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Wikisource:収録方針

提供:Wikisource
このページはウィキソース日本語版の公式な方針です。多くの利用者に支持されていて、すべての利用者が従うべきであると考えられています。必要に応じて編集することは可能ですが、その変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。大きな変更を加える場合は、ノートページで提案してください。
収録方針
ウィキソースは、誰でも改良できる自由(フリー)な図書館として、歴史を通じて生み出された自由(フリー)な芸術的・知的作品を収集し、それらの作品に対して誰もが価値を付加できるようなコレクションをウィキという形で提示するために存在しています。このページでは、ある特定の作品がこの目標に合致し、ウィキソースで受け入れ可能かどうかを判断するための方針について概説します。

何を含めるか

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このページの基準は、Wikisource:著作権にて説明される著作権の基準と併せて適用されます。

ドキュメンタリーソース

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ドキュメンタリーソースは次の2つのいずれかの特徴を持ちます:

  1. 機関の公的文書であるか、または
  2. その性質上証拠的であり、かつ出来事と同時に作成されている

これらの文書には憲法条約個人的手紙のやり取り日記が含まれます。より多くの出来事がかつてないほど大量に記録されるようになっており、またこのカテゴリには歴史的通話記録訴訟手続軍事作戦の記録のように、以前には存在しなかったものも含まれています。ドキュメンタリーソースは、損傷や欠落、不明瞭な部分がある場合を除き、完全な形で記録されなければなりません。ウィキソースにあるコピーが忠実な模写であることを第三者が検証できるよう、それらのソースには注意を払わなければなりません。単なる意見の表明はドキュメンタリーではありません。

分析的作品と芸術的作品

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分析的作品 (analytical works) とは、他のソースから情報を編纂し、その情報を分析した出版物です。主な出来事が終わった後に書かれたノンフィクション作品は、一般にこのカテゴリに分類されます。分析的作品と同様に、芸術的作品 (artistic works) も、査読 (peer review) を経ているか若しくは編集者によって管理されている (editorial controls) メディアにより出版される必要があります。ただし、自費出版はこれに含まれません。

科学的研究

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科学的研究は、信頼できる者からの検証可能な査読を受けていればウィキソースに収録できます。作品はフリーであるか、フリーライセンスのもと公開する必要があり、すでに再出版を禁じる合意のもと商業的に出版されたほとんどの作品は認められません。

認められる研究作品の一例として、認可済みの大学の卒業論文審査委員会が精査し、合格した卒業論文を挙げることができます。

未発表の科学的研究は、筆者が特筆性の基準を満たしていれば(ウィキペディアにその筆者の記事が実際に存在していなくても)、査読を受けているかどうかにかかわらずウィキソースに収録できます。

フリードキュメント

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ウィキソースを含むウィキメディア財団では知的著作権に対してとても注意を払っています。著作権違反を禁止しているだけでなく、第三者が作品を自由に再使用することを許可しない作品を認めていません。すべてのウィキソースの作品は商用利用のみならず、派生的な作品の作成も許諾しなければなりません。ウィキソースの著作権に関する方針(Wikisource:著作権)に合致しない作品は速やかに削除されなければなりません。著作権に関してはヘルプ:パブリックドメインを参照してください。

ソーステキストの価値を高めるために

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ウィキソースは新しいオリジナルな作品を編集者が投稿する場所ではありませんが、既存の出版物の価値を高めるためにオリジナルな貢献をする方法がいくつかあります。完全に新しい作品はここではふさわしくありませんが、ウィキブックス等のプロジェクトでは受け入れられるかもしれません。

翻訳物

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日本語版ウィキソースは、原則として日本語で書かれたテキストのみを収集しています。他の言語で書かれたテキストは、それに適した他言語版か、あるいは国際版ウェブサイトに置かれるべきです。しかしながら、日本語版ウィキソースは日本語に翻訳された日本語以外のテキストを収集しており、それには日本語の対訳がある文書も含まれます。

翻訳物のうち、ウィキソースにおいて最も優先されるのは、過去に発行されたパブリックドメインの状態にある作品です。しかしながら、実際には他で翻訳されていない数え切れないほどの日本語以外のソーステキストが出版されています。また、新たな補完的翻訳がさまざまな方法で既存のものを改善します。これらの事実を考慮してウィキソースはユーザによるウィキソース間の翻訳を許可しています。

更に詳しい情報についてはWikisource:翻訳の仕方を見てください。又、翻訳された作品の著作権についてはWikisource:著作権を参照してください。

注釈

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以前に出版された注釈付きの出版物が最も優先されますが、著作権上の問題や、内容の古さ、あるいは改善の必要性により利用できない場合もあります。これは近代以前のテキストでよく見られます(古代・古典あるいは中世の文章など参照)。

注釈には、ソーステキストそのもの、語や節に関する脚注、参考文献、章分け、章名、はしがき、まとめ、索引、図画等、そのソーステキストに関する重要な情報が含まれます。いずれの場合においても、寄稿者による注釈を追加する際は、邪魔な情報がない「クリーン」な元のテキストも入手できるよう、何らかの技術的な手段を使用するか、コピーを投稿しなければなりません。

