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スコット・マーフィー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スコット・マーフィー
基本情報
出生名 Scott Murphy
生誕 (1979-02-11) 1979年2月11日(45歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
ジャンル オルタナティヴ・ロックポップ・パンク
職業 ミュージシャン作曲家ボーカリストギタリストベーシスト
担当楽器 ボーカルギターベース
活動期間 1998 –
レーベル Universal J
共同作業者 アリスター
スコット&リバース
MONOEYES
公式サイト Official website

スコット・マーフィー(Scott Murphy、1979年2月11日 - )は、アメリカ合衆国シカゴ出身のミュージシャンシンガーソングライター。ロックバンド、アリスターではボーカル・ベースを務める。2008年にはユニバーサル・ミュージック・ジャパンより、日本ソロデビュー。更にWEEZERのボーカルリヴァース・クオモとのユニット、スコット&リバースとしても活動中。2015年5月から、細美武士the HIATUS/ELLEGARDEN)と共に新バンドMONOEYESを結成[1]

来歴

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アリスター

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1995年、メロディックパンクバンド「アリスター」を結成、ボーカルとベースを担当した。

1998年、カリフォルニアに拠点を置くレーベル、ドライヴスルー・レコーズと契約して全米デビューを果たす。その後、MCAレコードよりメジャー・リリース。

2001年、初来日。日本全国6都市を回るツアーを敢行し、6都市すべてソールドアウト。この時に日本の文化と言語に興味を抱き、独学で日本語を勉強するようになった。

2003年、初のヨーロッパツアー(約2ヶ月)が遂行される。更に、ハリウッド映画『Sleepover』に出演し、サウンドトラックとしても起用される[2]

2006年、その後のJ-POPカバー・アルバムの前身である『Guilty Pleasures』をアリスター名義でリリース。じわじわとロングセールスを続け、20万枚を超えるヒットとなった。

2007年、ELLEGARDENと共に、全国33カ所を回るジャパン・ツアーを遂行。ツアー直後にバンドを活動休止させる。

ソロ・デビュー

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2008年、ソロ・アーティストとしてユニバーサル・ミュージック・ジャパンと契約。7月にソロ名義で「Guilty Pleasures II」をリリース。NTV『スッキリ!』にてリリースまでの間を密着特集。発売日には生で演奏出演。『HEY!HEY!HEY!』にも出演し、再度COVER CHAMP(槇原敬之の回)にも出演して優勝[1]。「Guilty Pleasures 2」「Guilty Pleasures 3」、それぞれ15万枚を超える大ヒット[1]。 そして様々な有名バンドのメンバーから成るバックバンドとともにジャパン・ツアーを行う。8月、「SUMMER SONIC 08」にBEACH STAGEのヘッドライナーとして東京と大阪の両会場に出演。12月、「Guilty Pleasures 3」をリリース。

2009年、オレスカバンドをバックバンドに従えて、東・名・阪を回るジャパン・ツアーを行う。6月、ソロ初となるシングル「BattleGround〜スコット・マーフィー vs Scott Murphy〜」をリリース。シングルでは尾崎豊の「15の夜」をカヴァーし、レコーディングメンバーとして実際に尾崎豊のライブバックバンドを務めたメンバーが参加し話題となる[2]。続いて8月、ソロとしては最初のオリジナル・アルバム「Balance」をリリース。また、2年連続でヘッドライナーとしてSUMMER SONIC '09に出演を果たす。9月、B-DASHとジャパン・ツアーを行う。10月28日、J-POPのラブソングを集めた「Guilty Pleasures LOVE」をリリース。 「Music On! TV」「スッキリ」「めざましテレビ」「はなまるマーケット」などの番組にも登場。NHKの「J-Melo」ではMay J.と一緒にレギュラーを務める[3]

2010年、活動休止していたアリスターが再始動。6月16日に新作アルバム「Countdown to Nowhere」をリリースし、GOOD 4 NOTHINGとの東・名・阪のJAPAN TOURを敢行。8月25日、「Guilty Pleasures 4」をリリース。4枚の日本語カバー・アルバムはトータル50万枚を突破するセールスを記録した。12月、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を全曲カバーした「GUILTY PLEASURES THRILLER」をリリース。

2011年、アニメソングのカバー・アルバム「GUILTY PLEASURES ANIMATION」とベスト・アルバムをリリース。ルタオのチーズケーキのコマーシャルにも出演[4]

スコット&リバース

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2012年、ウィーザーのフロントマン、リヴァース・クオモと新ユニット“スコット&リバース”を結成。12月29日にFM802主催の屋内型ロック・フェスティバル「Radio Crazy」、12月31日に「COUNTDOWN JAPAN 12/13」に出演[5]。2013年3月20日、構想に5年を費やした全曲日本語のオリジナル・アルバム『スコットとリバース』を発売[6]

