コンテンツにスキップ

eMachines

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
eMachines
ロゴ
種類 パソコン
所持会社 エイサー (2007年 – 2013年)
使用開始国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
使用開始 1998年9月 (26年前) (1998-09)
使用終了 2013年1月17日 (2013-1-17)
旧使用会社 Korea Data Systems
トライジェムコンピュータ社(1998年 - 2004年)
ゲートウェイ (2004年 - 2007年)
テンプレートを表示

eMachines(イーマシーンズ)は、かつて存在したパソコンのブランド名[1]

歴史

[編集]

1998年9月、韓国のパソコンメーカーであるトライジェムコンピュータ社とモニターメーカーであるKorea Data Systemsの合弁会社として設立された[2]。全てをモニターなしで、399ドルまたは499ドルの価格でパソコンを販売した[3]。1999年3月までに、アメリカのコンピュータ販売では4位となり、市場シェアは9.9%であった[2]

1999年9月、インターネットサービスプロバイダを立ち上げる計画を発表した[4]

1999年11月、以前は広告と引き換えに無料のパソコンを配布していたFree-PCを買収した[5]

2000年3月、インターネット・バブルのピーク時、新規株式公開を通じて公開会社になり、1億8000万ドルを調達した[6]。その頃まで、200万台のパソコンを販売しており、売上高は8億1500万ドル、利益率は4%で、前年度は8450万ドルを失っていた[6]。株式はデビュー時に8%下落した。当時、大株主には6.4%の株式を保有するAOLと12.4%の株式を保有するビル・T・グロス英語版が含まれていた[6]

2001年5月までに、株式は1株あたり38セントで取引され、NASDAQから上場廃止した[7]

2002年1月、1億6,100万ドルでラップ・シュン・ホイ英語版に買収された[8]。同月30日、5,000万株の株式と3,000万ドルの現金でゲートウェイに買収された[9]。当局の認可を得た上で、6週間から8週間で買収を完了させ、eMachinesのCEOを務めていたウェイン・イノウエ英語版がゲートウェイのCEOに就任した[9]。また、同年に日本に参入した[10]

2007年10月、ゲートウェイがエイサーに買収されたことにより[11]、エイサー傘下のブランドとしてパソコン販売を継続した[10]

2013年1月、eMachinesブランドは廃止となった[12]

脚注

[編集]
  1. ^ eMachinesブランド製品の開発終了およびAcerブランドへの統合に関するご案内”. 日本エイサー (2013年2月4日). 2019年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  2. ^ a b Emachines Is Fourth in U.S. Sales of PC's”. ニューヨーク・タイムズ (1999年3月31日). 2015年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  3. ^ Emachines readies sub-$500 PCs”. CNN (1998年9月29日). 2001年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  4. ^ eMachines.net not just another ISP”. ZDNet (1999年9月10日). 2021年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  5. ^ Irvine's EMachines Booted From Nasdaq”. ロサンゼルス・タイムズ (2001年5月25日). 2015年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  6. ^ a b c EMachines' IPO Takes 8% Dip in the Market”. ロサンゼルス・タイムズ (2000年3月25日). 2015年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  7. ^ Irvine's EMachines Booted From Nasdaq”. ロサンゼルス・タイムズ (2001年5月25日). 2015年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  8. ^ EMachines Founder Buys Shares”. ロサンゼルス・タイムズ (2002年1月1日). 2015年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  9. ^ a b Gateway、eMachinesを買収”. PC Watch. インプレス (2004年1月31日). 2021年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  10. ^ a b 「eMachines」開発終了 Acerに統合”. ITmedia NEWS. ITmedia (2013年2月4日). 2015年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  11. ^ Acer completes Gateway share purchase”. ワシントン・ポスト (2007年10月11日). 2019年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
  12. ^ Acer sheds eMachines, turns to Gateway and Packard Bell for post-PC era”. PCWorld. IDG (2013年1月24日). 2021年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月13日閲覧。
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy