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武蔵小山駅

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

武蔵小山駅
東口(2016年8月11日)
むさしこやま
Musashi-koyama
MG02 不動前 (0.9 km)
(0.7 km) 西小山 MG04
地図
所在地 東京都品川区小山三丁目4-8[1]
北緯35度37分13.8秒 東経139度42分15.9秒 / 北緯35.620500度 東経139.704417度 / 35.620500; 139.704417座標: 北緯35度37分13.8秒 東経139度42分15.9秒 / 北緯35.620500度 東経139.704417度 / 35.620500; 139.704417
駅番号 MG03[1]
所属事業者 東急電鉄
所属路線 目黒線[1]
キロ程 1.9 km(目黒起点)
駅構造 地下駅[2]
ホーム 2面4線[2]
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]51,900人/日
-2023年-
開業年月日 1923年大正12年)3月11日
テンプレートを表示
西口(2016年8月11日)
西口(2016年8月11日)
ホーム(2007年7月21日)
ホーム(2007年7月21日)
武蔵小山商店街「パルム」の駅側入口(2009年2月)
武蔵小山商店街「パルム」の駅側入口(2009年2月)

武蔵小山駅(むさしこやまえき)は、東京都品川区小山三丁目にある、東急電鉄目黒線である[1]駅番号MG03

歴史

駅名の由来

地名が由来。近隣の小山八幡神社にちなんで「小山」になった説[3]と、この近辺が小高い山であることに由来する「小山」が語源とする説がある。

開業当時は「小山駅」だったが、同名駅がすでに東北本線に設置されていた(ただし読みは「おやま」)ため、旧国名「武蔵」を冠して「武蔵小山駅」となった[3]

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地下駅[2]。目黒側に片渡り線が存在する。

目黒線では2006年9月25日から急行運転を開始した。この時点では下りで終日、上りで朝夕ラッシュ時、それぞれの時間帯において当駅で緩急接続を実施していた。日中の上り列車については当駅での緩急接続はなく、目黒駅において急行の前を走る各駅停車目黒行に急行が追い付く形で接続を取っていた。

2008年6月22日に目黒線が日吉まで延伸された際、急行の増発とともに日中の目黒折り返し各駅停車の設定は消滅したため、上下線とも終日緩急接続が実施されるようになった。その後、2023年3月18日の東急新横浜線開業に伴うダイヤ改正で、平日朝ラッシュ時の上りについては奥沢駅での追い抜きが中心となったため、当駅での緩急接続は減少した(下りは引き続き終日実施)。

地上駅時代は1面2線の島式ホーム構造であり、目黒駅寄りに片渡り線が設置されていた[13]。駅本屋は地下式構造であったが[13]、地下化工事に伴い支障することから仮設の橋上駅舎に変更された[14]

ホームドア西小山駅と同様に地上駅時代から設置されている[注 2][10]

急行運転終了後に当駅まで回送される列車が存在し、夜間留置が行われる他、土曜・休日ダイヤでは深夜の目黒始発列車の一時留置も行われている。なお保線の都合上、夜間留置される番線は一定していない[15]

2010年9月17日に駅ビルが開業した[12]

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2 MG 目黒線 下り 大岡山日吉新横浜二俣川方面[16]
3・4 上り 目黒赤羽岩淵浦和美園西高島平方面[17]

※主本線は2番線と3番線であり、1番線と4番線が待避線である。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員51,900人である[東急 1]。目黒駅、日吉駅に次ぎ目黒線中第3位。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[18]
年度 1日平均
乗降人員[19]
1日平均
乗車人員[20]
出典
1990年(平成02年) 21,888 [* 1]
1991年(平成03年) 21,989 [* 2]
1992年(平成04年) 21,644 [* 3]
1993年(平成05年) 21,381 [* 4]
1994年(平成06年) 20,784 [* 5]
1995年(平成07年) 20,454 [* 6]
1996年(平成08年) 20,079 [* 7]
1997年(平成09年) 19,830 [* 8]
1998年(平成10年) 19,244 [* 9]
1999年(平成11年) 18,448 [* 10]
2000年(平成12年) 18,860 [* 11]
2001年(平成13年) 19,570 [* 12]
2002年(平成14年) 19,573 [* 13]
2003年(平成15年) 38,330 19,806 [* 14]
2004年(平成16年) 39,376 20,132 [* 15]
2005年(平成17年) 39,774 20,318 [* 16]
2006年(平成18年) 40,826 20,811 [* 17]
2007年(平成19年) 44,276 22,484 [* 18]
2008年(平成20年) 45,637 23,011 [* 19]
2009年(平成21年) 45,687 22,973 [* 20]
2010年(平成22年) 46,733 23,433 [* 21]
2011年(平成23年) 47,425 23,749 [* 22]
2012年(平成24年) 48,848 24,436 [* 23]
2013年(平成25年) 50,999 25,466 [* 24]
2014年(平成26年) 51,337 25,564 [* 25]
2015年(平成27年) 52,142 25,970 [* 26]
2016年(平成28年) 52,369 26,077 [* 27]
2017年(平成29年) 53,186 26,477 [* 28]
2018年(平成30年) 53,952 26,863 [* 29]
2019年(令和元年) 53,193 26,456 [* 30]
2020年(令和02年) 39,864
2021年(令和03年) 43,946
2022年(令和04年) 48,334
2023年(令和05年) [東急 1]51,900

