春日原駅
春日原駅 | |
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西口(仮駅舎) (2018年12月) | |
かすがばる Kasugabaru | |
◄T08 桜並木 (1.0 km) (1.3 km) 白木原 T10► | |
所在地 | 福岡県春日市春日原東町一丁目 |
駅番号 | T 09 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 9.5 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西鉄 1]20,922人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)4月12日 |
春日原駅(かすがばるえき)は、福岡県春日市春日原東町一丁目にある、西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅である。駅番号はT09。
歴史
[編集]- 1924年(大正13年)4月12日:開業。
- 1970年(昭和45年)5月2日:九州では初となる橋上駅に改築。
- 1983年(昭和58年)3月26日:急行停車駅となる(朝ラッシュ時上りに運転される8両編成の急行を除く)。
- 2001年(平成13年)1月20日:当駅を通過する8両編成の急行が快速急行に種別変更されたため、全ての急行が停車する駅となる。
- 2003年(平成15年)3月1日:バリアフリー化。
- 2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
- 2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[2]。
- 2018年(平成30年)2月24日:仮駅舎に切り替え供用開始[3]。
- 2022年(令和4年)8月28日:高架化[4]。
- 2024年(令和6年)
2003年(平成15年)から福岡県・福岡市が主体となり、当駅を含む雑餉隈駅 - 下大利駅間を対象とする連続立体交差事業が進められており、当初は2021年(令和3年)3月末の高架化と、2022年(令和4年)3月末までの当該区間各駅の工事完了を予定して工事を進めていたが[7]、2019年(令和元年)6月に当駅旧駅舎の基礎撤去作業を開始したところ、想定外のコンクリートと杭があるのが確認され[8]、西鉄側は同年10月末に工期の変更が必要であるという理由で事業計画の変更を申し入れ、高架化の時期が2022年(令和4年)8月末に延期されていた。また、これに伴い、各駅の工事完了時期も遅れることとなり、当駅の工事は2024年(令和6年)11月末の完了を予定している[7]。
駅構造
[編集]島式ホーム2面4線の高架駅である。朝夕には普通と特急および普通と急行の緩急接続が行われる。ホーム有効長は8両分ある。
1970年供用開始の九州初の橋上駅舎が長年にわたり使用されていたが、高架化工事の進展に伴い、2018年2月24日より仮駅舎に移行した。仮駅舎は東口側と西口側のそれぞれに改札口と事務室を設置する地上駅で、改札内は跨線橋で連絡していた。なお、2022年8月28日に高架ホームでの営業を開始した後も駅舎部の工事を継続するため、当面は地上駅時代の仮駅舎を使用し、引き続き新駅舎の建設を進めているが、高架駅舎の内装工事が完了したため、2024年7月27日始発より新駅舎の2階へ改札が移動する[6]。
また、新駅舎の店舗施設群の名称は2024年7月に「レイリア春日原」と決定した[6]。大橋駅(レイリア大橋)、久留米駅(レイリア久留米(2024年10月にエマックス・クルメから名称変更))に次ぐもので、2026年1月開業予定。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ●天神大牟田線 | 下り | 二日市・太宰府・久留米・大牟田方面 | 待避線 |
2 | 本線 | |||
3 | 上り | 大橋・薬院・福岡(天神)方面 | ||
4 | 待避線 |
大牟田方面に渡り線があり、当駅折り返し列車の設定が可能である。電車の方向幕には「急行 春日原」、「普通 春日原」の設定があり2001年1月20日ダイヤ改正以前は平日の朝に、さらに1997年9月27日ダイヤ改正以前の休日の昼間には当駅折り返しの普通があったが、2001年1月20日ダイヤ改正以降は当駅折り返し列車はない。
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ホーム
(2022年12月) -
東口(仮駅舎)
(2018年12月) -
旧駅舎の西口
(2016年5月) -
旧駅舎の東口
(2010年1月)
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は20,922人[西鉄 1]。西鉄の駅としては第6位であるが、2017年8月26日に大橋駅が特急停車駅に昇格した事で、当時の特急の停車しない駅では井尻駅に次いで利用者が多い駅となっているが、2024年(令和6年)3月16日より当駅は特急停車駅となった[5]。(なお井尻駅は当駅と異なり急行も通過する)[注釈 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおり[9]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員[10] |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)22,997 | |
1996年(平成 | 8年)11,701 | 23,064 |
1997年(平成 | 9年)11,636 | 22,924 |
1998年(平成10年) | 11,282 | 22,183 |
1999年(平成11年) | 10,931 | 21,491 |
