五十嵐清
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五十嵐 清(いがらし きよし、1925年(大正14年)5月12日 -2015年(平成25年)9月12日 )は、日本の法学者。専門は、比較法学・民法総則・不法行為法。学位は、法学博士(東京大学・論文博士・1961年)。北海道大学名誉教授。新潟県新潟市出身。比較法学の第一人者。[要出典]
略歴
[編集]- 1944年(昭和19年)9月 - 新潟高等学校文科乙類
- 1948年(昭和23年)3月 - 東京大学法学部法律学科卒業
- 1950年(昭和25年)3月 - 東京大学大学院特別研究生前期修了
- 1950年(昭和25年)4月 - 北海道大学法経学部助教授。東京大学法学部にて内地研究員。
- 1953年(昭和28年)8月1日 - 北海道大学法学部助教授
- 1959年(昭和34年)4月1日 - 北海道大学法学部教授(比較法講座担当)
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 北海道大学評議員
- 1961年(昭和36年)10月26日 - 東京大学より法学博士の学位を受く(学位論文「事情変更の原則に関する比較法的研究」)→「Category:法学博士取得者」を参照
- 1966年(昭和41年)1月 - 北海道大学法学部長・同大学院法学研究科長。北海道大学評議員
- 1984年(昭和59年)4月 - 西ドイツ・ゲッティンゲン大学客員講師
- 1989年(平成元年)3月31日 - 北海道大学停年退官
- 1989年(平成元年)4月 - 北海道大学名誉教授
- 1989年(平成元年)4月 - 札幌大学法学部教授
- 1996年(平成8年)3月 - 札幌大学退職
- 2005年(平成17年)4月 - 北海学園大学大学院法務研究科教授(比較法・民法担当)
- 2008年(平成20年)3月 - 北海学園大学退職
- 2015年(平成27年)9月 - 逝去。叙正四位。[1]
研究領域
[編集]専門は、比較法学・民法総則・不法行為法。個人研究としてヨーロッパ近代法史・国際私法・法社会学も研究対象としている。また、各大学または法科大学院では、民法を担当し民法に関する学術書も出しているが、基幹の研究は、あくまで比較法である。
受賞歴・栄典
[編集]主著
[編集]- 『比較法入門』(日本評論社、1968年)
- 『比較民法学の諸問題』(一粒社、1976年)
- 『概観ドイツ法』(共編、東京大学出版会、1971年)
- 『民法と比較法』(一粒社、1984年)
- 『民法Ⅰ(総則)』(編著)(日本評論社、1986年)
- 『私法入門(改訂2版)』(有斐閣、1991年/初版・2006年)
- 『新版 注釈民法13巻』(共編著)(有斐閣、1996年)
- 『現代比較法学の諸相』(信山社出版、2002年)
- 『法学入門(第3版)』(悠々社、2002年/新版・2007年)
- 『比較法ハンドブック』(勁草書房、2010年)
など多数
恩師
[編集]門下生
[編集]民法総則・比較法分野
- 浅見公子 - 成城大学名誉教授
- 阿曽正浩 - 北見工業大学工学部教授
- 伊藤知義 - 中央大学大学院法務研究科教授
- 篠田優 - 北星学園大学経済学部経済法学科教授
- 矢吹徹雄 - 北海学園大学大学院法務研究科教授
債権法・契約法分野
不法行為法・医事法・法哲学・法社会学分野
脚注
[編集]- ^ 平成27年10月21日官報
- ^ “平成15年秋の叙勲 瑞宝重光章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2003年11月3日). 2003年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月27日閲覧。