註釈に関するさらなる情報はヘルプ:註釈の追加を参照してください。

注意: 教室学習、特に試験準備を円滑に進めるためにデザインされた指導的性質をもつ注釈は、ウィキソースよりむしろウィキブックスに置かれるべきです(詳細は解説付き文章の方針を参照してください)。

マルチメディア

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テキストに加えられるマルチメディアコンテンツは、品質や見映えを大いに改善することがあります。そのようなコンテンツには、その本に載っている、あるいはその本に関する著作権の切れた写真や挿絵だけでなく、寄稿者のオリジナルの録音や図、その他のコンテンツも含まれます。

注意:マルチメディアコンテンツについては、Wikisource:画像使用の方針英語版)を参照してください。

先例により除外されるもの

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先例には拘束力はありませんが、ウィキソースで受け入れられなかった出版物の種類のうち、よくあるものについて調べる価値はあります。この種の作品は合意の大きな変更が無い限り本コミュニティに受け入れられませんし、先例による削除の対象になります(Wikisource:削除依頼になくても)。同じような作品は削除申請される可能性が高くなります。ここにあるすべては、上記で概説した方針の常識的解釈に基づいていることが意図されています。

オリジナル作品

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ウィキソースユーザによって作られた作品、または、ここに投稿しなければ通常は査読を経た検証可能な形で出版されないような作品はウィキソースに載せてはいけません。ウィキソースは作者が作品を出版するための手段ではありませんし、「新しい才能」を発掘するサイトでもありません。

注意: このルールにはいくつかの例外があります。詳細は#ソーステキストの価値を高めるためにを見てください。また、ウィキソースの寄稿者は自分のオリジナルな作品を自分の名前空間に載せることができます(良識的な範囲で!)。

広告

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ウィキソースは、作品に関する広告で、それ自体が出版物でないものは、作品がいかなる種類であれ、収集していません。これは、最近出版された作品や、著作権のある作品、さらにはパブリックドメインにある作品についての情報も含みます。広告にはいろいろな形態がありますが、最も一般的なものはコメントや外部リンクです。

注意: より大きな規模の出版物の一部である広告は認められます。

無名または変名で公開された作品

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著作権の状態を判断するためには、原作者に関する詳細な情報が必要です。ほとんどのテキストには特定可能な作者(個人、グループ、政府など)がありますが、そのような情報が欠落したテキストもあります。無名であっても歴史的価値の高いテキストはウィキソースでも受け入れますし、その中にはとても重要なものもあります。しかしながら、ほとんどの匿名のテキストは、一定の歴史的価値があり、かつ、著作権に関する方針に照らして問題がないものを除き、ウィキソースに載せるべきではありません

抜粋

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作品の一節を、ランダムにあるいは選択して収録することは一般に認められません。コモンズにおいてdjvuファイルまたはpdfファイルとして作品全体が利用可能でIndexページがここに作成されているならば、作品は抜粋ではなく作業中だと考えられます。

発展途上の作品

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ウィキソースの使命は、出版された通りの形で作品を収集し、保存することにあります。このため、内容を改善したり充実させたりするために継続的に更新しなければならないような作品は、ウィキソースの範疇から外れます。

例:

  1. 発展・完結させるために作者が多くの寄稿者との相互協力を必要とする終わりのないテキスト (Open-ended text)
  2. ある文章のためのソースが多くあり、かつ/またはより適切な情報が止むことなく加えられることによりその文章が常時更新されるような編集物 (Compilations)
  3. リスト(下記も参照)

参考データ

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ウィキソースは、出版された完全なソーステキストの一部でないような参考資料を収集しません。そのような情報は既刊でなく、またユーザによって編集された未検証のものであることが多いので、ウィキソースの目標に合致しません。

具体的には、以下のものが含まれます:

  1. リスト
  2. 数学の定数(円周率の数字)
  3. データまたは結果の表
  4. 暗号の資料
  5. ソースコード

注意:より大きな出版物の一部として提供される参考データ(表や付録など)は収録可能です。

原資料なし

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検証可能な原資料がなく人力で入力された作品は、不完全なまま発見され放置されているように思われれば、削除されることが多くなっています。コモンズのdjvuファイルは現在必須ではありませんが、必須にしようという議論があります。もしも皆さんの作品が利用可能なスキャンデータとの照合に耐えることができるならば、時の試練に耐える可能性は高くなります。コモンズはウィキソースと同じ団体による姉妹サイトですので、ウィキソースやウィキペディア、および関連サイトが存在するかぎり、コモンズに保存された皆さんの作品は残り続けます。

合意

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これまでに概説した基準を満たさないと思われる作品であっても、合意が得られれば収録される可能性はあります。これには特に、重要度や歴史的価値が高く、かつ掲載不可能ではないものが該当します。そのような合意はWikisource:井戸端Wikisource:削除依頼での議論に基づきます。

関連項目

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pFad - Phonifier reborn

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