kate (6 May 2012). “Baby joy for Bond girl Rosamund Pike as she gives birth to son Solo”. Daily Mail 2012年5月14日閲覧。
- ^ 裴淳华是什么鬼?《消失爱人》女主给自己取了个中文名