MONOEYES

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2015年5月、細美武士一瀬正和戸高賢史MONOEYESを結成、ベースとコーラスを担当する。

邦楽・J-POPとの関係

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初めて来日した時、たまたま入った沖縄料理屋台で流れていた沖縄音楽の中の1曲がTHE BOOMの「島唄」で、三線の音色を初めて聴いて、アメリカにはないその独特のメロディーをすごく新鮮に感じ、屋台のマスターからCDを貸してもらったのが日本の音楽を好きになったきっかけだった[7]

それから邦楽に興味を持ち、椎名林檎CHARAスピッツといった日本のミュージシャンやロックバンドの歌をよく聴くようになった[8][7]

初めて見た日本のロックバンドは、アリスター時代に日本に招いたNICOTINE。NICOTINEは普段はあまり英語が得意ではないのにもかかわらず、歌詞が英語であるということを不思議に感じたという。2組目は「SXSW(SOUTH BY SOUTHWEST)」に出演した際に親交を深めたELLEGARDENだった。ELLEGARDENの「Space Sonic」を聴き、英語で歌い、サウンドも米英の音楽をミックスしたものに日本のテイストを加えており、感銘を受けたという[7]

ディスコグラフィー

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アルバム

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発売日 タイトル 規格 規格品番
1st 2008年7月9日 Guilty Pleasures II 〜スコット・マーフィーの密かな愉しみ〜 CD UPCH-1612
2nd 2008年12月3日 Guilty Pleasures 3 CD UPCH-1634
3rd 2009年6月24日 BattleGround 〜スコット・マーフィー vs Scott Murphy〜 CD MAXI UPCH-5597
4th 2009年8月5日 Balance CD UPCH-1736
5th 2009年10月28日 Guilty Pleasures LOVE CD UPCH-1754
6th 2010年08月25日 Guilty Pleasures 4 CD UPCH-1789
7th 2010年12月08日 Guilty Pleasures THRILLER CD UPCH-1808
9th 2011年06月29日 Guilty Pleasures ANIMATION CD UPCH-1838
10th 2011年11月16日 Guilty Pleasures BEST CD UPCH-1853
11th 2012年10月24日 Guilty Pleasures CHRISTMAS CD UPCH-1893

映像作品

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発売日 タイトル 規格 規格品番
1st 2009年06月24日 SCOTT MURPHY JAPAN TOUR 2009 “Guilty Pleasures 3 DVD UPBH-1237
2nd 2011年06月29日 GUILTY PLEASURES DVD 2 “SCOTT MURPHY JAPAN TOUR ‐GOOD BYE 2010 SPECIAL NIGHT‐” DVD UPBH-1283

参加作品

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発売日 収録先 収録曲 補足
2015年12月23日 スピッツトリビュートアルバム「JUST LIKE HONEY 〜『ハチミツ』20th Anniversary Tribute〜」 12. 俺のすべて ボーナストラック[9]

出演

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  • おはスタテレビ東京) - 2014年2月10日より不定期に『EコラRock!!』のコーナーでVTR出演。同年2月4日に『ベストヒットOHA』で先行登場した。

脚注

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  1. ^ a b c https://www.universal-music.co.jp/scott-murphy/biography/ ユニバーサルミュージック公式サイト
  2. ^ a b http://scottmurphymusic.com/?page_id=89 Scott Murphy official website Biography
  3. ^ https://www.nhk.or.jp/j-melo/nhkworld/english/team/ NHK Team J-Melo
  4. ^ https://www.youtube.com/watch?v=TF0O6cHYvAE ルタオ×スコットマーフィー30秒
  5. ^ スコット&リヴァース、タワー限定シングル発売&渋谷店でライヴ開催決定!”. TOWER RECORDS ONLINE (2013年1月17日). 2013年1月30日閲覧。
  6. ^ weezerリバースとスコット・マーフィーが新ユニット結成、全曲日本語のアルバムを発売”. musicman-net (2012年12月20日). 2013年1月29日閲覧。
  7. ^ a b c ナタリー - [Power Push スコット・マーフィー Part 2:スコット・マーフィーが語る「衝撃を与えたJ-POP」5曲]”. ナタリー (2011年11月21日). 2013年1月30日閲覧。
  8. ^ J-POPヲタのスコット・マーフィー、演歌カバーに意欲”. ナタリー (2008年7月9日). 2013年1月30日閲覧。
  9. ^ スピッツ「ハチミツ」トリビュート、参加アーティストの演奏曲発表”. 音楽ナタリー (2015年12月1日). 2015年12月1日閲覧。

外部リンク

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