コンテンツにスキップ

青木成文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青木 成文(あおき しげぶみ、1922年大正11年)4月14日[1] - 1996年平成8年)5月10日[2])は、日本の原子力工学者。東京工業大学名誉教授。東京工業大学原子炉工学研究所所長や、日本伝熱学会会長、原子力委員会放射性物質安全輸送専門部会部会長、運輸省放射性物質等海上輸送技術顧問会会長などを歴任した。

人物・経歴

[編集]

現在の東京都港区出身[1]。1945年東京工業大学機械工学科卒業。工学博士取得後、東京工業大学大学教授、東京工業大学原子炉工学研究所所長を経て、東京工業大学名誉教授、電力中央研究所研究顧問、日本原子力文化振興財団副理事長[3]。日本伝熱学会会長[4]原子力委員会放射性物質安全輸送専門部会部会長[5]、原子力委員会原子炉安全専門審査会委員、運輸省放射性物質等海上輸送技術顧問会会長なども歴任し、1993年に勲三等旭日中綬章を受章した[3][6]。1996年正四位[7]。指導学生に有冨正憲(東京工業大学名誉教授)などがいる[8]

著書

[編集]
  • 『原子炉熱工学』養賢堂、1965年4月。 
  • 『原発 何が真実か』青木成文監修、日本電気協会新聞部、1990年4月。ISBN 9784930986054 
  • 『放射性物質輸送のすべて』日刊工業新聞社、1990年6月。ISBN 9784526027369 
    • 『放射性物質輸送のすべて』(第2版)日刊工業新聞社、2002年4月。ISBN 9784526049309 
  • 『恵値流技四方山噺』日本電気協会新聞部、1993年11月。ISBN 9784930986238 
  • Transport of radioactive materials. Nuclear Power Engineering Corporation. (2005) 

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.11
  2. ^ 「青木 成文氏(あおき・しげぶみ=東京工業大学名誉教授・原子炉熱工学)」『朝日新聞』1996年5月13日、31面。
  3. ^ a b 放射性物質輸送のすべて (第2版)紀伊國屋書店
  4. ^ [1]日本伝熱学会会長歴代会長・副会長
  5. ^ 放射性物質安全輸送専門部会報告書原子力委員会
  6. ^ 「秋の叙勲受章者――勲三等以上 平成5年」『朝日新聞』1993年11月3日、21面。
  7. ^ 官報平成8年本紙第1918号 11頁
  8. ^ 会長挨拶 有冨 正憲 ARITOMI Masanori日本混相流学会
先代
小林清志
日本伝熱学会会長
1982年 - 1983年
次代
植田辰洋
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy