弘前市
弘前市(ひろさきし)は、青森県西部の市である。日本で最初に市制施行地に指定された都市のひとつ。弘前藩の城下町として発展し、現在も津軽地方の中心都市として、周辺自治体に広がる人口約31万人(2005年時点)の弘前都市圏を形成している。
ひろさきし 弘前市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 青森県 | ||||
市町村コード | 02202-1 | ||||
法人番号 | 3000020022021 | ||||
面積 |
524.20km2 | ||||
総人口 |
159,497人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 304人/km2 | ||||
隣接自治体 |
つがる市、平川市、 南津軽郡大鰐町、藤崎町、田舎館村、 北津軽郡板柳町、鶴田町、 西津軽郡鰺ヶ沢町、中津軽郡西目屋村 秋田県大館市 | ||||
市の木 | りんご | ||||
市の花 | さくら | ||||
弘前市役所 | |||||
市長 | 櫻田宏 | ||||
所在地 |
〒036-8551 青森県弘前市大字上白銀町1-1 | ||||
外部リンク | 弘前市 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
人口では青森市、八戸市に次ぐ県内3番目の都市。明治22年の時点では仙台市、盛岡市に次ぐ東北3位の人口規模を誇った。江戸期は城下町として、戦前は陸軍第八師団の軍都として、また旧制弘前高校を始めとする学都として栄えた。戦後、第八師団の解散により軍都としての機能は終えたが、国立大学が新設されたことから、現在も学園都市としての性格を保ち続けている。
弘前市は、りんごの生産量が全国一で約20%を占め、りんごにこだわる街づくりを目指し「りんご色のまちHIROSAKI」をキャッチフレーズとしている。また、弘前公園で開催される弘前さくらまつりや弘前城も全国的に知られており、「お城とさくらとりんごのまち」のフレーズは古くから使われている(市の木として「りんご」、市の花として「さくら」を選定している)。
8月には、国の重要無形民俗文化財に指定されている「弘前ねぷたまつり」が開催される。毎年100万人以上の人出があり、弘前市を代表する夏祭りとなっている。
地理
隣接している自治体
歴史
江戸時代まで
- 1603年(慶長8年) - 堀越城主津軽為信が鷹岡(高岡、現・弘前)に築城計画をする。
- 1609年(慶長14年) - 為信の死去により、2代藩主信枚が築城計画を継ぐ。為信の菩提寺革秀寺を建立する。
- 1610年(慶長15年) - 鷹岡城の築城工事が開始される。
- 1611年(慶長16年) - 鷹岡城完成。寺社・家臣団・商人が移住する。
- 1627年(寛永4年) - 落雷により、鷹岡城の天守が炎上し内部の火薬に引火して大爆発、5層6階の天守、本丸御殿、諸櫓を焼失する。
- 1628年(寛永5年) - 鷹岡を信枚の帰依する天海大僧正が名付けた弘前と改称する。
- 1650年(慶安3年) - 寺町の寺院を南溜池の南側に移す(前年5月の寺町大火による)。
- 1661年(寛文元年) - 4代藩主信政が山鹿素行に入門、6月3日、初めて入国し、藩日記の記録始まる。
- 1682年(天和2年) - 樋ノ口川(現弘前城跡西濠)を溜め切り、駒越川(岩木川)一筋とする。
- 1710年(宝永7年) - 信政没す。遺命により岩木山麓に埋葬し、社殿を建て高照霊社(明治初年高照から高岡と改称)とする。
- 1808年(文化5年) - 10万石に昇格する。
- 1809年(文化6年) - 黒石藩成立する。
- 1811年(文化8年) - 御三階櫓(天守代用)完成する。
明治から第二次世界大戦まで
陸軍第八師団が設置され、軍都と称された。
- 1871年(明治4年)7月14日 - 廃藩置県により弘前県設置。
- 1871年(明治4年)9月 - 弘前県が青森県となり現在の規模になる。県庁が青森に移転。
- 1872年(明治5年)11月27日 - 私立東奥義塾設立。
