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HP-19C/-29C

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

HP-19C と HP-29C

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HP-19C
HP-29C と ACアダプタ(兼バッテリー充電器)

HP-19CHP-29C は、1977年から1979年までの間にヒューレット・パッカードによって製造された科学/工学向けポケット電卓(関数電卓)であった。これらの電卓は、"20"ファミリーの最も進化した最終モデルであった(HP-25との比較)。そして、標準機能として Continuous memory英語版 (バッテリーで維持される CMOS メモリ)を搭載していた。

HP-19C は、小型のサーマルプリンターを搭載しており、このような機能を提供する非常に珍しい携帯型関数電卓であった(HP-91、HP-92、HP-97英語版 は卓上用の大きさであり、HP-41C のような後のモデルは外部プリンターだけに対応していた)。プリンターの電力が要求されたため、19C は4本の単三ニッケル・カドミウム蓄電池が一つにまとまったバッテリーパックを使用していた。そのため、電卓とプリンター機構の重量は増大した。

プリンター以外の全ての機能は両モデルで同一であった。すなわち、逆ポーランド記法(RPN)計算ロジック、98ステップのプログラムメモリー、統計機能、そして30のレジスターは同一であった。

ユーザーは素数生成のような HP-19C/29C のためのソフトウェアを開発できた[1]。これらの電卓は、サブルーチン、インクリメント/デクリメントループ、相対分岐、そして間接アドレッシング(インデックスとしてレジスタ0を使用)を追加することによって、HP-25 のプログラム能力を拡張した。

29C の HP の内部コード名は、ボニー(Bonnie)であった。19C はそれに対応してクライド(Clyde)であった[2]

HP-19C と HP-29C は、それぞれ $345[3] と $195[4] で販売された。

シミュレーターとエミュレーター

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関連項目

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  • HP-25(HP-19C/29Cの前機種)
  • HP-41C(英数字を表示できる最初の電卓。外部プリンタを使用可能)

外部リンク

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出典

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  1. ^ Aslan, Wilfred (1980年10月1日). “Prime Numbers on the HP-19C”. BYTE: pp. 54–58. https://archive.org/stream/byte-magazine-1980-10/1980_10_BYTE_05-10_Software#page/n55/mode/2up 2015年12月21日閲覧。 
  2. ^ http://www.xnumber.com/xnumber/WMJ_hp29c.htm
  3. ^ 1980年の $345 ≒ 2010年の $910 (Inflation Conversion Factors for Dollars Archived 2007-12-30 at the Wayback Machine. を参照)
  4. ^ 1980年の $195 ≒ 2010年の $510 (前述と同じ場所を参照)
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