日本選手権シリーズ
今シーズンの大会: 2024年の日本シリーズ | |
競技 | 野球 |
---|---|
開始年 | 1950年 |
主催 | 日本野球機構(NPB) |
スポンサー |
コナミ(2011年 - 2013年) 三井住友銀行(2014年 - ) |
会場 | ホームアンドビジター |
開催期間 | 10月から11月頃 |
チーム数 | 2チーム |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 | 阪神タイガース(38年ぶり2回目) |
最多優勝 | 読売ジャイアンツ(22回) |
公式サイト | |
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日本選手権シリーズ(にほんせんしゅけんシリーズ、にっぽんせんしゅけんシリーズ、通称:日本シリーズ(Nippon Series))は、日本プロ野球のペナントレース終了後、クライマックスシリーズ優勝チームによって行われる、その年のプロ野球チーム日本一を決める試合である。正式名称はプロ野球日本選手権シリーズ[1]で、略称は日シリ。
かつては、アジアシリーズ(日韓クラブチャンピオンシップ)の開催年に日本選手権シリーズを優勝したチームには、その出場権が与えられていた。
概要
[編集]1949年のプロ野球のリーグ分裂を受けて、翌1950年にセントラル・リーグとパシフィック・リーグのそれぞれの当年の優勝者が野球界の日本一の座をかけて対戦するシリーズとして創設された。1953年までは日本ワールドシリーズと呼称されていたが、翌1954年から現在の日本シリーズに改めた。2007年にクライマックスシリーズ制度が導入され、リーグ戦の結果とは無関係に同シリーズの優勝チーム同士によって行われるようになった。戦後に始まったこともあり、初年度以降中止になった年はない。
2005年 - 2013年の間は、本シリーズの優勝者がさらに『アジアシリーズ』『日韓クラブチャンピオンシップ』に日本代表として参加した。
なお、1リーグ時代に春季優勝チームと秋季優勝チームが対戦して年間チャンピオンを決める試合もあったが、一般にはこの1950年に始まる日本シリーズが一般的であるため、本項においても1950年以降の試合について述べる。
大会運営
[編集]主催
[編集]- レギュラーシーズンやクライマックスシリーズと異なり、全試合日本野球機構(NPB)主催である。入場料収入の一部は球団に分配され、さらに選手らにも第4戦までのものを基準に分配される[2]。
日程
[編集]- 両リーグのチャンピオンが決定した後、毎年10月から11月ごろに行われる。
- ゲームは7戦4勝制。先に4勝したチームが日本一となり、敗者のチームは日本シリーズ敗退となる。日本一が決定した時点で終了となり、試合が残っている場合は以降の試合は行われない。「番勝負」を参照
- 西暦の奇数年はパ・リーグの出場チーム、西暦の偶数年はセ・リーグの出場チームが第1・2戦と6・7戦をホームで開催、相手方のチームが第3・4・5戦をホームで開催する。第2・3戦の間と第5・6戦の間は、移動日として空白日が挟まれる(奇数年ならパパ・セセセ・パパ、偶数年ならセセ・パパパ・セセ)。原則として出場チームの専用球場での開催とするが、規定収容人員(3万人以上)や設備の都合上のほか、専用球場における他のイベントとの兼ね合いなどで、専用球場以外の球場で開催された例もある(後述)。なお、出場チームには予め使用する球場の日程確保[注 1]が義務付けられており、怠ると制裁金が課される(2000年が該当。)。
- 引き分けなどがあり、第7戦を終えてもどちらのチームも4勝に満たない場合は、その翌日に第7戦と同じ球場で第8戦を行う(過去は1986年の1回のみ)。それでもどちらのチームも4勝に満たない場合は、移動日を1日挟んで、第3戦 - 第5戦で使用された球場で第9戦を行う(実施例なし)。後述のように第7戦までは引き分けの可能性があり、第8戦以降は必ず勝敗が決定するため(コールドゲームで引き分けの場合は除く)、理論上は第14戦までもつれこむ可能性があるが(第8戦以降コールドゲームでの引き分け試合があった場合は第15戦以降までもつれこむ可能性もある)、第10戦以降を行うことや行う場合の使用球場などは開催要項に記載されておらず不明である。
- 2021年のみ、第9戦は第8戦の翌日に第8戦と同じ球場で、第8戦とはホーム・ビジターを入れ替えて開催することになっていたが、第6戦で決着したため行われなかった。
- 2021年は第7戦が11月28日に予定されていたことから[注 3]、11月30日までの支配下選手への参稼報酬期間内で決着させるために、引き分けや雨天中止などによって11月30日時点での両チームの勝利数が同じだった場合に状況次第では試合終了後にタイブレークで優勝チームを決することになっていた。一軍ではレギュラーシーズン、ポストシーズンを通じてプロ野球史上初のタイブレーク採用で[4][注 4]、アマチュアや国際大会などでの継続試合としてのタイブレークとは異なり、「優勝決定戦」のような性質のタイブレークとなる[5]。タイブレークでの成績は表彰選手選考の対象となるが、個人通算成績などには加算されず参考記録となる[6]。想定としては11月29日時点でどちらのチームも4勝に満たないかつ両チームの勝利数の差が1の状況から、30日の試合(延長12回終了)で勝利数が並んだ場合のみの実施で[注 5]、以下のルールで30日の試合終了後に20分のインターバルを挟んで行うことになっていた[7][8][9]。なお、実際には27日の第6戦で決着がついたためタイブレークの実施はされていない。
- 新たに出場選手登録、打順表を提出する。
- 先攻・後攻は直前に行っていた11月30日の試合と同じ。
- DHルールを採用。
- 無死1、2塁からスタート。
- 回数無制限、勝負が決した時点で終了。
- 2020年・2021年については、シリーズ期間中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で続行不可能となった場合は打ち切りとし、その時点で終了時点までの試合を対象に、世界野球ソフトボール連盟が規定するTQB(1イニング平均の得失点率)の高いチームを優勝チームに認定する。
出場チーム
[編集]2007年以降は、両リーグともに、ペナントレース後に行われるクライマックスシリーズの優勝チームが出場している(2020年のみ、セ・リーグはクライマックスシリーズがなかったため、当年のペナントレースの優勝チームが出場)。
- クライマックスシリーズから日本シリーズ進出までの道のり(2007年以後)
CS1st | CSファイナル | 日本選手権シリーズ | ||||||||
(6戦4勝制<含・Hのアドバンテージ1勝>) | ||||||||||
セ・リーグ優勝チーム | H | |||||||||
(3戦2勝制) | ||||||||||
CS1st勝利チーム | ||||||||||
セ・リーグ第2位チーム | H | |||||||||
(7戦4勝制) | ||||||||||
セ・リーグ第3位チーム | ||||||||||
セ・リーグCS優勝チーム | ☆ | |||||||||
パ・リーグCS優勝チーム | ☆ | |||||||||
(6戦4勝制<含・Hのアドバンテージ1勝>) | ||||||||||
パ・リーグ優勝チーム | H | |||||||||
(3戦2勝制) | ||||||||||
CS1st勝利チーム | ||||||||||
パ・リーグ第2位チーム | H | |||||||||
パ・リーグ第3位チーム | ||||||||||
- (H) - そのステージのホームチーム
- (☆) - 隔年でホーム4:ビジター3の配分が異なる(基本的に第1戦主管球団がホーム4、第3戦主管球団がホーム3の割合)。
- 2006年以前の出場チーム
- セ・リーグ - 当年のペナントレースの優勝チームが出場。
- パ・リーグ - 当年のペナントレースの優勝チームが出場。ただし、ペナントレースの優勝決定方式が以下の通りだった年度がある。
試合方式
[編集]- 延長戦は、第7戦までは延長12回、第8戦以降は回数無制限(試合時間は一律無制限)が現行のルールである(2018年から)。過去の変遷は以下。
- 1966年まで - 日没まで(当時は全試合デーゲーム)。
- 1964年 - 22時30分以降新しいイニングに入らない(この年は昭和時代では唯一の全試合ナイトゲーム)。
- 1967年-1981年 - 17時30分以降新しいイニングに入らない。
- 1982年-1986年 - 試合開始から4時間半を経過した時点で新しいイニングに入らない。
- 1987年-1993年 - 第7戦までは18回、第8戦以降は回数無制限(1986年のシリーズが第1戦を延長14回で引き分け、第8戦まで行われたことをきっかけに改定)。
- 1994年-2017年 - 第7戦までは延長15回へ短縮。
- 1994年 - デーゲーム・ナイトゲーム併用の為、デーゲームの場合は18回まで。
- 2011年 - レギュラーシーズンで用いられた節電・省エネの為の「3時間30分打ち切りルール」は使用しない。2011年の第1戦はデーゲームだが、延長は従来通り15回までの打ち切りとする。
- 2018年 - 第7戦までは延長12回へ短縮。
- 2021年 - レギュラーシーズン・クライマックスシリーズで用いられた新型コロナウイルス感染拡大防止の為の「9回打ち切りルール」は使用しない。
- 1966年まで - 日没まで(当時は全試合デーゲーム)。
- サスペンデッドゲームは適用しない。
- 両チームはシリーズ開始日の前々日までに「出場有資格者選手」(最大40人)の名簿を提出する。公示後はこれを変更することはできない。ベンチ入り選手の人数は公式戦と同じく最大25人で、試合ごとに有資格者の中から選ぶ。
- 指名打者制度は1984年までは採用せず、1985年から隔年(1985年は全試合採用、1986年は全試合採用せず)、1987年からはパ・リーグの出場チームの本拠地球場でのみ採用されている。なお2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特例措置として、1985年以来35年ぶりに全試合で採用される。
- 審判は6人制が採用される。審判員は日本野球機構(NPB)審判部から選ばれた合計8人の審判員で運営されていたが、2015年から合計7人の審判員で運営される。
表彰
[編集]賞金・賞品は2020年のもの[10]。
- 優勝チーム賞
- 日本野球機構よりペナント、チャンピオンフラッグ、優勝記念品代、内閣総理大臣杯
- 在京民放各テレビ局より賞金、計250万円(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビから各50万円)と共に日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京からトロフィー、フジテレビより優勝盾
- 最高殊勲選手賞(MVP)
- 日本野球機構よりトロフィー
- NPBパートナー7社(SMBC・カルビー・コナミデジタルエンタテインメント(コナミ)・大正製薬・日本生命・マイナビ・ローソン)より賞金各100万円(計700万円)
- 優秀選手賞(3人[注 6])
- 日本野球機構よりトロフィー、および賞金100万円
- 敢闘選手賞[注 7]
- 日本野球機構よりトロフィー、および賞金100万円
- ホームラン賞
- 各試合のホームランを打った選手に対して『SMBCミドすけホームラン賞』として、SMBCから賞金3万円とSMBCのマスコットキャラクターである「ミドすけ」のぬいぐるみが贈呈される。
- なお2016年 - 2019年は『SMBCデビッドホームラン賞』として賞金3万円が、2014年はSMBC(2011年から2013年まではコナミ)から賞金(5万円)が贈呈された。
- 特別協賛賞
- 2011年から2013年までは特別協賛(冠スポンサー)のコナミより、上記賞とは別に以下の賞が追加された。
- 「みんなで選ぶコナミ賞」(賞金400万円・2011年は賞金300万円)
- 「ドリームナイン賞」(賞金100万円・2011年は賞金200万円)
- 「BASEBALL HEROES賞」(賞金100万円・2011年は賞金200万円)
- 「パワフルプロ野球賞」(賞金100万円・2012年より)
- 「プロ野球スピリッツ賞」(賞金100万円・2012年より)
- 「みんなで選ぶコナミ賞」は大会期間中に、コナミの大会特別公式サイト・コナミが携帯電話サイトで展開するソーシャルネットワークゲームサイト『プロ野球ドリームナイン』・アーケードゲーム『BASEBALL HEROES』の成績閲覧ページやゲーム機からのファン投票によって行い、大会終了時の表彰式で表彰選手を発表するものである(2011年は各ゲームからの投票で「ドリームナイン賞」・「BASEBALL HEROES」賞を選んだ)。
- 2022年からは特別協賛(冠スポンサー)のSMBCより、上記賞とは別に以下の賞が追加された[11]。
- SMBCみんなの声援賞
- この賞は日本シリーズ開催期間中に、特別協賛社の三井住友銀行のキャラクター「ミドすけ」にちなんでTwitter上に「#みどほー」のキーワードとともに「#(応援したい選手名)」を投稿。最も多く声援された選手1人が選出されるもので、日本シリーズ表彰式内で表彰され、賞金100万円が贈られるというものである[11]。
出場資格者
[編集]- 出場有資格者は、原則として8月31日までに出場球団(すなわち、両リーグクライマックスシリーズ優勝球団)の支配下登録されている選手のうち、その中から40人までを選ぶ。
- ベンチ入りメンバーは以下を原則とする。
- ブルペン捕手の登録は1試合2名までとして、各試合ごとの出場選手名簿に記載する。ただしベンチ入りは不可。
出典:[14]
結果
[編集]- 通算成績(2023年まで):パ・リーグの37回優勝(218勝)、セ・リーグの37回優勝(212勝)(9引分)。
- 原則として最高殊勲選手(MVP)は優勝球団から、敢闘賞は敗戦球団[注 8]から表彰するが、例外として1956年の敢闘賞は優勝した西鉄から選出された。
セントラル・リーグ所属チーム | パシフィック・リーグ所属チーム |
成績 | 星取表 | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(MVP) | ||||||||||||||||||||
1 | 1950年 | 毎日 | 初優勝 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 松竹 | 湯浅禎夫 | 別当薫 | - | 大阪球場 | ||||
2 | 1951年 | 巨人 | 初優勝 | 4 | 1 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 南海 | 水原茂 | 南村不可止 | - | 後楽園球場 | |||||
3 | 1952年 | 巨人 | 2回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ○ | 南海 | 水原茂 | 別所毅彦 | - | 後楽園球場 | ||||
4 | 1953年 | 巨人 | 3回目 | 4 | 1 | 2 | ● | ○ | △ | ○ | ○ | ● | ○ | 南海 | 水原茂 | 川上哲治 | 簑原宏 | 後楽園球場 | ||
5 | 1954年 | 中日 | 初優勝 | 4 | 3 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ● | ○ | 西鉄 | 天知俊一 | 杉下茂 | 大下弘 | 中日スタヂアム | |||
6 | 1955年 | 巨人 | 4回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ● | ● | ○ | ○ | ○ | 南海 | 水原円裕 | 別所毅彦 | 戸川一郎 | 大阪球場 | |||
7 | 1956年 | 西鉄 | 初優勝 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 巨人 | 三原脩 | 豊田泰光 | 稲尾和久 | 後楽園球場 | ||||
8 | 1957年 | 西鉄 | 2回目 | 4 | 1 | 0 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | 巨人 | 三原脩 | 大下弘 | 宮本敏雄 | 後楽園球場 | ||||
9 | 1958年 | 西鉄 | 3回目 | 4 | 3 | ● | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 巨人 | 三原脩 | 稲尾和久 | 藤田元司 | 後楽園球場 | |||
10 | 1959年 | 南海 | 初優勝 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 巨人 | 鶴岡一人 | 杉浦忠 | 土屋正孝 | 後楽園球場 | ||||||
11 | 1960年 | 大洋 | 初優勝 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 大毎 | 三原脩 | 近藤昭仁 | 田宮謙次郎 | 後楽園球場 | ||||||
12 | 1961年 | 巨人 | 5回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 南海 | 川上哲治 | 宮本敏雄 | J・スタンカ | 大阪球場 | ||||
13 | 1962年 | 東映 | 初優勝 | 4 | 1 | 2 | ● | ● | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | 阪神 | 水原茂 | 土橋正幸 種茂雅之 |
吉田義男 | 甲子園球場 | ||
14 | 1963年 | 巨人 | 6回目 | 4 | 3 | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ○ | 西鉄 | 川上哲治 | 長島茂雄 | 稲尾和久 | 平和台球場 | |||
15 | 1964年 | 南海 | 2回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 阪神 | 鶴岡一人 | J・スタンカ | 山内一弘 | 甲子園球場 | |||
16 | 1965年 | 巨人 | 7回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 南海 | 川上哲治 | 長島茂雄 | 森下整鎮 | 後楽園球場 | |||||
17 | 1966年 | 巨人 | 8回目 | 4 | 2 | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ | 南海 | 川上哲治 | 柴田勲 | 渡辺泰輔 | 後楽園球場 | ||||
18 | 1967年 | 巨人 | 9回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ○ | ● | ● | ○ | 阪急 | 川上哲治 | 森昌彦 | 足立光宏 | 西宮球場 | ||||
19 | 1968年 | 巨人 | 10回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 阪急 | 川上哲治 | 高田繁 | 長池徳二 | 後楽園球場 | ||||
20 | 1969年 | 巨人 | 11回目 | 4 | 2 | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ | 阪急 | 川上哲治 | 長島茂雄 | 長池徳二 | 西宮球場 | ||||
21 | 1970年 | 巨人 | 12回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ロッテ | 川上哲治 | 長島茂雄 | 井石礼司 | 東京スタジアム | |||||
22 | 1971年 | 巨人 | 13回目 | 4 | 1 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 阪急 | 川上哲治 | 末次民夫 | 山田久志 | 後楽園球場 | |||||
23 | 1972年 | 巨人 | 14回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | 阪急 | 川上哲治 | 堀内恒夫 | 足立光宏 | 西宮球場 | |||||
24 | 1973年 | 巨人 | 15回目 | 4 | 1 | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 南海 | 川上哲治 | 堀内恒夫 | 野村克也 | 後楽園球場 | |||||
25 | 1974年 | ロッテ | 2回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 中日 | 金田正一 | 弘田澄男 | 高木守道 | 中日スタヂアム | ||||
26 | 1975年 | 阪急 | 初優勝 | 4 | 2 | 0 | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | 広島 | 上田利治 | 山口高志 | 山本浩二 | 西宮球場 | |||
27 | 1976年 | 阪急 | 2回目 | 4 | 3 | ○ | ○ | ○ | ● | ● | ● | ○ | 巨人 | 上田利治 | 福本豊 | 柴田勲 | 後楽園球場 | |||
28 | 1977年 | 阪急 | 3回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | 巨人 | 上田利治 | 山田久志 | 河埜和正 | 後楽園球場 | |||||
29 | 1978年 | ヤクルト | 初優勝 | 4 | 3 | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ | 阪急 | 広岡達朗 | 大杉勝男 | 足立光宏 | 後楽園球場 | |||
30 | 1979年 | 広島 | 初優勝 | 4 | 3 | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 近鉄 | 古葉竹識 | 高橋慶彦 | 井本隆 | 大阪球場 | |||
31 | 1980年 | 広島 | 2回目 | 4 | 3 | ● | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | 近鉄 | 古葉竹識 | J・ライトル | 小川亨 | 広島市民球場 | |||
32 | 1981年 | 巨人 | 16回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 日本ハム | 藤田元司 | 西本聖 | 井上弘昭 | 後楽園球場 | ||||
33 | 1982年 | 西武 | 4回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 中日 | 広岡達朗 | 東尾修 | 上川誠二 | ナゴヤ球場 | ||||
34 | 1983年 | 西武 | 5回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 巨人 | 広岡達朗 | 大田卓司 | 西本聖 | 西武ライオンズ球場 | |||
35 | 1984年 | 広島 | 3回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ● | ○ | 阪急 | 古葉竹識 | 長嶋清幸 | 山沖之彦 | 広島市民球場 | |||
36 | 1985年 | 阪神 | 初優勝 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 西武 | 吉田義男 | R・バース | 石毛宏典 | 西武ライオンズ球場 | ||||
37 | 1986年 | 西武 | 6回目 | 4 | 1 | 3 | △ | ● | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 広島 | 森祇晶 | 工藤公康 | 達川光男 | 広島市民球場 | |
38 | 1987年 | 西武 | 7回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | 巨人 | 森祇晶 | 工藤公康 | 篠塚利夫 | 西武ライオンズ球場 | ||||
39 | 1988年 | 西武 | 8回目 | 4 | 1 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 中日 | 森祇晶 | 石毛宏典 | 宇野勝 | 西武ライオンズ球場 | |||||
40 | 1989年 | 巨人 | 17回目 | 4 | 3 | ● | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 近鉄 | 藤田元司 | 駒田徳広 | 新井宏昌 | 藤井寺球場 | |||