- 1873年(明治6年)10月1日 - 朝陽小学校完成。
- 1877年(明治10年)8月 - 西洋りんごが本県において初成り。
- 1878年(明治11年)3月 - 第五十九国立銀行開設。県内最初の銀行。
- 1883年(明治16年)8月 - 弘前農具会社設立。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 全国30市とともに市制施行(県内初)。
- 1894年(明治27年)12月1日 - 奥羽本線弘前 - 青森間開通。
- 1895年(明治28年)5月21日 - 弘前公園が市民に一般開放される。
- 1898年(明治31年)10月 - 陸軍第八師団が設置される。(青森、岩手、秋田、山形と宮城の一部が師団管区。)
- 1900年(明治33年) - 市章を卍に制定。
- 1901年(明治34年) - 市立弘前病院設置。
- 1904年(明治37年) - ロシア艦隊が青森・秋田県境の艫作(へなし)沖で日本の商船を撃沈。
- 1905年(明治38年)1月25日 - 29日 - 第八師団が第一・第七・第九師団とともにロシア軍と死闘。死傷者甚大。(黒溝台の会戦)
- 1906年(明治39年) - 弘前市立図書館(堀江佐吉らによる洋風建築)完成。
- 1909年(明治42年)6月1日 - 市内に電話開通。
- 1910年(明治43年)4月1日 - 県立工業学校(現弘前工業高校)開校。
- 1918年(大正7年)5月7日 - 第一回観桜会(さくらまつり)開催。
- 1921年(大正10年)4月16日 - 官立弘前高等学校開校
- 1923年(大正12年)7月1日 - 県立工業試験場開設
- 1927年(昭和2年) - 弘南鉄道弘前 - 尾上間開通。
- 1936年(昭和11年)1月1日 - 弘前駅を含む和徳村大字和徳、高崎、堅田(一部)を編入。
- 1938年(昭和13年)2月21日 - NHK弘前放送局開局。
第二次世界大戦後
- 1949年(昭和24年)5月31日 - 弘前大学設置。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 中津軽郡清水村、和徳村、豊田村、堀越村、千年村、藤代村、新和村、船沢村、高杉村、裾野村、東目屋村を編入。東目屋地区が飛地となる。
- 1956年(昭和31年) - 旧岩木町駒越の一部を編入。
- 1957年(昭和32年)9月1日 - 南津軽郡石川町を編入。
- 1961年(昭和36年) - 観桜会をさくらまつりに改称。
- 1962年(昭和37年) - 弘前市民会館完成。
- 1964年(昭和39年) - 第一回菊ともみじまつり開催。
- 1977年(昭和52年) - 第一回弘前城雪燈籠まつり開催。
- 1979年(昭和54年) - 弘前南部広域農道(アップルロード)、市内の東北自動車道開通。
- 1988年(昭和63年) - 砂沢遺跡で東日本最古(弥生前期)の水田跡が発見。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 市制施行100周年を迎える。
- 1990年(平成2年) - 市制施行100周年の記念事業として追手門広場などが整備される。
- 2006年(平成18年)2月27日 - 旧弘前市、中津軽郡岩木町、相馬村が新設合併し、新制による弘前市が発足。
- 2006年(平成18年)11月15日 - 新弘前市の市章「卍」、市の花「さくら」、市の木「りんご」を制定。
- 2011年(平成23年) - 弘前城落成から400年を迎え、年間を通して弘前城築城400年祭を開催。
行政
市長
葛西憲之(かさい のりゆき)(2期目)
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
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官選旧弘前市長 | ||||
1 | 菊池九郎 | 1889年(明治22年)5月 | 1890年(明治23年)6月 | |
2 | 長尾義連 | 1890年(明治23年)6月 | 1891年(明治24年)4月 | |
