アカデミー監督賞(アカデミーかんとくしょう、Academy Award for Directing)は、アカデミー賞の一部門で、その年アメリカで公開された映画における、最も優れた映画監督にあたえられる。 最多受賞者はジョン・フォードの4回。最多候補者はウィリアム・ワイラーの12回。 最年少受賞者はデミアン・チャゼルの32歳。最年少候補者はジョン・シングルトンの24歳。最年長受賞者はクリント・イーストウッドの74歳。最年長候補者はジョン・ヒューストンの79歳。2009年のキャスリン・ビグローが女性初の受賞者となった。 また、この賞を受賞した91作品中64作品が、アカデミー作品賞を獲得している他、1928-1929年度を除く全ての作品が作品賞に同時ノミネートを受けていたりと、最も作品賞とのつながりを持つ賞ともいえる。 逆に作品賞を受賞しながら、監督賞にノミネートされなかった作品は『つばさ』(1927年)、『グランド・ホテル』(1932年)、『ドライビング Miss デイジー』(1989年)、『アルゴ』(2012年)、『グリーンブック』(2018年)『コーダ あいのうた』(2021年)の6作品のみである。