2000年(平成12年) | 10,616 | 20,915 |
2001年(平成13年) | 10,422 | 20,548 |
2002年(平成14年) | 10,215 | 20,109 |
2003年(平成15年) | 10,292 | 20,325 |
2004年(平成16年) | 9,970 | 19,727 |
2005年(平成17年) | 9,850 | 19,620 |
2006年(平成18年) | 9,877 | 19,796 |
2007年(平成19年) | 9,904 | 19,800 |
2008年(平成20年) | 9,926 | 20,017 |
2009年(平成21年) | 9,814 | 19,820 |
2010年(平成22年) | 9,935 | 20,096 |
2011年(平成23年) | 9,895 | 20,012 |
2012年(平成24年) | 10,022 | 20,255 |
2013年(平成25年) | 10,290 | 20,801 |
2014年(平成26年) | 10,038 | 20,276 |
2015年(平成27年) | 10,440 | 21,063 |
2016年(平成28年) | 10,477 | 21,148 |
2017年(平成29年) | 10,759 | 21,703 |
2018年(平成30年) | 10,923 | 22,063 |
2019年(令和元年) | 11,071 | [西鉄 2]22,379 |
2020年(令和 | 2年)[西鉄 3]17,798 | |
2021年(令和 | 3年)[西鉄 4]18,810 | |
2022年(令和 | 4年)[西鉄 5]20,274 | |
2023年(令和 | 5年)[西鉄 1]20,922 |
駅周辺
[編集]駅は春日市にあるが、駅から東側に200mほど歩けば大野城市に入る。
- 春日原変電所 -当駅からあまり離れていない大牟田側手前の上り線の線路沿いに存在。なお、下り線側の線路沿いには開業当時の九州鉄道時代から存在すると思われる鉄筋コンクリートの古い変電所建屋が現存する。
- 春日駅 - 九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線 南西に500mほど。
- イオン大野城ショッピングセンター(イオン大野城店。旧大野城サティ) 東側400mほど。
- サニー春日原店 北西210mほど。
- 大野城市役所 南東500mほど。
- 大野城まどかぴあ 南東600mほど。
- ロイヤルチェスター福岡 - 洋風の結婚式場 北東500mほど。
- 筒井の井戸 - 大野城市域内にある古井戸の遺構。県指定有形民俗文化財。北東600mほど。参照『筒井の井戸』。
- 恵比須神社 - 大野城市内にある、事代主神と火産霊神を祀る神社。参照『雑餉隈恵比須神社』。北東500mほど。
バス路線
[編集](路線は2021年3月13日現在)
- 西鉄バス二日市(JR春日駅、光町、春日神社、紅葉ヶ丘、大土居、若草、月の浦、天神山、博多南駅方面)
- 転回場が無いため、降車後系統を変更しての発車となる
- 春日市コミュニティバス「やよい」(春日市内、乗継により市内各地へ行く事ができる)
隣の駅
[編集]- 西日本鉄道
- ■天神大牟田線
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事
出典
[編集]- ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、17頁。
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ 「平成30年2月24日(土曜日)より西鉄春日原駅が仮駅舎に切り替わります」 福岡県ホームページ 2017年12月13日更新
- ^ 西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 高架切替日が2022年8月28日(日)に決定! 高架化区間の19箇所の踏切がなくなります (PDF) - 西日本鉄道、2022年7月5日閲覧。
- ^ a b 西日本鉄道『西鉄天神大牟田線 14 年ぶりの新駅誕生! 桜並木駅 3月16日(土)供用開始 ~同日、春のダイヤ改正を実施します~』(PDF)(プレスリリース)2024年1月19日 。2024年1月19日閲覧。
- ^ a b c 西日本鉄道『駅直結型商業施設「レイリア春日原」2026年1月オープン!―すべての方に居心地のよい、街のオアシスを目指します-』(PDF)(プレスリリース)2024年7月23日 。2024年7月25日閲覧。
- ^ a b 西鉄天神大牟田線(春日原 - 下大利)連続立体交差事業計画検証委員会について (PDF) - 福岡県那珂県土整備事務所、2022年8月28日閲覧。
- ^ 令和元年12月定例会の代表質問まとめ。 - 公明党福岡県議団、2021年5月11日閲覧。該当箇所:西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 (PDF) の2ページ目。
- ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
- ^ 各駅乗降人員数の推移 - 春日市
- ^ “西鉄天神大牟田線 創業期の変電所建築を見る”. ワシの戯言 (2011年12月6日). 2013年5月31日閲覧。
- ^ なお、同じ天神大牟田線の味坂駅付近に味坂変電所があるが、こちらも2000年代初頭まで同様の建屋が存在した。九州鉄道時代は第二変電所と呼ばれていた。
- 西日本鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月12日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 春日原駅 - 西鉄電車各駅情報サイト