3 | 赤石行三 | 1891年(明治24年)4月 | 1896年(明治29年)9月 | |
4 - 5 | 長尾義連 | 1896年(明治29年)11月7日 | 1905年(明治38年)4月 | |
6 | 小山内鉄弥 | 1905年(明治38年)4月28日 | 1911年(明治44年)4月 | |
7 | 菊池九郎 | 1911年(明治44年)4月28日 | 1913年(大正2年)8月 | |
8 | 伊東重 | 1913年(大正2年)10月 | 1914年(大正3年)2月 | |
9 | 長尾義連 | 1914年(大正3年)3月20日 | 1918年(大正7年)3月 | |
10 - 11 | 石郷岡文吉 | 1918年(大正7年)6月3日 | 1926年(大正15年)6月 | |
12 | 松下賢之進 | 1926年(大正15年)6月11日 | 1930年(昭和5年)6月 | |
13 | 宮館貞一 | 1930年(昭和5年)7月11日 | 1933年(昭和8年)7月 | |
14 | 成田徳之進 | 1933年(昭和8年)9月5日 | 1934年(昭和9年)6月18日 | |
15 | 石郷岡文吉 | 1934年(昭和9年)6月18日 | 1938年(昭和13年)3月30日 | |
16 | 乳井英夫 | 1938年(昭和13年)3月30日 | 1942年(昭和17年)3月 | |
17 | 葛原運次郎 | 1942年(昭和17年)7月4日 | 1945年(昭和20年)12月27日 | 死去 |
18 | 岩淵勉 | 1946年(昭和21年)2月 | 1947年(昭和22年)4月 | |
公選旧弘前市長 | ||||
19 | 岩淵勉 | 1947年(昭和22年)4月 | 1951年(昭和26年)4月 | |
20 | 櫻田清芽 | 1951年(昭和26年)4月27日 | 1955年(昭和30年)4月 | |
21 | 岩淵勉 | 1955年(昭和30年)4月30日 | 1956年(昭和31年)1月14日 | 死去 |
22 - 26 | 藤森睿 | 1956年(昭和31年)2月18日 | 1976年(昭和51年)2月 | |
27 - 30 | 福士文知 | 1976年(昭和51年)2月 | 1992年(平成4年)2月 | |
31 - 34 | 金沢隆 | 1992年(平成4年)2月 | 2006年(平成18年)4月 | |
弘前市長 | ||||
1 | 相馬錩一 | 2006年(平成18年)4月16日 | 2010年(平成22年)4月15日 | |
2 - 3 | 葛西憲之 | 2010年(平成22年)4月16日 | 現職 | |
4 | 櫻田宏 | 2018年(平成30年)4月16日 | 予定 |
市長選挙
候補者名 | 当 | 政党 | 推薦 | 得票 |
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櫻田宏 | 当選 | 無所属 | 44,603 | |
葛西憲之 | 無所属 | 28,739 | ||
畑山聡 | 無所属 | 4,537 |
2014年(平成26年)4月13日 最終投票率:38.35%
候補者名 | 当 | 政党 | 推薦 | 得票 |
---|---|---|---|---|
葛西憲之 | 当選 | 無所属 | 45,315 | |
千葉浩規 | 日本共産党 | 10,165 |
2010年(平成22年)4月11日 最終投票率:58.06%
候補者名 | 当 | 政党 | 推薦 | 得票 |
---|---|---|---|---|
葛西憲之 | 当選 | 無所属 | 51,699 | |
相馬錩一 | 無所属 | 34,314 |
庁舎
- 弘前市役所
- 岩木庁舎(旧・岩木町役場)
- 相馬庁舎(旧・相馬村役場)
出張所・分室
- 東目屋出張所
- 船沢出張所
- 高杉出張所
- 裾野出張所
- 新和出張所
- 石川出張所
- 市民課駅前分室
- 市民課城東分室
広報
- 広報誌
- 広報番組
- えがお弘前“ビタミンHi”(RAB、ATV、ABAの持ち回り制作で2ヶ月に1回放送)