41 | 1990年 | 西武 | 9回目 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 巨人 | 森祇晶 | O・デストラーデ | 岡崎郁 | 西武ライオンズ球場 | ||||||
42 | 1991年 | 西武 | 10回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 広島 | 森祇晶 | 秋山幸二 | 川口和久 | 西武ライオンズ球場 | |||
43 | 1992年 | 西武 | 11回目 | 4 | 3 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ヤクルト | 森祇晶 | 石井丈裕 | 岡林洋一 | 明治神宮野球場 | |||
44 | 1993年 | ヤクルト | 2回目 | 4 | 3 | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ● | ○ | 西武 | 野村克也 | 川崎憲次郎 | 清原和博 | 西武ライオンズ球場 | |||
45 | 1994年 | 巨人 | 18回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | 西武 | 長嶋茂雄 | 槙原寛己 | 清原和博 | 東京ドーム | ||||
46 | 1995年 | ヤクルト | 3回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | オリックス | 野村克也 | T・オマリー | 小林宏 | 明治神宮野球場 | |||||
47 | 1996年 | オリックス | 4回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 巨人 | 仰木彬 | T・ニール | 仁志敏久 | グリーンスタジアム神戸 | |||||
48 | 1997年 | ヤクルト | 4回目 | 4 | 1 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 西武 | 野村克也 | 古田敦也 | 松井稼頭央 | 明治神宮野球場 | |||||
49 | 1998年 | 横浜 | 2回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 西武 | 権藤博 | 鈴木尚典 | 大塚光二 | 横浜スタジアム | ||||
50 | 1999年 | ダイエー | 3回目 | 4 | 1 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 中日 | 王貞治 | 秋山幸二 | 川上憲伸 | ナゴヤドーム | |||||
51 | 2000年 | 巨人 | 19回目 | 4 | 2 | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ダイエー | 長嶋茂雄 | 松井秀喜 | 城島健司 | 東京ドーム | ||||
52 | 2001年 | ヤクルト | 5回目 | 4 | 1 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 近鉄 | 若松勉 | 古田敦也 | T・ローズ | 明治神宮野球場 | |||||
53 | 2002年 | 巨人 | 20回目 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 西武 | 原辰徳 | 二岡智宏 | A・カブレラ | 西武ドーム | ||||||
54 | 2003年 | ダイエー | 4回目 | 4 | 3 | ○ | ○ | ● | ● | ● | ○ | ○ | 阪神 | 王貞治 | 杉内俊哉 | 金本知憲 | 福岡ドーム | |||
55 | 2004年 | 西武 | 12回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 中日 | 伊東勤 | 石井貴 | 井上一樹 | ナゴヤドーム | |||
56 | 2005年 | ロッテ | 3回目 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 阪神 | B・バレンタイン | 今江敏晃 | 矢野輝弘 | 阪神甲子園球場 | ||||||
57 | 2006年 | 日本ハム | 2回目 | 4 | 1 | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 中日 | T・ヒルマン | 稲葉篤紀 | 川上憲伸 | 札幌ドーム | |||||
58 | 2007年 | 中日 | 2回目 | 4 | 1 | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 日本ハム | 落合博満 | 中村紀洋 | ダルビッシュ有 | ナゴヤドーム | |||||
59 | 2008年 | 西武 | 13回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 巨人 | 渡辺久信 | 岸孝之 | A・ラミレス | 東京ドーム | |||
60 | 2009年 | 巨人 | 21回目 | 4 | 2 | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 日本ハム | 原辰徳 | 阿部慎之助 | 髙橋信二 | 札幌ドーム | ||||
61 | 2010年 | ロッテ | 4回目 | 4 | 1 | 2 | ○ | ● | ○ | ● | ○ | △ | ○ | 中日 | 西村徳文 | 今江敏晃 | 和田一浩 | ナゴヤドーム | ||
62 | 2011年 | ソフトバンク | 5回目 | 4 | 3 | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 中日 | 秋山幸二 | 小久保裕紀 | 吉見一起 | 福岡Yahoo!ドーム | |||
63 | 2012年 | 巨人 | 22回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 日本ハム | 原辰徳 | 内海哲也 | 稲葉篤紀 | 東京ドーム | ||||
64 | 2013年 | 楽天 | 初優勝 | 4 | 3 | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ○ | 巨人 | 星野仙一 | 美馬学 | 長野久義 | Kスタ宮城 | |||
65 | 2014年 | ソフトバンク | 6回目 | 4 | 1 | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 阪神 | 秋山幸二 | 内川聖一 | R・メッセンジャー | 福岡 ヤフオク!ドーム | |||||
66 | 2015年 | ソフトバンク | 7回目 | 4 | 1 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ヤクルト | 工藤公康 | 李大浩 | 山田哲人 | 明治神宮野球場 | |||||
67 | 2016年 | 日本ハム | 3回目 | 4 | 2 | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 広島 | 栗山英樹 | B・レアード | B・エルドレッド | マツダスタジアム | ||||
68 | 2017年 | ソフトバンク | 8回目 | 4 | 2 | ○ | ○ | ○ | ● | ● | ○ | DeNA | 工藤公康 | D・サファテ | 宮﨑敏郎 | 福岡 ヤフオク!ドーム | ||||
69 | 2018年 | ソフトバンク | 9回目 | 4 | 1 | 1 | △ | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | 広島 | 工藤公康 | 甲斐拓也 | 鈴木誠也 | マツダスタジアム | |||
70 | 2019年 | ソフトバンク | 10回目 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 巨人 | 工藤公康 | Y・グラシアル | 亀井善行 | 東京ドーム | ||||||
71 | 2020年 | ソフトバンク | 11回目 | 4 | 0 | ○ | ○ | ○ | ○ | 巨人 | 工藤公康 | 栗原陵矢 | 戸郷翔征 | 福岡PayPayドーム | ||||||
72 | 2021年 | ヤクルト | 6回目 | 4 | 2 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | オリックス | 高津臣吾 | 中村悠平 | 山本由伸 | ほっともっとフィールド神戸 | ||||
73 | 2022年 | オリックス | 5回目 | 4 | 1 | 2 | ● | △ | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ヤクルト | 中嶋聡 | 杉本裕太郎 | J・オスナ | 明治神宮野球場 | ||
74 | 2023年 | 阪神 | 2回目 | 4 | 3 | ○ | ● | ● | ○ | ○ | ● | ○ | オリックス | 岡田彰布 | 近本光司 | 紅林弘太郎 | 京セラドーム大阪 |
チーム別記録
[編集]- 太字の項目は2023年現在での最多数を表す。球団の列のソートボタンで元の順序に戻る。
- 松竹は大洋(現・DeNA)に、近鉄はオリックスにそれぞれ吸収合併されたため記録としては特記事項となる。
球団 | 出場 | 優勝 | 敗退 | 優勝率 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 最新出場年度 | 最新優勝年度 | 決定球場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 36 | 22 | 14 | .611 | 206 | 109 | 95 | 2 | .534 | 2020年(ソフトバンク) | 2012年(日本ハム) | 東京ドーム |
西武(西鉄) | 21 | 13 | 8 | .619 | 130 | 68 | 60 | 2 | .531 | 2008年(巨人) | 2008年(巨人) | 東京ドーム |
ソフトバンク(南海・ダイエー) | 21 | 11 | 9 | .550 | 113 | 60 | 51 | 2 | .541 | 2024年(DeNA) | 2020年(巨人) | 福岡PayPayドーム |
ヤクルト | 9 | 6 | 3 | .667 | 54 | 30 | 23 | 1 | .566 | 2022年(オリックス) | 2021年(オリックス) | ほっともっとフィールド神戸 |
オリックス(阪急) | 15 | 5 | 10 | .333 | 83 | 40 | 47 | 3 | .460 | 2023年(阪神) | 2022年(ヤクルト) | 明治神宮野球場 |
ロッテ(毎日・大毎) | 6 | 4 | 2 | .667 | 32 | 17 | 14 | 1 | .548 | 2010年(中日) | 2010年(中日) | ナゴヤドーム |
広島 | 8 | 3 | 5 | .375 | 54 | 21 | 29 | 4 | .426 | 2018年(ソフトバンク) | 1984年(阪急) | 広島市民球場 |
日本ハム(東映) | 7 | 3 | 4 | .429 | 41 | 19 | 21 | 1 | .475 | 2016年(広島) | 2016年(広島) | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
中日 | 10 | 2 | 8 | .200 | 60 | 23 | 36 | 1 | .390 | 2011年(ソフトバンク) | 2007年(日本ハム) | ナゴヤドーム |
阪神 | 7 | 2 | 5 | .286 | 43 | 17 | 25 | 1 | .405 | 2023年(オリックス) | 2023年(オリックス) | 京セラドーム大阪 |
DeNA(大洋・横浜) | 4 | 2 | 1 | .667 | 16 | 10 | 6 | 0 | .625 | 2024年(ソフトバンク) | 1998年(西武) | 横浜スタジアム |
楽天 | 1 | 1 | 0 | 1.000 | 7 | 4 | 3 | 0 | .571 | 2013年(巨人) | 2013年(巨人) | 日本製紙クリネックススタジアム宮城 |
