化学と教育
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正倉院宝物の無機顔料調査(ヘッドライン:文化財保存で活躍する化学)
成瀬 正和
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2007 年 55 巻 2 号 p. 68-71

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抄録

正倉院宝物の保存のため,用いられた素材についてX線分析などによる調査が進められているが,無機顔料についても,これまで約150点の宝物から20種近い顔料が認された。これに伴い,わが国では奈良時代に独自の鉛系白色顔料が製造されていたことや,炭酸カルシウム顔料の原料に貝殻が用いられていることなど,素材の歴史から見て興味ある事実も明らかになっている。

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© 2007 公益社団法人 日本化学会
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