- 市政みみより情報(FM APPLE WAVE 月 - 金 7:30 - 7:35、17:15 - 17:20)
- 行政なんでも情報(FM APPLE WAVE 月 - 金 11:30 - 11:40)
立法
市議会
- 定数:28名[3]
- 任期:2015年(平成23年)5月1日 - 2019年(平成27年)4月30日
- 議長:下山文雄(自民・公明・憲政、7期)
- 副議長:小山内司(自民・公明・憲政、4期)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
自民・公明・憲政 | 12 | ◎工藤光志、下山文雄、清野一榮、小山内司、鳴海毅、鶴ケ谷慶市、小田桐慶二、蒔苗博英、尾﨑寿一、外崎勝康、野村 太郎、木村隆洋 |
弘新会 | 8 | ◎一戸兼一、柳田誠逸、宮本隆志、田中元、佐藤哲、三上秋雄、伏見秀人、松橋武史 |
日本共産党 | 3 | ◎越明男、石田久、小西勇一 |
弘前市民クラブ | 3 | ◎髙谷友視、加藤とし子、石岡千鶴子 |
無所属クラブ | 2 | ◎栗形昭一、今泉昌一 |
2012年9月21日、市議会9月定例会の最終日において、定数を34から28とする条例案が可決された。定数変更は2015年の市議選から適用される[3]。
青森県議会(弘前市選挙区)
氏名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
岡元行人 | 自由民主党 | 4 |
川村悟 | 青和会 | 3 |
安藤晴美 | 日本共産党 | 3 |
齊藤爾 | 自由民主党 | 2 |
谷川政人 | 自由民主党 | 1 |
菊池勲 | 青和会 | 1 |
2015年5月29日現在。
衆議院
- 選挙区:青森県第3区(弘前市、黒石市、つがる市、平川市、五所川原市、南津軽郡、北津軽郡、西津軽郡、中津軽郡)
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(平成33年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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木村次郎 | 自由民主党 | 1 | 選挙区 |
経済
商業
- 駅前・大町
- アプリーズ(駅ビル)
- イトーヨーカドー弘前店
- ヒロロ HIRORO(駅前再開発ビル)- 1994〜2005年はダイエー、2009年10月まではジョッパルとして営業していた。再建し、2013年7月27日オープン
- 土手町
- 城東
- その他の地区・複数店舗
※ マルエス主婦の店は閉店後、弘前市内の一部店舗がユニバース(Uマート)に引き継がれた。
メディア
- 陸奥新報社
- 東奥日報社弘前支社
- エフエムアップルウェーブ(FM APPLE WAVE コミュニティFM局)
- NHK弘前支局
- 青森放送弘前支社
- 青森テレビ弘前支社
- 青森朝日放送弘前支社
- エフエム青森弘前支局
- 弘前ケーブルテレビ(ケーブルテレビ局)※2009年に全サービス廃止。
金融機関
- 日本政策金融公庫弘前支店(弘前支店は、国民生活部門のみ)
- SMBC日興証券弘前支店
生活協同組合
- 全労済弘前支所
農業
農業協同組合
- つがる弘前農業協同組合(JAつがる弘前)
- 津軽みらい農業協同組合(JA津軽みらい)
- 相馬村農業協同組合(JA相馬村)
フリーペーパー
- VIVA弘前(2014年廃刊)
郵便
- 弘前郵便局(集配局)(84002)
- 裾野郵便局(集配局)(84062)
- 相馬郵便局(集配局)(84080)
- 岩木郵便局(集配局)(84083)
- 弘前本町郵便局 (84041)
- 弘前富田郵便局 (84058)
- 国吉郵便局 (84065)
- 弘前笹森町郵便局 (84076)
- 高杉郵便局 (84088)
- 弘前鷹匠町郵便局 (84089)
- 弘前大清水郵便局 (84091)
- 百沢郵便局 (84092)
- 弘前浜ノ町郵便局 (84099)
- 弘前茂森町郵便局 (84104)