近鉄 | 4 | 0 | 4 | .000 | 26 | 10 | 16 | 0 | .385 | 2001年(ヤクルト) | 日本一経験なし / 現存しない球団 | |
松竹 | 1 | 0 | 1 | .000 | 6 | 2 | 4 | 0 | .333 | 1950年(毎日) | 日本一経験なし / 現存しない球団 |
ギャラリー
[編集]エピソード
[編集]名称
[編集]第1回(1950年)から第4回(1953年)については、メジャーリーグベースボールを参考にした『日本ワールドシリーズ』という名称だった[1]。
「日本シリーズ」の”日本”の読み方について、以前は「にほん-」と読ませるのが主流だったが、2000年代からは「にっぽん-」と読ませるように変更され、2003年に「Nippon Series」の公式ロゴが選手ヘルメットに貼り付けられた。日本一に輝いたチームに授与するチャンピオンフラッグの旗面に「NIPPON」が縫い込まれているためとされている。なお、このチャンピオンフラッグは縦1.4メートル、横3メートルの三角形のペナントとなっており、製作に100万円近くを費やしているといわれている[1]。
スポンサー
[編集]従来、興行に於ける協賛スポンサーとなる企業・団体は存在しなかったが、2011年から2013年まで、ゲームソフト大手のコナミ株式会社(後のコナミホールディングス株式会社)[注 9]が特別協賛となり、大会名も『KONAMI日本シリーズ』として開催された。なお、コナミは過去に2005年から2007年に開催されていた『アジアシリーズ』に特別協賛しており、冠スポンサーとして「KONAMI CUP」の名称が付けられていた。
2014年からは三井住友銀行が冠スポンサーとなり、「SMBC日本シリーズ」として開催されている[15][16]。なお、同社は日本シリーズの特別協賛を機に、2014年10月1日、日本野球機構の協賛スポンサー「NPBパートナー」契約を締結した[17]。
試合開始時刻
[編集]例年日本シリーズが開催される10月下旬から11月は、特に夜間は秋が深まるに連れて気候的に寒くなることから[18]、かつては平日であってもデーゲームで試合が行われていた[注 10]。
日本シリーズが史上初めてナイトゲームで開かれたのは1964年(第15回)の阪神タイガース対南海ホークスだった。これは東京オリンピックの開催の妨げにならないようにとの配慮で、開会式が予定された10月10日までに全ての日程を消化させることにしていた。本来は第1戦が9月29日、第7戦は10月7日であったが、セントラル・リーグの優勝決定がずれ込んだ上に雨天順延が入り、10月10日に最終戦を開催せざるを得なかった。これが影響してか、シリーズの平均観客動員は歴代最低を記録したため、翌1965年からは元のデーゲーム開催に戻した。
平日のデーゲーム開催では会社や学校を休まない限り試合の観戦が困難となったり、テレビの視聴率やNPBの収益の問題にも関わることから、1994年(第45回、読売ジャイアンツ対西武ライオンズ)では試験的に平日開催の第3・4・5戦(西武ライオンズ球場)に限りナイトゲームで実施。以降、1995年(第46回、オリックス・ブルーウェーブ対ヤクルトスワローズ)より全試合に拡大した。
2011年の第1戦は17年ぶりにデーゲームで行われた。これは中継権を獲得したフジテレビが、同日のゴールデンタイムに『ワールドカップバレー2011』を放送したためである。
コールドゲーム
[編集]2005年(第56回/千葉ロッテマリーンズ対阪神タイガース第1戦・10月22日 千葉マリンスタジアム)では、7回裏1アウト時点で濃霧のため試合が中断。その後天気が回復しなかったため、そのままコールドゲームとなった。天候起因でのコールドゲームは1953年(第4回/読売ジャイアンツ対南海ホークス)第3戦に於いて、8回終了時点で降雨コールドゲームになって以来52年ぶりであるが、濃霧による中断からそのまま試合打ち切りとなったのは初のことであった。
なお、コールドゲームで優勝決定となった試合はこれまで一度もない。
サヨナラ日本一
[編集]サヨナラゲームで日本一が決まったケースは4例ある(2023年シーズン終了時点)。
変則的な開催日程
[編集]開催日程および開催会場が変則的な形となった例は以下の通り。
- 1950年は開催会場を試合ごとに変えて行った。第1戦から明治神宮野球場、後楽園球場、阪神甲子園球場、阪急西宮球場、中日球場、大阪スタヂアムの各球場である。この年は4勝2敗で毎日オリオンズが初代王者に輝いたが、第6戦で松竹ロビンスが勝って3勝3敗になった時は第7戦は後楽園球場で行われる予定だった(連戦か、移動日を挟むかの詳細不明)。
- 1953年は第4戦までは通常通りだったが第5戦から第7戦は大阪スタヂアム、阪神甲子園球場[注 11]、後楽園球場の順で開かれた。これは当時の規定に「第1、第3、第5、第7試合と第2、第4、第6試合の使用球場は毎年両リーグが交互にこれを指定する。ただし、第1、第2試合と第3、第4試合と第5、第6試合の使用球場はそれぞれ連続して同一地域にある球場を指定する」とあったため。この年の偶数試合の球場指定権はセ・リーグにあり「大阪よりも収容能力の大きい甲子園ならば収益力が高い」との思惑を持っていたが、その思惑は外れ、入場者数は6346人であった。なおこの年は日米野球が2大会組まれた[注 12]影響もあり、本来設けられるべき移動・休養日がなく、2試合ごとに試合当日移動をこなすという強行軍だった。
- 1962年の東映主催による第5戦と、1978年のヤクルト主催の4試合全ては、神宮球場の学生野球開催の都合で、後楽園球場で代替開催した。
- 1974年のロッテ主催の第3戦から第5戦は、本拠地登録していた県営宮城球場の収容人数が3万人未満であり、施設が未整備であることから同球場ではなく、後楽園球場を使用した[注 13][19]。
- 1979年、1980年の近鉄主催全ゲームは、本拠地だった日本生命球場の収容人数が日本シリーズ開催基準の3万人に満たなかったこと[注 14]、同じく近鉄の保有する藤井寺球場もナイター用の照明設備が設置されていなかったことにより、南海ホークスの本拠地である大阪スタヂアムで代替開催した。
- 1981年は両リーグの出場チームが、本拠地がともに後楽園球場である巨人と日本ハムだったため、全6戦が同球場で開催され、「後楽園シリーズ」と呼ばれた。
- 1986年は第1戦は引き分けで始まり広島が3連勝したが、西武も3連勝し第7戦終了時点で3勝3敗1分になり、急遽第7戦で使用した旧広島市民球場で初の第8戦以降を行って勝敗を決することとなった。第8戦で西武が勝利し決着がついたが、当時のルールでは第8戦以降も回数無制限ではなく、仮に引き分けならば1日の移動日を設けて西武ライオンズ球場で第9戦以降も行うことになっていた。
- 2000年は巨人とダイエーの対戦となったが、3年前の1997年に、大規模な国際学術集会の会場を探していた日本脳神経外科学会から貸し出し依頼を受けた福岡ドーム側が、日本シリーズの日程と重なる2000年10月24日から27日までを球団の許可なく既に貸し出していた。これは1997年当時ホークスは南海時代から続く20年連続のBクラスであったため、リーグ優勝の可能性が低いと見越してのものである。ところが翌1998年に福岡移転後初のAクラス入りを果たし、日本シリーズの開催可能性が高まったため球団が日本脳神経外科学会に日程変更を求めたが、各国から2万人以上の人員が集結する大規模な総会であり、すでに様々な関連の手配が終わっていることもあり断られた。そこでダイエー球団の中内正オーナー代行(当時)がNPB側に「シリーズ開催地のセ・パ入れ替え」、「シリーズ日程そのものの変更」、「他のパ・リーグチームの本拠地球場での開催」、「北九州市民球場や長崎ビッグNスタジアムなど九州内の他球場での開催」などを申し入れたが、いずれも却下となった。脳科学会側から、一部日程を短縮して時間帯を空けるなどの協力を得られたこともあり、「東京ド・東京ド・福岡ド・休み・休み・福岡ド・福岡ド・東京ド・東京ド」と言う移動日なしの9日間変則日程で行うことが8月21日に発表された。なおシリーズ終了後、ダイエー球団は開催日程確保を怠ったとして、NPBから制裁金3,000万円(球団または個人への制裁金として最高額)を科された。なおダイエー・巨人両チームの公式練習は雁の巣球場で行われている。
- 2010年は台風14号の接近懸念が指摘されており、10月30日・10月31日のナゴヤドームでの試合が中止となった場合は、本来なら第2・3戦の間の移動日はそのままとし、第5・6戦の移動日を割愛して実質最大5連戦とする日程になるところを、テレビの全国中継が4試合しかない(第1・2・5戦は衛星放送のみ。地上波は県域放送だけ)ことに配慮する形で、第2・3戦の移動日を割愛して最大5連戦として、第5・6戦の移動日はそのままとする日程が設定された。台風による影響は無く、開催日程変更は行われなかった。
- 2020年は、巨人の本拠地・東京ドームが他大会開催のため使用できず、巨人のホームゲームは京セラドーム大阪で開催することとなった。この年は元々東京オリンピックに対応する日程のため11月7日から開催される予定だったが、世界的な新型コロナウイルス感染症流行のため公式戦開幕が大幅に遅れ、日本シリーズも予定より2週間遅れの11月21日に開幕する予定となった。しかし東京ドームでは11月22日より都市対抗野球大会を開催する予定となっていたため使用できず、京セラドーム大阪を使用することとなった[20][注 15][21]。なおこの例と同様に明治神宮野球場(ヤクルト)、ナゴヤドーム(中日)も他大会・イベント開催のため日本シリーズの開催ができない状況に置かれていたが、明治神宮野球場での明治神宮野球大会(11月20日 - 11月25日予定)は感染症防止のため中止となり、またナゴヤドームでのAAAのコンサート(11月28・29日予定)も2021年度以後に公演日を延期しため、最終的には使用可能となった。
- 2021年は、当初は11月13日開始予定だったが、一部球団の新型コロナウイルス感染、並びに雨天中止が相次いだことを踏まえ、11月20日に開始を変更(これにより、クライマックスシリーズも10月30日開始を11月6日に順延)。11月中に決着が付くようにするため、シリーズ前には11月29日までに決着が付かなかった場合の特別ルールも発表され、29日時点で両チームの勝ち数が同じ場合は11月30日の試合は延長無制限で行い、1勝差の場合は30日の試合を12回打ち切りとしつつ、その試合で勝ち数が並んだ場合は、正規の試合終了後にタイブレーク方式の優勝決定戦を行う(11月30日の試合が雨天中止となった場合であっても、12月1日以後への順延はしない)。なお、天候や感染症の状況によっては、仮にどちらも4勝未満で決着がついていなくても11月28日までで打ち切り、打ち切り時点での勝ち数の多いチームを優勝に、それも同じ場合は得失点率を参考として優勝を決める可能性も明記されていた。また、ヤクルトの神宮はシリーズ期間中が明治神宮野球大会(11月20-25日予定)と重なるため使用できず、セ・リーグ主管の第3-5戦(11月23-25日)の3試合は東京ドームで、オリックスの京セラドーム大阪もパ・リーグ主管の第6・7戦が行われる11月27・28日にAAAのコンサートがあり使用できないため、ほっともっとフィールド神戸でそれぞれ主催した。加えて、所定の日程通りに開催したうえで引き分けなどによって第7戦までで決着が付かなかった場合、第8戦は本来のオリックス主管試合で京セラドームを使用するが、上記の通り12月1日以後は順延しない取り決めとしているため、第9戦はヤクルト主管試合の扱いとするも、移動日・休養日を挟まず、第8戦の翌日に引き続き京セラドームを試合会場として開催する計画であった[22]。
ビデオ判定
[編集]- 2015年の第5戦に於いて、ソフトバンク・李大浩の打球は左翼ポールの上を通過し、左翼線審はポールを巻いたとして本塁打と判定したが、ヤクルトの真中満監督から「ファウルではないのか」と抗議があり、審判団による7分にも及ぶビデオ判定を経て、判定は覆らず本塁打となった。なお、NPBにおいて2010年にホームランを巡るビデオ判定が導入されて以来、シリーズでのビデオ判定は史上初[注 16][23][24]。
- 2016年の第2戦では、同年より導入された本塁クロスプレーでのビデオ判定が行われた。6回裏、無死二塁の場面で広島・菊池涼介がバスターに切り替えて打った打球はレフト前へ抜け、これを見た二塁走者の田中広輔は本塁へ向かったが、日本ハム左翼手・西川遥輝から捕手・大野奨太へ際どいタイミングで返球され、球審の白井一行はアウトと宣告した。これに広島の緒方孝市監督がビデオ判定を要求、審判団の協議によりビデオ判定が行われた。その結果、「大野のタッチより先に田中の手が本塁に触れていた」として、判定を覆して田中の生還を認めた[25]。