駅周辺

当駅の地下化と合わせて、品川区により都市計画道路都道420号線(補助26号線)を整備し、駅前広場を拡張させるとともに、路線バスタクシー乗り場も新設された[21]。駅周辺も再開発の計画が進められている[22][23]

バス路線

駅前広場拡張に伴い武蔵小山駅停留所が新設された[25] 。なお、2009年10月31日までは、補助26号線通り上の武蔵小山停留所が最寄り停留所であった(武蔵小山駅停留所新設後も残存)。羽田空港行きバス路線は東急トランセ京浜急行バス、それ以外のバス路線は東急バスが運行している。

武蔵小山駅
乗り場 運行事業者 系統・行先 備考
1 東急バス 井50高輪ゲートウェイ駅
井51東急大井町駅
東急トランセ
京浜急行バス
羽田空港
2 東急バス 反11世田谷区民会館 / 弦巻営業所
反12東京医療センター
反11反12五反田駅

隣の駅

東急電鉄
MG 目黒線
急行
目黒駅 (MG01) - 武蔵小山駅 (MG03) - 大岡山駅 (MG06)
各駅停車
不動前駅 (MG02) - 武蔵小山駅 (MG03) - 西小山駅 (MG04)

脚注

注釈

  1. ^ 当初の地下駅建設計画は相対式ホーム2面2線と中央の2線を通過線とする計画であった。この計画では急行が通過することになるため、「急行を停車させよう」という運動が起きた。そして、商店街を中心とした地元住民が資金を提供し、島式ホーム2面4線へと計画変更した。
  2. ^ 目蒲線から目黒線への改称時は未設置であった。

出典

  1. ^ a b c d 武蔵小山駅|各駅情報”. 東急電鉄. 2015年1月23日閲覧。
  2. ^ a b c 武蔵小山駅|駅構内図”. 東急電鉄. 2015年1月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 東急の駅、p.87。
  4. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1924年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ 「七駅の改札口自動化」『交通新聞』交通協力会、1974年5月29日、1面。
  6. ^ 東急線の取り組み - 目黒線(目黒駅付近~洗足駅付近間)の立体交差事業(インターネットアーカイブ・2007年時点の版)。
  7. ^ 鉄道友の会『RAILFAN』No.548「1997年度東急総決算」(東急支部等東急部会)p.22。
  8. ^ 目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年3月28日。オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191029104951/https://www.tokyu.co.jp/file/000328.pdf2020年5月1日閲覧 
  9. ^ 8月6日(日)から運行開始の目黒線と東急多摩川線のダイヤを決定 併せて東横線、池上線のダイヤも改正』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年7月14日。オリジナルの2015年4月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150414174636/http://www.tokyu.co.jp/file/000714.pdf2020年5月1日閲覧 
  10. ^ a b 鉄道友の会東京支部東急部会「2001年度 東急総決算」『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、7頁。 
  11. ^ a b 目蒲線(現:目黒線)目黒駅付近〜洗足駅付近間立体交差事業7月2日(日)、目黒線不動前駅〜洗足駅間の約2.4kmを地下化し、16カ所の踏切を解消します 9月下旬(予定)に目黒線で急行運転を開始』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2006年4月24日。オリジナルの2019年12月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191205055829/https://www.tokyu.co.jp/file/060424.pdf2020年5月1日閲覧 
  12. ^ a b c 9月17日 季節の変化豊かな屋上庭園を併設した武蔵小山駅直結の新しい駅ビルがオープンします』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2010年7月26日。オリジナルの2015年4月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150415230130/http://www.tokyu.co.jp/file/100726.pdf2020年5月20日閲覧 
  13. ^ a b 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1994年12月臨時増刊号特集「東京急行電鉄」p.136。
  14. ^ 武蔵小山駅(東京急行電鉄ホームページ・インターネットアーカイブ・2001年4月時点)。
  15. ^ 東急電鉄まるまる一冊(JTBパブリッシング)[要ページ番号]、東急電鉄まるごと探検(JTBパブリッシング)[要ページ番号]
  16. ^ 目黒線標準時刻表 武蔵小山駅 日吉・新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  17. ^ 目黒線標準時刻表 武蔵小山駅 目黒方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  18. ^ 品川区の統計
  19. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  20. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  21. ^ 武蔵小山駅駅前広場および都市計画道路補助第320号線整備事業 | 品川区
  22. ^ 身近な都市再生を推進する街並み再生地区の第1号を指定しました[リンク切れ] 東京都
  23. ^ 武蔵小山駅東地区 | 品川区
  24. ^ a b 武蔵小山駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月23日閲覧。
  25. ^ 東急バス時刻表(武蔵小山駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月23日閲覧。
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
東京都統計年鑑

参考文献

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

外部リンク

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