- 石川郵便局 (84113)
- 弘前駅前郵便局 (84141)
- 新和郵便局 (84175)
- 鬼沢郵便局 (84176)
- 弘前境関郵便局 (84189)
- 船沢郵便局 (84193)
- 弘前亀甲町郵便局 (84208)
- 弘前小沢郵便局 (84214)
- 弘前品川町郵便局 (84219)
- 弘前紙漉町郵便局 (84223)
- 弘前三世寺郵便局 (84233)
- 弘前桔梗野町郵便局 (84236)
- 弘前松原郵便局 (84245)
- 弘前堅田郵便局 (84248)
- 悪戸郵便局 (84252)
- 弘前松ヶ枝郵便局 (84256)
- 弘前城西郵便局 (84258)
- 弘前城南郵便局 (84270)
- 弘前末広郵便局 (84285)
- 鳥井野簡易郵便局 (84702)
- 嶽簡易郵便局 (84718)
- 向駒越簡易郵便局 (84737)
- 十腰内簡易郵便局 (84757)
- 一丁木簡易郵便局 (84762)
- 小友簡易郵便局 (84775)
- 弘前城東簡易郵便局 (84780)[4]
- 大沢簡易郵便局 (84785)
- 乳井簡易郵便局 (84789)
姉妹都市・提携都市
国内
地域
中心市街地
弘前市の中心市街地は、藩政時代に築かれた城下町の町割りを原型に発展した。 1894年(明治27年)、奥羽本線の停車駅として弘前駅が開業すると、城下町から弘前駅に向かって市街地が拡大し、1898年(明治31年)の陸軍第八師団の軍施設が設置・整備されたことで、市街地は南へ拡大した[5]。
2015年(平成27年)の時点で、弘前市内は土手町を中心とした半径2.5kmの範囲[5]にまとまりのある市街地が形成されている。
中でも、藩政時代から商業が栄え、明治時代に商店街化した土手町周辺と、官設鉄道の弘前駅が開業したことで開発が始まり、戦後は再開発を繰り返しながら商業地化した弘前駅前地区(表町、駅前町、駅前、大町など)という2つのエリアを中心に、百貨店や駅ビルなどの商業施設や飲食店が集中している。
また、弘前公園周辺(特に上白銀町と下白銀町)は、弘前市役所や青森地方検察庁弘前支部、青森地方裁判所弘前支部などの施設が存在する官公庁街を形成しており、駅前と土手町、官公庁街という3つのエリアを結ぶように100円バス(土手町循環100円バス)が運行されている[6]。
土手町
土手町とその周辺は、藩政時代から参勤交代時の奥州街道に通じる道として町家が形成され、明治時代になると商店街化された。
藩政時代には、本町が弘前城下の中心街的地位にあったが、1897年(明治30年)ごろには陸軍第8師団の設置による人口増加、購買力の変化等の影響で、中心商店街的地位が土手町に移っている。
大正時代には、東北地方初のデパート[7]「かくは宮川」が土手町に開店するなど、近代的な都市文化が花開いた。
1950年代には弘前電気鉄道大鰐線が開業。この路線の終点駅である中央弘前駅が、土手町からほど近い吉野町に開業すると、中央駅周辺は歓楽街として発展した。
さらに、1960年代以降は「カネ長武田百貨店」、五所川原市から進出した「中三百貨店」などの百貨店が土手町に店を構えるようになり、土手町とその周辺は弘前市内でも有数の商業集積地域となった結果、現在に至るまで弘前市内の中心市街地に位置付けられている。
弘前駅前
JR弘前駅を中心とする弘前駅前は、明治時代に官設鉄道の駅である弘前駅が開業したことで開発が始まった。その後旧陸軍第八師団司令部設置による軍施設が整備されたことにより、市街地が南部に拡大した[5]。
戦後は、駅前に小売店舗中心の商店街が形成されたが、1979年(昭和54年)、闇市時代以来の街並みが残る駅前地区に対して市民からの批判が高まった[8]ことで、駅前地区の土地区画整理事業が始まった。事業がきっかけで小売店は姿を消し、かわりに大規模なホテルや、イトーヨーカドー弘前店などの商業施設が建ち並ぶようになった。
1980年代から1990年代にかけて、駅前地区には駅ビルやショッパーズ弘前(現:ヒロロ)などの商業施設が開業し、現在の駅前地区は弘前市内の交通・物販・飲食などの複合的中心地として機能している。