全試合同一都道府県内での開催
[編集]1970年の開催は両リーグの出場チームが、文京区の後楽園球場が本拠地の巨人と、荒川区の東京スタジアムが本拠地のロッテであり、全試合が東京都での開催となったため、史上初めて同一都道府県内のみでの開催となった(東京シリーズまたはGOシリーズ[26])。同一都道府県での日本シリーズはこの1970年と上述の1981年(後楽園シリーズ)の2例のみ。
2019年現在は、2008年にオリックスが大阪府をフランチャイズ[注 17]とし、セ・パ両リーグの球団がともに本拠地を置く都道府県がないため、通常のフランチャイズ制度下では同一都道府県で開催されることはない。
全球団が1度以上日本一を経験
[編集]2004年に1度も日本一になれないまま合併消滅した近鉄に代わって、2005年に新規加入した楽天が2013年のシリーズで日本一になったことにより、NPB設立以来史上初となるNPBに加盟している全12球団が全て日本一を経験ということになった。なお、パ・リーグに関しては、元号が令和になる前年の2018年時点でNPB設立以来史上初となる同一年号中にパ・リーグに加盟する全6球団が日本一を経験したことにもなった(セ・リーグは、阪神と広島が平成30年間で一度も日本一になれなかった)。
日本以外では、2021年時点で、台湾の中華職業棒球大聯盟が現存する全5球団に台湾シリーズの優勝経験があり、ドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナが全6球団に優勝経験があるが、メジャーリーグでは、全30球団中5球団(ミルウォーキー・ブルワーズ、サンディエゴ・パドレス、シアトル・マリナーズ、コロラド・ロッキーズ、タンパベイ・レイズ)がワールドシリーズ優勝を経験しておらず、その中でもマリナーズはシリーズ自体への出場経験がない。
テレビ放送
[編集]地上波系列全国放送
[編集]2010年までは基本的にホームゲームの球団が推薦した放送局と直接交渉し、その放送局の属するネットワークにより試合開始から終了まで全国生中継された。しかし2010年の日本シリーズで地上波全国中継が実施されない試合が3試合あったことを受けて、2011年からは進出球団が放送局を推薦したうえで、テレビ中継協賛スポンサーの広告代理店にその放送局への中継交渉を行う方式を採用した[27](それでも、通常レギュラーシーズンの放送を頻繁に行う局が優先的に推薦されることに変わりはない)。これ以降は番組編成の都合から、試合開始時間が繰り上がる事例が発生している(2011年の第1戦、2016年の第5戦)。
中継には通常の野球解説者のほか、出場しないチームの現役選手や監督(引退あるいは退任が決まった者も含む)がゲスト解説として登場する。
視聴率(関東地区)は1990年代までは平均30%前後を獲得するなど高い人気を得ていたが、2000年代以降は徐々に低下し、2010年代以降カードによっては一桁を取ることも珍しくなくなっており、2019年以降は視聴率二桁を獲得した試合は年数試合のみという状態が続いている[28]。その一方、レギュラーシーズン同様、関東地区以外の出場チームの本拠地がある地域では高視聴率を獲得することが多い[29]。
- セントラル・リーグの球団では、読売ジャイアンツ(日本テレビ)、中日ドラゴンズ(CBCテレビ、東海テレビ、テレビ愛知)、東京ヤクルトスワローズ(フジテレビ、テレビ朝日)、横浜DeNAベイスターズ(TBSテレビ)といったように特定の放送局に本拠地主催試合の放映権が与えられている。これらの球団が日本シリーズに出場した場合、レギュラーシーズン同様に放映権もこれらの放送局の属するネットワークの系列局が必ず推薦される。
- 阪神タイガースと広島東洋カープについては各局に放映権が均等に分配されているが、阪神タイガースの場合は朝日放送テレビが水曜日と日曜日の試合の放映権を優先させており、阪神タイガースが日本シリーズに出場した場合の放映権もそれを踏襲している[注 18]。従って、セ・リーグ球団の開催試合においては、テレビ朝日系列局が推薦されるのは、阪神タイガースが日本シリーズに出場した場合の原則として水曜日と日曜日の試合[注 19]、広島東洋カープが出場した場合や、東京ヤクルトスワローズが出場し、フジテレビが編成上の都合で独占しなかった場合の本拠地開催の一部試合にほぼ限定される。
- パシフィック・リーグの球団で特定の放送局に本拠地主催試合の放映権が与えられているのはオリックス・バファローズ(関西テレビ)、埼玉西武ライオンズ(テレビ朝日、1988年以前はTBSテレビ)、東北楽天ゴールデンイーグルス(東日本放送)がある。一方、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークスは比較的均等に放映権が与えられており、福岡ソフトバンクホークスはダイエー時代の1999年にテレビ西日本が2試合獲得した以外は1つの局に複数試合放映権獲得した例はない。
- 2003年は、フジテレビの番組である『ワンナイR&R』において「王シュレット事件」を引き起こしたため、阪神・ダイエーの両球団がフジテレビ系列局(フジテレビ・関西テレビ・テレビ西日本などフルネット26局)を推薦しない処置を取った[注 20]。このため、第7戦の放映権はテレビ東京系列局であるTVQ九州放送が獲得した。
- 完全デーゲームで行われていた1993年まで、平日開催における放映権を獲得した局における通常番組の主な扱いは以下のようになっていた。
- NHK総合テレビ - 『正午のニュース』は5分短縮、『連続テレビ小説』は30分繰り上げ(1991年まで)
- 日本テレビ系列 - 『お昼のワイドショー』(1986年まで)は12:50で終了。『午後は○○おもいッきりテレビ』(1987年から1991年まで)は12:50で終了もしくは放送休止。『ごちそうさま』などの13時台の番組は放送休止(当日時差放送はなし、1986年まで)
- 『花王 愛の劇場』の遅れネットしている局(秋田放送(1991年まで)、山形放送(1987年まで)、北日本放送(1989年まで)、福井放送(1991年まで)、南海放送(1991年まで)のみ)または当日時差ネットを行うフジテレビ系ライオン一社提供枠(青森放送(1989年まで)、山梨放送(1991年まで)、山口放送(1991年まで)、四国放送(1991年まで)、高知放送(1991年まで)のみ)を放送する場合は、『花王 愛の劇場』は翌日午前に放送する他、フジテレビ系ライオン一社提供枠は試合終了後に放送もしくは放送休止。当日時差ネットを行う『笑っていいとも!』(テレビ岩手(1983年から1989年まで)、山梨放送(1985年から1991年まで)、高知放送(1987年から1991年まで)のみ)は放送休止。テレビ朝日系正午枠(『アフタヌーンショー』~『女38歳気になるテレビ』、1991年まで)をネットしている局(上記の局の内、テレビ岩手、山梨放送、四国放送を除く各局と日本海テレビ(1987年まで))はテレビ朝日系正午枠を17:00から放送。
- テレビ朝日系列 - 平日正午枠(『この秋一番!』~『ザ・ニュースキャスター』、1985年から1993年まで)は12:30もしくは12:40終了。『徹子の部屋』などの13時台の番組は放送休止(当日時差放送はなし)
- TBS系列 - 『花王 愛の劇場』、『妻そして女シリーズ』(1991年まで)、『CBC制作昼の連続ドラマ』(1991年まで)、『ドラマ30』(1992年・1993年)は当日の17:00 - 18:00に放送
- 当日時差ネットを行うフジテレビ系ライオン一社提供枠(IBC岩手放送(1990年まで)、大分放送(1993年まで)、南日本放送(1986年まで)のみ)、当日時差ネットを行う『笑っていいとも!』(青森テレビ(1983年から1993年まで)、テレビ山口(1983年から1993年まで)、大分放送(1984年から1992年まで)のみ)、当日時差ネットを行うテレビ朝日系正午枠(『アフタヌーンショー』~『人間探検!もっと知りたい!!』、北陸放送(1990年まで)、山陰放送(1992年まで)、熊本放送(1988年まで)、長崎放送(1989年まで)、宮崎放送(1992年まで)、琉球放送(1992年まで)のみ)はそれぞれ放送休止。
- フジテレビ系列 - 『笑っていいとも!』は12時55分で終了(1984年から1993年まで)。ライオン一社提供枠と『東海テレビ制作昼の帯ドラマ』は放送休止(当日時差放送はなし)
- NHKでも1991年までは主に最速で優勝が決まる第4試合を中心に(例外あり)総合テレビで生中継されていたが、衛星放送の普及による番組編成の見直しから地上波での放送は1991年以降行われていない。独占放送は前述1974年の中日対ロッテ第6戦(ロッテが優勝を決めた試合)を最後に途絶えている。
- デーゲームで行われていた1994年までは、テレビ東京系列以外の各系列が放映権を獲得した場合は獲得した系列以外の局でも放送されていた。1993年までの平日に他系列制作のデーゲームが放送される場合、TBS系列局では14:00まで通常の編成を放送し、日本シリーズは14:00からの飛び乗り放送としていた他、日本テレビ系列局では13:00から放送するか、もしくは13:30からの飛び乗り放送で放送していた。フジテレビ系列と他系列とのクロスネット局における平日の扱いは局によって扱いが異なっていた。これらの局が他系列制作の試合が放送される場合における主な扱いは以下のようになっていた。
- 日本テレビ系列局(一部系列局を除く) - 『お昼のワイドショー』→『午後は○○おもいッきりテレビ』(前者は通常放送、後者は13:00飛び降り)を放送後に他系列制作の試合を飛び乗った上で放送するか、13:30まで『ごちそうさま』(1986年まで)、『午後は○○おもいッきりテレビ』(1987年から1993年まで)などの日本テレビ系番組を同時ネットした後に飛び乗る形で放送。中継終了後は日本テレビ系列制作試合と同様に各局別の編成を放送するが、『花王 愛の劇場』の遅れネットしている局(秋田放送(1993年まで)、山形放送(1988年まで)、北日本放送(1989年まで)、福井放送(1993年まで)、南海放送(1993年まで)のみ)または当日時差ネットを行うフジテレビ系ライオン一社提供枠(青森放送(1989年まで)、山梨放送(1993年まで)、山口放送(1992年まで)、四国放送(1993年まで)、高知放送(1993年まで)のみ)の当日時差ネットしている局がTBS系列制作試合とテレビ朝日系列制作試合を放送する場合は、『花王 愛の劇場』は翌日午前に放送する他、フジテレビ系ライオン一社提供枠は試合終了後に放送もしくは放送休止。当日時差ネットを行う『笑っていいとも!』(山梨放送(1985年から1993年まで)、高知放送(1988年から1993年まで)のみ)は放送休止。、テレビ朝日系正午枠(『アフタヌーンショー』~『人間探検!もっと知りたい!!』、上記の局の内、山梨放送、四国放送を除く各局と日本海テレビ(1988年まで)のみ)をネットしている局はテレビ朝日系正午枠を17:00から放送。
- TBS系列局(一部系列局を除く) - 『花王 愛の劇場』、『妻そして女シリーズ』(1991年まで)、『CBC制作昼の連続ドラマ』(1991年まで)、『ドラマ30』(1992年・1993年)を通常放送した後に14:00から飛び乗る形で放送。中継終了後は各局別の編成を放送するが、当日時差ネットを行うフジテレビ系ライオン一社提供枠(IBC岩手放送(1990年まで)のみ)は試合終了後に放送もしくは放送休止。当日時差ネットを行う『笑っていいとも!』(青森テレビ、テレビ山口(2局とも1983年から1993年まで)のみ)は試合終了後に放送もしくは放送休止。テレビ朝日系正午枠(『アフタヌーンショー』~『人間探検!もっと知りたい!!』、北陸放送(1990年まで)、山陰放送(1989年から1992年まで)、長崎放送(1989年まで)、琉球放送(1992年まで)のみ)をネットしている局はテレビ朝日系正午枠を17:00から放送。
- フジテレビ系列と他系列とのクロスネット局(当時クロスネットであった局も含む)
- 福島テレビ(1982年まで) - TBS系列制作試合を放送する場合はTBS系列フルネット局と基本的に同一。フジテレビ系列制作試合を放送する場合は『花王 愛の劇場』、『妻そして女シリーズ』、『CBC制作昼の連続ドラマ』を通常放送した後に14:00から飛び乗る形で放送。
- NST新潟総合テレビ(1982年まで) - 『アフタヌーンショー』を通常放送した後に加盟していた各系列(フジテレビ系列、テレビ朝日系列、日本テレビ系列(1979年まで))が製作する試合を放送。
- テレビ長崎(1989年まで) - 日本テレビ系列制作試合を放送する場合は日本テレビ系列フルネット局と基本的に同一。フジテレビ系列制作試合を放送する場合は『お昼のワイドショー』→『午後は○○おもいッきりテレビ』(前者は通常放送、後者は通常時においても13:00飛び降り)を放送後に13:00から飛び乗る形で放送。いずれの場合も『笑っていいとも!』とフジテレビ系ライオン一社提供枠は試合終了後に放送もしくは放送休止。
- テレビ熊本(1988年まで)・テレビ宮崎(1993年まで)・鹿児島テレビ(1992年まで) - フジテレビ系列制作試合を放送する場合はフジテレビ系列フルネット局と基本的に同一。日本テレビ系列制作試合(テレビ熊本は1981年まで、テレビ宮崎と鹿児島テレビは1991年まで)とテレビ朝日系列制作試合(鹿児島テレビは1980年まで)を放送する場合は『笑ってる場合ですよ!』→『笑っていいとも!』などを通常放送した後に放送する他、フジテレビ系ライオン一社提供枠(鹿児島テレビは1987年から1991年まで)は試合終了後に放送もしくは放送休止。
- テレビ大分(1992年まで) - テレビ朝日系列制作試合を放送する場合はテレビ朝日系列フルネット局と基本的に同一。日本テレビ系列制作試合(1991年まで)とフジテレビ系列制作試合を放送する場合はテレビ朝日系正午枠(『アフタヌーンショー』~『人間探検!もっと知りたい!!』)を通常放送した後に放送。
- 全日程がナイター開催となった1995年以降は放映権を獲得した系列の局のみの放送となっている。そのため、県によっては全試合未放送となる年もある。
- 1995年以降におけるクロスネット局の扱いは以下の通り。
- 福井放送 - 日本テレビ系列制作のみ放送(テレビ朝日系列制作の放送はなし)
- テレビ大分 - 火・木曜はフジテレビ系列制作のみ、水・土・日曜は日本テレビ系列制作のみをそれぞれ放送(火・木曜が日本テレビ系列制作の場合は代替で『日本シリーズハイライト』を放送)
- テレビ宮崎 - 火・水・木・土曜はフジテレビ系列制作のみ、日曜は日本テレビ系列制作のみをそれぞれ放送(火・水・木・土曜が日本テレビ系列制作の場合は代替で『日本シリーズハイライト』を放送、テレビ朝日系列制作の放送はなし)
- 以下の県は、完全ナイター開催となった1995年以降は系列局が所在しない系列が中継を行う場合は放送しない(テレビ東京制作の場合を除く)。
- 日本テレビ系列制作 - 大分県(火・木曜の場合のみ)・宮崎県(火・水・木・土曜の場合のみ)・沖縄県
- テレビ朝日系列制作 - 山梨県・富山県・福井県・鳥取県・島根県・徳島県・高知県・宮崎県
- TBS系列制作 - 秋田県・福井県・徳島県
- フジテレビ系列制作 - 青森県・山梨県・山口県・徳島県・大分県(水・土・日曜の場合のみ)・宮崎県(日曜の場合のみ)
- 現在テレビ朝日系列局やフジテレビ系列局がある地域の内、1994年は第3戦~5戦がナイターで行われたが、テレビ朝日系列の放送となったため岩手県・愛媛県・沖縄県は未放送となった他、1995年・1996年のフジテレビ系列中継試合は山形県と高知県で、1995年の第3戦はテレビ朝日系列の放送となったため岩手県でそれぞれ未放送となった[注 21]。
- 1995年以降におけるクロスネット局の扱いは以下の通り。
- なおテレビ朝日系列は1970年代後半のUHF局開局以後1990年代の平成新局の開局ラッシュ時まで、基幹都市から段階を追い、最終的に基幹都市以外の地方系列を増やしているが、系列局が少なかった時代はその推薦をなかなか受けられなかったため中継ができた試合は限られ、中継ができた場合も、デーゲーム開催時代は大半の地域が系列外ネットとなった。特に南海ホークスと結びつきの強い毎日放送が1975年3月30日の腸捻転ネットチェンジが解消するまではNET(当時)系列だったことから毎日放送発の南海戦の日本シリーズの放送は1959年の対巨人戦の第1・2戦[注 22]、南海戦以外では1962年・阪神対東映の第1・6・7試合の3試合のみで、合計5試合に留まった[注 23]。
- パシフィック・リーグの球団は、テレビ東京・テレビ東京系列局が推薦される場合があり、福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズで推薦実績がある。その場合は系列局が少ない[注 24]ため地上波で生中継を見られる地域は他系列に比べ大幅に少なくなる(セ・リーグ側はこれまで中日ドラゴンズが進出した場合のみに放送権を得ている)ため、衛星放送のNHK BS1(以前はBShiも)での放送で補完することになる(テレビ東京系列のBSテレ東での放送は現状未実施)。
- 過去にテレビ東京は次の試合を放送している。
- 1970年・ロッテ対巨人(第3・4試合。第4試合はNHK総合テレビ並列)
- 1974年・ロッテ対中日(第5試合)
- 2003年・ダイエー対阪神(第7試合。TVQ九州放送制作)
- 2005年・ロッテ対阪神(第2試合)
- 2006年・日本ハム対中日(第4試合。テレビ北海道制作協力)
- 2007年・日本ハム対中日(第2・5試合。第2試合はテレビ北海道制作協力 第5試合はセ・リーグ側のホームゲーム・テレビ愛知制作協力)
- 2010年・ロッテ対中日(第4試合 第1試合=セ・リーグ側ホームゲームもテレビ愛知が放送権を得たが、全国中継せず)
- 2011年・ソフトバンク対中日(第2・5試合。第2試合はTVQ九州放送制作協力、第5試合はセ・リーグ側のホームゲーム・テレビ愛知制作協力)
- 2015年・ソフトバンク対ヤクルト(第2試合。TVQ九州放送制作協力)
- 2021年・オリックス対ヤクルト(第2試合。テレビ大阪制作協力)
- 2023年・オリックス対阪神(第2試合)
- なお、放映権を獲得しながら優勝決定による未開催で放送なしになったのは以下の通り。
- 2005年・ロッテ対阪神(第7試合)
- 2009年・日本ハム対巨人(第7試合。テレビ北海道制作協力)
- 2010年・ロッテ対中日(第8試合。テレビ愛知制作協力による全国放送となる予定であった)
- 2019年・ソフトバンク対巨人(第7試合。TVQ九州放送制作協力)
- 過去にテレビ東京は次の試合を放送している。
- 1970年と1974年は日中の開催で、一部の局ではローカルセールスの時間帯であったことから、特に東京12チャンネルとの結びつきが強い地方局への番組販売(中京圏は本来なら日経資本の中京テレビで中継されるものだったが、UHFの視聴世帯がまだ少なかったため、名古屋テレビで中継。近畿地方は1970年の第3戦と1974年の第5戦は当時クロスネット局の関係にあった毎日放送で、1970年の第4戦は当時から東京12チャンネルの準キー局扱いであった近畿放送・サンテレビで中継)にて同時放送が行われた。
- しかし、ナイトゲーム開催以後の6回(試合自体がなかった回は除く 以下同文)の中継は系列局の編成の都合から生放送はテレビ東京系列5局と中京・近畿の独立県域局を視聴できる地域に限られており、2003年は地方局には90分に編集した録画中継版を販売して当日深夜(翌日未明)に放送した局もあったが、2005年以降はそれも行われず、系列のない大多数の県ではテレビ東京の実況を見られない状態となっている(BSジャパン→BSテレビ東京・TX系列のCS(AT-Xや日経CNBC)でも中継されていないため)。
- 1999年・ダイエー対中日も一度第7試合をテレビ東京系列(制作・TXN九州(当時))で放送することが決まっていたが、系列局が少ないのと、衛星放送の普及が進んでいない(当時のBS民放は有料放送のWOWOWのみだった。民放キー局系の無料放送を含めデジタル放送の開局は2000年12月1日)という理由でテレビ朝日系列(九州朝日放送)に移譲したことがあった。しかし、ダイエーが4勝1敗で優勝し、第7戦そのものが開催されなかった。
- また、1998年に日本ハム[注 25]、2001年にダイエーがそれぞれ進出した場合、1998年は第4戦、2001年は第7戦の放送が検討されていたが、優勝を逃したため実現には至らなかった。
- 2023年はパリーグのクライマックスシリーズにオリックス、ロッテがそれぞれ進出した場合、第2戦の放送が検討されていた。しかし、この時点でセ・リーグのクライマックスシリーズが阪神、広島が残っていたが、最終的に阪神が進出したため第2戦の放送に至った。
- 2023年は、史上初の民放5局ネットワークが第5戦まで最低1試合ずつ中継を実施している[注 26]。当初、2019年も第1戦・第2戦・第6戦・第7戦が日本テレビ系列を除き放映権を取得していたが、第4戦で決着したため実現しなかった[注 27]。
- 2024年は、第2戦が『第50回衆議院議員総選挙』と被り、28年ぶりに選挙特番と日本シリーズ中継がバッティングする事態になった。[注 28]
県域独立局
[編集]- 1985年・阪神対西武の第3・5試合が兵庫県域局のサンテレビ(兵庫県ローカル)で放送された。独立県域局ではネット受け以外で史上初の放送権となったが、この時は第3戦が朝日放送、第5戦はよみうりテレビとの並列放送だったので独占放送ではなかった。なおこの後2003年・阪神対ダイエー、2005年・阪神対ロッテの2回はサンテレビが主管試合の放映権を得ることはなかったが、兵庫県内では隣府県のテレビ東京系列県域局のテレビ大阪・テレビせとうち[注 29]が受信できない地域への配慮として、阪神球団からの要請によりテレビ東京製作のそれぞれパ・リーグ側主管試合(2003年第7試合、2005年第2試合)をネットしている。しかし、2023年・阪神対オリックスについては放送は見送られたことで、テレビ東京系列で中継された第2戦が阪神の保護地域である兵庫県内のうち、テレビ大阪[注 30]やテレビせとうち[注 31]のいずれかの受信もできない世帯では、地上波で中継を味わえない事態が発生した。
- 2010年は第1戦・第2戦・第5戦は地上波全国中継が行われなかった。中部日本放送の系列局であるTBS系列に優先権があったが、時間帯が『世界バレー』中継と重なったことからTBS系列は放送権を獲得しなかった。第1戦はナゴヤドームがある愛知県ローカル局のテレビ愛知[注 32]、第2戦は中京広域圏の東海テレビで、第5戦は千葉マリンスタジアムがある千葉県の県域独立局の千葉テレビでは千葉県ローカルで放送された。前述・阪神対西武の試合が広域放送(準キー局)との並列だったが、この試合の地上波放送は千葉テレビだけであるため、当初は史上初の「県域独立局独占中継」となる可能性があった。その後、第5戦の中継に関しては、11月3日に中部日本放送が急遽自社制作を実施し東海3県ローカルでの放送を受け持つことになり、千葉テレビ制作の中継が三重テレビにも同時ネットされることとなった[30]が、それでも関東地方では千葉テレビだけでの放送であり、キー局を含め「関東地方テレビ局独占中継」の形となった。
衛星放送
[編集]系列局ごとによって対応が異なる。プロ野球中継放送実績の無い放送局は原則として省略する。
BS放送
[編集]- NHK
- NHK-BSでは1998年・2002年を除いて放送実績がある。特に地上波でテレビ東京系の中継を行う場合は未放送地域へのカバーとして必ず行われる。2009年以降、BSではNHK BS1のみでの放送となり、他BS局では2012年のBS日テレでの録画ダイジェストを除いて放送されなくなった[注 33]。
- BS1 1988年 - 1991年(全試合中継録画)、1992年 - 1997年(第4戦のみ生中継、他は中継録画[注 34]、1999年(第2・3戦)、2000年(第4・5戦)、2007年(第2・5戦)、2009年(第1・2・3・6戦)、2010年(第1・2・3・4・5戦)[注 35]、2011年(第2・5・6・7戦)、2012年(第2・3・4戦)、2013年(第2・3・6・7戦)、2014年(第2・3・4・5戦)、2015年(第1・2・3戦)、2016年(第4・5戦)、2017年(第1・2・4・6戦)、2018年(第3・4・5戦)、2019年(第1・2・3戦)、2020年(第2・3・4戦)、2021年(第1・2・3・4・5・6戦)[注 36]、2022年(第2・3・5・6戦)、2023年(第1・2・3・5戦)
- BShi 2008年(第1・6・7戦)
- BS1・BShi同時放送 2001年(第2戦)、2003年(第1・2・4・5・7戦)、2004年(第2・7戦)、2005年(第2戦)、2006年(第2・4戦)
- 日本テレビ系列
- BS日テレでの放送実績なし(ただし2003年(第2戦、第5戦)、2012年(第1戦、第6戦)、2013年(第4戦、第5戦)は1時間のダイジェスト版として放送)。
- テレビ朝日系列
- BS朝日で2001年(第1・4戦。後者録画)、2002年(第3戦)、2003年(第3・6戦。後者録画)は完全中継で、また2006年(第3・5戦)、2007年(第1戦)、2008年(第2-5戦)はそれぞれ1時間のダイジェスト版を放送した。