旧岩木町
2006年(平成18年)2月27日、弘前市と合併した旧岩木町は、青森県道3号弘前岳鰺ケ沢線に沿うように市街地が形成され、賀田地区周辺と、岩木川沿いの東部市街地という2つの市街地を有している[9]。
人口
弘前市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 弘前総合保健センター
- 岩木保健福祉センター
- 国立病院機構弘前病院
- 弘前市立病院
- 弘前大学医学部附属病院
警察
- 弘前警察署
- 弘前駅前交番
- 中央交番
- 城東交番
- 桝形交番
- 桜ケ丘駐在所
- 石川駐在所
- 南駐在所
- 城西駐在所
- 宮園駐在所
- 船沢駐在所
- 藤代駐在所
- 高杉駐在所
- 新和駐在所
- 裾野駐在所
- 岩木駐在所
- 相馬駐在所
- 弘前自動車運転免許試験場
消防
- 弘前地区消防事務組合
- 弘前消防署
- 東消防署
教育
大学
短期大学
専修学校
高等学校
中学校
- 国立(国立大学法人)
小・中併設校
小学校
- 国立(国立大学法人)
- 弘前大学教育学部附属小学校 - 学園町
特別支援学校
- 国立(国立大学法人)
- 県立
- 青森県立弘前聾学校 - 原ヶ平
- 青森県立弘前第一養護学校 - 中別所字平山
- 青森県立弘前第二養護学校 - 中別所字向野
幼稚園
- 国立(国立大学法人)
- 法人立・私立:10園
学校教育以外の施設
保育所
- 市立
- 弘前保育所
- 十腰内保育所 (閉鎖・閉園)
- 弥生保育所
- 笹舘保育所
- 常盤野保育所
- 百沢保育所
- 相馬保育所
- 法人立・私立:69施設
職業訓練施設
- 弘前調理共同高等職業訓練校
- 弘前職業能力開発校
- 弘前和裁高等職業訓練校
施設
文化施設
博物館・資料館・図書館
- 弘前市立博物館〔弘前公園内、下白銀町〕登録博物館
- 弘前城史料館〔弘前公園天守閣内、下白銀町〕
- 弘前市立郷土文学館〔追手門広場内、下白銀町〕
- 百石町展示館
- 藤田記念庭園考古館〔上白銀町〕
- 旧藤田家住宅(太宰治まなびの家)〔御幸町〕
- 青森銀行記念館〔元長町〕
- 高照神社宝物殿〔高岡字神馬野〕
- 鳴海要記念陶房館〔賀田字大浦〕
- 弘前市立弘前図書館〔下白銀町〕
- 弘前市立岩木図書館〔賀田〕
- 弘前市立相馬ライブラリ〔五所〕
ホール
- 弘前市民会館(1,343席)
- 弘前文化センター(552席)
- 岩木文化センター「あそべーる」(584席)
- 市民文化交流館ホール(300席)
学習施設等
体育施設
- 弘前市民体育館(五十石町)
- 弘前市運動公園(豊田)
- 青森県武道館
- 弘前市運動公園野球場(はるか夢球場)
- 弘前市運動公園陸上競技場
- 克雪トレーニングセンター
- 河西体育センター(石渡〕
- 笹森記念体育館(下白銀町)
- 弘前市B&G海洋センター(八幡町)
- 弘前市岩木B&G海洋センター(兼平猿沢)
- 新和地区体育文化交流センター
- 裾野地区体育文化交流センター
- 清水交流センター
- 宮川交流センター
- 金属町体育センター(金属町)
- 南冨田町体育センター(南富田町)
- 岩木青少年スポーツセンター
- 岩木川市民ゴルフ場
- サンライフ弘前
- すぱーく弘前(石渡)
- 城北ファミリープール(八幡町)
- 第2市民プール(中野)
- 第3市民プール(八幡町)
- 温水プール石川(小金崎字村元)
- 岩木山総合公園(百沢字裾野)
- 相馬ふれあい館
公民館
- 中央公民館
- 中央公民館岩木館
- 中央公民館相馬館
- 東目屋公民館
- 和徳公民館
- 東部公民館
- 清水公民館
- 石川公民館
- 堀越公民館
- 千年公民館
- 船沢公民館
- 高杉公民館
- 裾野公民館
- 新和公民館
- 藤代公民館
交通
鉄道路線
- 中心となる駅:弘前駅
- 隣接市町村への連絡
- 都道府県庁への連絡:JR奥羽本線
- 広範囲な連絡:JR奥羽本線
- 駅
高速バス
弘前バスターミナルが中心となる。国土交通省東北運輸局の「東北運輸局管内の高速バス輸送実績」より2005年(平成17年)度の利用客数を付記
- 昼行便
- 夜行便