- TBS系列
- BS-TBSでBS-i時代の2002年(第4戦)、2004年(第5戦)に放送実績がある。
- テレビ東京系列
- BSテレ東ではBSジャパン時代から放送実績なし。
- フジテレビ系列
- BSフジで2001年(第3・5戦)、2004年(第6戦)の放送実績がある。
その他 BS11・TwellV・FOXスポーツ&エンターテイメント・J SPORTS[注 37]など、2007年以降に開局した放送局での放送実績なし。
CS放送
[編集]- 読売ジャイアンツ(巨人主催全試合)または巨人以外の他球団が出場する試合を系列局[注 38]が放映権を獲得した場合、日テレジータスを通して完全生中継および深夜に録画中継(地上波同内容)。日テレNEWS24・日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツは放送なし[注 39]。
- テレ朝チャンネル2(2012年は朝日ニュースター)で地上波と同じ内容で完全生中継。なお同じテレビ朝日直轄のテレ朝ch1は編成の特殊性の関係で放送実績なし。更に2011年まではテレビ朝日系列制作試合は、同系列の朝日放送(現:朝日放送グループホールディングス。認定放送持株会社移行並びに分社化のため、テレビ事業自体はその子会社の朝日放送テレビに継承)傘下のスカイ・エーで放送された[注 40]。
- TBSチャンネル2で地上波と同じ内容で完全録画中継。2013年までは編成の特殊性の関係で放送実績がなかった(なお、2013年まではTBSニュースバードで同趣旨を行っていた[注 41]が、ニュースバードでの放送は同年度[注 42]をもって終了となっている)。なお、同じJNN系列の毎日放送の親会社(認定放送持株会社)であるMBSメディアホールディングス傘下のGAORAでは放送実績なし。
その他 2010年は地上波全国放送が行われない試合があったため、J SPORTSで第1・2・5戦を自主制作(うち、第1戦はテレビ愛知の映像提供を受けて)で放送した。なお、FOX SPORTS ジャパン・スポーツライブ+は放送実績なし。
ラジオ放送
[編集]日本シリーズはNPB主催のため、レギュラーシーズンの放送権の有無に関わらず平等に中継することができる。レギュラーシーズン及びクライマックスシリーズは放送不可のJRN系列における東京ヤクルトスワローズのホームゲームも日本シリーズでは中継できる。放送権は原則としてシリーズ全試合が対象となる。
2023年現在、カードに関わらず毎年生中継する放送局は、NHKラジオ第1放送[注 43][注 44]と文化放送、ニッポン放送、MBSラジオ(2020年度までは毎日放送のラジオ部門)の4局となった。[注 45]又、東海ラジオは以前は中日が出場時のみ放送していたが、中日が日本シリーズ不出場となった2012年以降も2020年以外カードに関係なくNRNネットで中継している。[注 46][注 47]ABCラジオは2019年以降「阪神が出場しない日本シリーズは中継しない」という局の方針により中継を見送っていたが、2023年は阪神の日本シリーズ出場が決定し、2018年以来の日本シリーズ中継が行われる。[注 48]
なお、シリーズ期間中はナイターオフ編成のため、レギュラーシーズンとネットワーク編成が異なる上、ネット受けの放送を行わない局も出てくる。また、地元球団がある局では当該球団が出場した場合のみ放送する局[注 49]もある。2017年までは多くの民放地方局が放送していたが、TBSラジオの撤退以降は激減し、2024年は球団非所在地では放送がなくなり、NHK単独放送の地域が多くなった。
ラジオ大阪は2006年以降[注 50]、TBSラジオ[注 51]とCBCラジオ[注 52]は2018年以降放送は行っていない。ラジオ日本は2013年以降、読売ジャイアンツホームゲームのみ放送している[注 53]。
FMについては、埼玉西武ライオンズが進出した場合のみ、NACK5[注 54]で放送する。
インターネット配信
[編集]日本シリーズのインターネット配信の導入は、2016年に開局したAbemaTV(現:ABEMA)が最初となる。この年は出資元のテレビ朝日が中継する試合において独自の実況・解説を付ける形で同時配信を行った。そのほかのキー局が出資元となっているインターネット配信業者においても2018年から、Hulu(日本テレビ)、Paravi→U-NEXT[注 55](TBS・テレビ東京)、フジテレビONEsmart(フジテレビ)にて同時配信を行うようになり、2018年は全試合インターネット配信される初の事例となった。TVer(在京民放テレビ局5社共同出資)では2022年開催から本シリーズを同時配信している[31]。なお、レギュラーシーズン、クライマックスシリーズとは主催が違うため、DAZN、パ・リーグTVなどでの中継は行われない。
その他
[編集]日本シリーズの対戦組み合せ
[編集]球団 | パ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オ | ソ | 西 | 日 | ロ | 楽 | 近 | ||
セ | 巨 | [注 58]5 - 3 | [注 59]9 - 3 | [注 60]3 - 7 | [注 61]3 - 0 | [注 62]1 - 0 | [注 63]0 - 1 | [注 64]1 - 0 |
神 | [注 65]1 - 0 | [注 66]0 - 3 | [注 67]1 - 0 | [注 68]0 - 1 | [注 69]0 - 1 | × | × | |
中 | × | [注 70]0 - 2 | [注 71]1 - 3 | [注 72]1 - 1 | [注 73]0 - 2 | × | × | |
ヤ | [注 74]3 - 1 | [注 75]0 - 1 | [注 76]2 - 1 | × | × | × | [注 77]1 - 0 | |
横 | × | [注 78]0 - 1 | [注 79]1 - 0 | × | [注 80]1 - 0 | × | × | |
広 | [注 81]1 - 1 | [注 82]0 - 1 | [注 83]0 - 2 | [注 84]0 - 1 | × | × | [注 85]2 - 0 | |
松 | × | × | × | × | [注 86]0 - 1 | × | × |
- 各球団の略称については以下の通りである。
- 巨=巨人(読売)、神=阪神、中=中日、横=横浜・DeNA、ヤ=(東京)ヤクルト、広=広島東洋、オ=オリックス、ソ=福岡ソフトバンク、西=(埼玉)西武(1979年から)・西鉄(1972年まで)、日=(北海道)日本ハム、ロ=(千葉)ロッテ、楽=東北楽天、松=松竹、洋=(横浜)大洋、急=阪急、近=(大阪)近鉄、南=南海、ダ=福岡ダイエー、映=東映、毎=毎日・大毎
戦力外通告について
[編集]- 第2次戦力外通告は原則クライマックスシリーズ終了の翌日から日本シリーズ終了の翌日までだが、日本シリーズ出場チームは期限が4日間延長される。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 高校野球の地方大会などの試合などで使用される場合は、日本シリーズの試合を優先される。 2024年の場合、横浜DeNAがクライマックスシリーズ進出が決まったが、既に横浜スタジアムは第77回秋季関東地区高校野球大会の会場として使用する予定だったが、日本シリーズの出場に配慮して急遽変更している。
- ^ 変更当初は、アジアシリーズの日程が迫っていたことが移動日を省く理由とされていたが、アジアシリーズ(代替大会含む)が開催休止となった2014年以降の年も、引き続き踏襲・継続されている。なお、第2戦と第3戦の間の移動日・休養日は従来通り継続となる。
- ^ 東京オリンピックが開催されるため、7月16、17日のオールスターゲームから8月13日の後半戦開幕まで約1ヶ月レギュラーシーズンを中断。さらにシーズン中にクライマックスシリーズ、日本シリーズの日程が当初の予定から1週間後ろ倒しになった。
- ^ ファーム日本選手権では前年2020年からの2年間採用されていたが、採用後はいずれも9回までで決着がついているため実際にタイブレーク実施には至らなかった。
- ^ 29日時点で勝ち数が同数の場合は、30日の試合を延長無制限で行って決着をつけるためタイブレークを行う想定にはなっていなかった。
- ^ 基本的に4勝3敗決着であれば勝利球団から2人と敗戦球団から1人、4勝0敗決着であれば勝利球団からのみ3人選出されるが、4勝2敗および4勝1敗決着の場合は各試合の展開によって配分が変わる。
- ^ NPB公式での序列は優秀選手賞より下位だが、敗戦球団にとっては自軍の優秀選手賞より格上。
- ^ 一方的な展開になっても、1956年の巨人(2勝4敗ながら表彰選手なし)を除き敗戦球団で最も活躍した選手が表彰され、「該当者なし」は例がない。
- ^ 同グループではコナミデジタルエンタテインメントがNPBパートナー(オフィシャルスポンサー)を務めている。
- ^ 1988年に東京ドームが開場するまでは12球団の本拠地が全て屋外球場で、現在もセ・リーグはヤクルト、DeNA、阪神、広島の4球団が、パ・リーグは楽天、ロッテの2球団が屋外球場、またパ・リーグの西武が、他の空調設備のある全天候型のドーム球場とは異なりドーム屋根とスタンドの隙間に壁が無く、空調設備もほとんど取り付けていない自然の空気を取り込めるベルーナドームを本拠地としている。
- ^ 本来の保護地域以外での越県開催の初の事例となった。
- ^ 読売新聞社が招待したニューヨーク(現サンフランシスコ)・ジャイアンツの単独チームと、毎日新聞社が招待したアメリカ大リーグ選抜チームによる大会。
- ^ 1953年第6戦以来の保護地域以外での越県開催となった。
- ^ 1975年では広島の本拠地・旧広島市民球場は当時実勢収容人員が24,500人、2013年では楽天の本拠地・Kスタ宮城も28,120人(常設23,451人)で、規定の3万人を下回っていたが、いずれも開催されている。
- ^ 1974年第3戦 - 第5戦以来の保護地域以外での越県開催となった。
- ^ 同年9月12日の広島-阪神戦(甲子園)において、広島・田中広輔の打球をビデオ判定でボールインプレー(三塁打)としたが、後にNPBがホームランだったと誤審を認めて謝罪した経緯があり、CSならびに日本シリーズではセ・パ両リーグの統括が映像の検証に加わることとなった。
- ^ 近鉄との合併から3年間(2005年 - 2007年)は特例措置として阪神(フランチャイズ制度導入後はこの3年間を除き兵庫県のみ)とオリックスが大阪府・兵庫県をダブルフランチャイズとしていた。
- ^ デーゲーム開催時代は、他系列局が水曜日と日曜日に、朝日放送テレビが他の曜日に中継することもあった。また朝日放送テレビと他局の並列中継となることもあった。
- ^ 但し、水曜日の中継についてはテレビ朝日がレギュラー番組の放送を優先させる意向から、主管球団に関わらず2003年を最後に途絶えている(阪神タイガースが出場した2005年は火曜日、2014年は土曜日、2023年は木曜日の中継を担当)。
- ^ 但し、クロスネット局であるテレビ大分とテレビ宮崎は、日本テレビ系列制作の試合は放送した。
- ^ デーゲーム開催時代におけるテレビ朝日系列制作の試合は、IBC岩手放送、南海放送、琉球放送で放送していた。デーゲーム開催時代におけるフジテレビ系列制作の試合は、高知県では高知放送で放送していた他、山形県では1992年までは山形テレビでも放送していたが、1993年はテレビユー山形の編成の都合により山形県では未放送となった。なお、愛媛朝日テレビは1995年4月に、琉球朝日放送は1995年10月に、岩手朝日テレビは1996年10月に、さくらんぼテレビジョンと高知さんさんテレビは1997年4月にそれぞれ開局。
- ^ 読売テレビ、日本テレビ、NETテレビとの4社共同制作・同時放送。そのうち第1戦が毎日放送主導、第2戦はよみうりテレビ主導での制作だった。なお後楽園に移ってからの第3・4戦もこの形態だったが、日本テレビ主導での放送であった。
- ^ また毎日放送は先に述べた1970年・ロッテ対巨人第3戦と1974年・ロッテ対中日第5戦の2試合において、東京12チャンネルとのネット受けによる中継を行った。
- ^ 他の4系列が北海道から沖縄まで、概ね25社前後の放送局を擁するのに対し、同系列は2021年4月現在でも6社しかなく、球団の保護地域でも宮城県・兵庫県・広島県に本来の放送対象地域上のテレビ東京系列局がない状態であるが、このうちテレビ東京への推薦が行われないのは、宮城県が球団の保護地域の楽天イーグルスが進出した場合ならびに広島県が球団の保護地域の広島東洋カープが進出した場合に限られ、逆に兵庫県が球団の保護地域の阪神タイガースが進出した場合は、テレビ東京への推薦が行われることがある。そのためか、日本シリーズの放映権が決定するのはギリギリにならないと決まらないケースも度々発生している。
- ^ 日本ハムについてはこれまでテレビ朝日系列がほぼ独占的に放送(1981年の日本ハム主管3試合はテレ朝独占)していたが、1990年代中盤以後は主に週末のデーゲームを中心にした試合放送が強化されたことを受けて推薦されることが検討されたためである。
- ^ そのうち、フジテレビ系列はオリックス主管の試合を2試合(第1戦・第7戦)、TBS系列はオリックス主管・阪神主管を1試合ずつ放送。テレビ東京系列はオリックス主管を1試合。日本テレビ系列・テレビ朝日系列は阪神主管の試合1試合である。
- ^ 2019年の場合は第1戦はフジテレビ系列、第2戦はTBS系列。第3戦~第5戦まで日本テレビ系列。第6戦はテレビ朝日系列。第7戦はテレビ東京系列の予定だったが、第4戦で決着したため。実現しなかった。
- ^ 前回は1996年日本シリーズ第2戦、日本テレビが中継していた
- ^ いずれも兵庫県を放送対象地域とはしておらず、兵庫県内に中継局が設置できないため(ケーブルテレビ局の区域外再配信実施地域はある)。
- ^ 本来の放送対象地域は大阪府
- ^ 本来の放送対象地域は岡山県と香川県
- ^ 放送時間は18:30 - 20:56。ただし、最大21:00まで延長あり。同じテレビ東京系列局のテレビ大阪にもネットされた(19:00 - 20:54。「土曜スペシャル」を差し替えて放送。延長なし)。なおテレビ愛知では、「出没!アド街ック天国」放送中も、試合終了まで2画面放送を行っていた。
- ^ 一部試合はNHKワールド・プレミアムでも海外向けに同時放送された実績もある。
- ^ 1991年限りで総合テレビの第4戦の生中継が終了し、1992年から第4戦の生中継がBSでの放送となった。
- ^ 第1・2戦は東海地区、第5戦は東海地区と千葉県以外は地上波のテレビ中継は行われなかった。
- ^ 未開催の第7戦も含め、1シリーズで全試合の放映権を獲得したのは史上初めてである。
- ^ 2010年にJ SPORTSで放送した当時BS放送は開始されていなかった。
- ^ 広島東洋カープが出場した2016年10月29日の第6戦(マツダスタジアム)を広島テレビが、福岡ソフトバンクホークスが出場した2018年10月31日の第4戦(福岡ヤフオク!ドーム)を福岡放送が何れも日本テレビと共同で放映権を獲得したことによる。
- ^ 2014年は第7戦に持ち越された場合に、地上波で放送されることになっていたが、日テレジータス・日テレプラスでの放送については未定となっていた(第5戦で終了したため放送もなし)。なお日テレプラスは2014年をもって野球中継が終了の為、放送終了となった。日テレNEWS24は2018年シーズンよりプロ野球中継を開始している。
- ^ なお、2014年第1回戦はスカイ・エーにて放送。
- ^ 過去中日・ソフトバンク主催試合で実績あり。但し2011年の一部の試合は地上波での放送は実況を差し替えてあった。
- ^ 実際は2014年5月までTBSチャンネル・ニュースバード並列で放送
- ^ 1963年放送開始。1950年から1962年はNHKラジオ第2放送で放送された。
- ^ 開催期間中の日曜日に国政選挙の投開票が行われる場合は、開票速報を優先するため放送されない場合がある。
- ^ 以上4局は2023シリーズも放送。
- ^ 2023シリーズも放送。
- ^ プロ野球中継における文化放送との相互ネット関係はペナントレースにおいては2018年を最後に途絶えたが、日本シリーズにおいては千葉ロッテマリーンズ出場時のZOZOマリンスタジアム開催分に限り継続される(但し2021年まで実例なし)。
- ^ オリックスが出場した2021年はNRNネットでの裏送り制作、2022年はニッポン放送中継の技術協力のみだった。
- ^ 日本ハムが出場した場合のHBCラジオ、STVラジオ、楽天が出場した場合のTBCラジオ、広島が出場した場合のRCCラジオ、ソフトバンクが出場した場合のRKBラジオ、KBCラジオが該当。
- ^ 2008年以降、プロ野球レギュラーシーズンの放送も行われていない。
- ^ 2017年をもってプロ野球中継から撤退。2018年以降のレギュラーシーズンにおけるJRN系列局の中継では2022シーズンまでDeNA主催試合のみ裏送りを行っていた。それ以外の試合は文化放送・ニッポン放送(以上西武主催・RCCラジオ向け土曜・日曜デーゲーム以外のロッテ主催・巨人主催の土曜・日曜ナイター)・RFラジオ日本(巨人主催のデーゲームと平日ナイター・RCCラジオ向けの土曜・日曜デーゲームのロッテ主催)が実施している。
- ^ 地元球団の不出場並びに2017シーズン限りでJRN主幹局のTBSラジオがプロ野球中継から撤退した影響による
- ^ 2012年・2020年も出場したが放送はなかった。球団でなくNPB主催で放映権料が高額なことや、聴取率の低下、製作費の高騰、通常編成の優先などが理由にある。
- ^ 1990年から2008年まで出場した年度全試合放送。
- ^ U-NEXTについてはParaviを統合した2023年の配信は行わず、同年はTVerでのみの配信となった。
- ^ 例として「1967(巨 - 急)」という表記は1967年の日本シリーズで巨人が日本一になったことを意味する。
- ^ 例として、阪急はオリックスの前身球団なので、阪急との対戦成績はオリックスとの対戦成績として取り扱う。
- ^ 1967(巨 - 急)、1968(巨 - 急)、1969(巨 - 急)、1971(巨 - 急)、1972(巨 - 急)、1976(巨 - 急)、1977(巨 - 急)、、1996(巨 - オ)
- ^ 1951(巨 - 南)、1952(巨 - 南)、1953(巨 - 南)、1955(巨 - 南)、1959(巨 - 南)、1961(巨 - 南)、1965(巨 - 南)、1966(巨 - 南)、1973(巨 - 南)、2000(巨 - ダ)、2019(巨 - ソ)、2020(巨 - ソ)
- ^ 1956(巨 - 西)、1957(巨 - 西)、1958(巨 - 西)、1963(巨 - 西)、1983(巨 - 西)、1987(巨 - 西)、1990(巨 - 西)、1994(巨 - 西)、2002(巨 - 西)、2008(巨 - 西)
- ^ 1981(巨 - 日)、2009(巨 - 日)、2012(巨 - 日)
- ^ 1970(巨 - ロ)
- ^ 2013(巨 - 楽)
- ^ 1989(巨 - 近)
- ^ 2023(神 - オ)
- ^ 1964(神 - 南)、2003(神 - ダ)、2014(神 - ソ)
- ^ 1985(神 - 西)
- ^ 1962(神 - 映)
- ^ 2005(神 - ロ)
- ^ 1999(中 - ダ)、2011(中 - ソ)
- ^ 1954(中 - 西)、1982(中 - 西)、1988(中 - 西)、2004(中 - 西)
- ^ 2006(中 - 日)、2007(中 - 日)
- ^ 1974(中 - ロ)、2010(中 - ロ)、
- ^ 1978(ヤ - 急)、1995(ヤ - オ)、2021(ヤ - オ)、2022(ヤ - オ)
- ^ 2015(ヤ - ソ)
- ^ 1992(ヤ - 西)、1993(ヤ - 西)、1997(ヤ - 西)
- ^ 2001(ヤ - 近)
- ^ 2017(横 - ソ)
- ^ 1998(横 - 西)
- ^ 1960(洋 - 毎)
- ^ 1975(広 - 急)、1984(広 - 急)
- ^ 2018(広 - ソ)
- ^ 1986(広 - 西)、1991(広 - 西)
- ^ 2016(広 - 日)
- ^ 1979(広 - 近)、1980(広 - 近)
- ^ 1950(松 - 毎)
出典
[編集]- ^ a b c 週刊野球太郎編集部 (2014年11月1日). “日本シリーズ チャンピオンフラッグのお値段は?”. スポニチ(Sponichi Annex) 2018年10月24日閲覧。
- ^ 巨人過去最高1億円余り 日本シリーズ分配金(47NEWS、2009年11月11日) Archived 2011年12月19日, at the Wayback Machine.
- ^ SMBC日本シリーズ2016・NPB公式サイトの開催概要より
- ^ 日本シリーズ 史上初延長タイブレーク検討 自治体の時短要請考慮 ギリギリ日程で“第8戦”の余裕なし(スポニチAnnex)
- ^ 日本シリーズ、第3戦終了後「タイブレーク」 3勝3敗3分の場合…超異例決着に
- ^ 日本シリーズ タイブレークの成績は参考記録に NPB実行委
- ^ “日本シリーズ史上初タイブレーク採用、試合終了後「仕切り直し」新オーダー”. 日刊スポーツ (2021年11月4日). 2022年1月10日閲覧。
- ^ 開催要項(日本野球機構)
- ^ 日本シリーズ 延長12回までに 決着つかなければタイブレークも
- ^ 表彰選手|SMBC日本シリーズ2020
- ^ a b “日本シリーズに「SMBCみんなの声援賞」新設 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年10月30日閲覧。
- ^ “2020 SMBC日本シリーズ開催要項”. 日本野球機構(NPB). 2022年10月26日閲覧。
- ^ “2019 SMBC日本シリーズ開催要項”. 日本野球機構(NPB). 2022年10月26日閲覧。
- ^ “2022 SMBC日本シリーズ開催要項”. 日本野球機構(NPB). 2022年10月26日閲覧。
- ^ “今年は「SMBC日本シリーズ2014」に、10・25開幕”. スポーツニッポン. (2014年9月1日) 2014年9月2日閲覧。
- ^ 「日本シリーズ2014」特別協賛社に三井住友銀行(日本野球機構リリース 2014年10月3日閲覧)
- ^ NPBパートナーに「三井住友銀行」(日本野球機構NPBニュース 2014年10月1日 10月3日閲覧)
- ^ 極寒の日本S、選手もファンも「過酷」 気温7度台でも、熱戦に満足顔のオリファン
- ^ “仙台育英初優勝、東北108年目の悲願「白河越え」達成/東北の野球史”. 日刊スポーツ. p. 1 (2022年8月23日). 2022年8月28日閲覧。
- ^ 『日本シリーズ』巨人進出なら東京Dではなく…首都圏の他球場で開催 11月下旬から都市対抗で使用不可 (2020年7月6日 中日スポーツ)・ヤクルト江幡専務「首都圏の球場探す」日本S進出時(2020年7月7日 日刊スポーツ)
- ^ 巨人セVなら京セラドームで日本シリーズ…東京ドーム使えず(読売新聞)
- ^ 日本シリーズ第8戦、第9戦あれば京セラドーム大阪(日刊スポーツ)
- ^ 李大浩の2ラン、ビデオ判定 日本シリーズで初
- ^ 日本シリーズで初ビデオ判定 協議7分も判定覆らず
- ^ 【日本シリーズ】広島が連勝、勝負を分けたシリーズ史上初リプレー検証…ハムは4安打 スポーツ報知、2016年10月25日閲覧。
- ^ 2019年5月29日にベースボール・マガジン社より発売された「ロッテ70年史 1950-2019」掲載の記事「SPECIAL CROSS TALK 有藤通世×山崎裕之『24年ぶり日本一の記憶』内pp.19で山崎裕之が「東京シリーズと呼ばれた」とコメントしている。
- ^ 日本シリーズ、今年は全試合を地上波で全国中継 産経新聞(2011年11月9日、2011年11月14日閲覧)
- ^ “崩れた神話──なぜ日本シリーズの視聴率は低迷したのか”. NEWSポストセブン. 2019年10月26日閲覧。
- ^ “ソフトバンクV4の日本S第4戦、北部九州で平均27・8%、瞬間最高38・2%の高視聴率”. スポーツ報知. 2020年11月26日閲覧。
- ^ 「日本S第五戦をCBCが中継へ」(小見出しで「三重テレビも」と記載あり) 2010年11月3日付中日新聞朝刊。
- ^ “TVerでプロ野球「日本シリーズ」全試合をリアルタイム配信、日本初”. ITmedia NEWS (2022年10月20日). 2022年10月20日閲覧。
関連項目
[編集]- プロ野球
- 日本のプロ野球
- 日本野球機構
- セントラル・リーグ
- パシフィック・リーグ
- セ・パ交流戦
- オールスターゲーム (日本プロ野球)
- クライマックスシリーズ
- 日本シリーズにおける各種記録
- ワールドシリーズ
- 連合国軍最高司令官総司令部 - 2リーグ制分裂の際に、あっせん案として日本シリーズの開催を提案した。
外部リンク
[編集]- 日本シリーズ - NPB.jp 日本野球機構
- 日本シリーズ 視聴率(株式会社ビデオリサーチより)