路線バス
市内の路線バスはすべて弘南バスが運行。
- 浜の町・石渡線(弘南バス藤代車庫)
- 弘前 - 鰺ヶ沢線(弘南バス鰺ヶ沢営業所)
- 相馬・藍内線(弘南バス弘前営業所)
- 大秋・川原平線(弘南バス藤代車庫)
- 枯木平線(弘南バス弘前営業所)
- 小栗山線(弘南バス弘前営業所)
- 狼森線
- 自衛隊線
- 桜ヶ丘線
- 弘前 - 大鰐・碇ヶ関線(弘南バス弘前営業所)
- 平賀線(弘南バス平賀営業所)
- 弘前 - 青森空港線(弘南バス弘前営業所)
- 夕顔関経由弘前 - 板柳線(弘南バス板柳案内所)
- 弘前 - 五所川原線(弘南バス五所川原営業所)
- 弘前 - 浪岡線(弘南バス弘前営業所)
- 弘前 - 黒石線(弘南バス黒石営業所)
- 弘前 - 尾上線(弘南バス弘前営業所)
- 土手町循環100円バス(弘南バス弘前営業所)
- 城東環状100円バス(弘南バス和徳車庫)
- ためのぶ号(弘南バス藤代車庫)
- 弘前駅城東口環状100円バス(弘南バス弘前営業所)
道路
観光
- サイクルネットHIROSAKI(観光用有料貸自転車)
※ 「重要文化財」は文化財保護法の規定に基づき国(日本国文部大臣)が指定した重要文化財を指す。
旧跡・公園・レジャー
- 板石塔婆〔中別所字葛野〕重要美術品[1]、1288年(鎌倉時代後期)建立。
- 弘前城(弘前公園)〔下白銀町〕(重要文化財:天守など9棟 [2])
- 追手門広場
- 弘前市立観光館・山車展示館
- ミニチュア建造物群[3]
- 堀越城(国の史跡)
- 津軽藩ねぷた村
- 餓死供養名号搭、餓死供養題目搭 〔東和徳町、専修寺〕市指定有形文化財、それぞれ、天保の飢饉、元禄の飢饉の餓死者の供養塔。
- 瑞楽園〔宮舘字宮舘沢〕名勝[4]
- 揚亀園〔亀甲町〕登録記念物[5]、大石武学流の作風を伝える近代庭園。
- 旧菊池氏庭園(弘前明の星幼稚園庭園)〔紺屋町〕登録記念物[6]、大石武学流の作風を伝える近代庭園。
- 成田家庭園 〔樹木〕県名勝[7]
- 貞昌寺庭園 〔新寺町〕県名勝[8]
- 藤田記念庭園
- 嶽温泉
- 百沢温泉
- 湯段温泉
- 小栗山温泉
- 津軽岩木スカイライン
- 星と森のロマントピアそうま
- 弘前城植物園
- 弥生いこいの広場
- 弘前市りんご公園
- 交通広場(城北公園)
- こどもの森
- 市民の森
- 高長根レクリエーションの森
- 小栗山農村交流公園
- 蓬莱広場
社寺
- 最勝院五重塔〔銅屋町〕(重要文化財)[9]
- 弘前八幡宮〔八幡町〕(重要文化財)本殿、唐門
- 弘前東照宮〔笹森町〕(重要文化財)本殿
- 弘前天満宮〔西茂森〕
- 熊野奥照神社〔田町〕(重要文化財:本殿)(県重宝:蕨手刀)
- 高照神社〔高岡〕(重要文化財:本殿等、太刀銘友成作、太刀銘真守)
- 岩木山神社〔百沢字寺沢〕(重要文化財)楼門 拝殿 本殿、奥門、瑞垣、中門
- 禅林街〔西茂森〕
- 誓願寺〔新町〕(重要文化財)山門
- 長勝寺〔西茂森〕(重要文化財:三門 津軽家霊屋 御影堂 本堂、庫裏 銅鐘)(県重宝:三尊仏およびその厨子堂、薬師如来三門本尊、津軽為信木像)(市指定有形文化財:黒門)
- 革秀寺〔藤代〕(重要文化財:津軽為信霊屋 本堂)(市指定有形文化財:木造豊太閤座像)
- 栄螺(さざえ)堂 〔西茂森〕市指定有形文化財。1839年(天保10年)頃、豪商が寄進。
- 林松寺 〔西茂森〕九祥院殿位牌堂(県重宝)
- 熊野宮 〔茜町〕(県重宝)本殿
- 巌鬼山神社 〔十腰内字猿沢〕(県重宝:本殿、鰐口 慶長九年奉納銘)
- 袋宮寺 〔新寺町〕(県重宝:本堂、十一面観世音立像)
- 円明寺 〔新寺町〕(県重宝)本堂
- 報恩寺 〔新寺町〕(県重宝)本堂
- 本行寺 〔新寺町〕(県重宝)護国堂
- 西光寺 〔新寺町〕(県重宝:木彫阿弥陀如来立像)
- 西福寺 〔新寺町〕(県重宝:円空作十一面観音像、円空作地蔵菩薩像)
- 貞昌寺 〔新寺町〕(市指定有形文化財:木造釈迦涅槃造)
- 大仏院 〔石川字大仏〕(市指定有形文化財:木造十一面観音坐像)
- 乳井神社 〔乳井字外ノ沢〕(市指定有形文化財:社殿(旧毘沙門堂)- 1655年建立、五輪搭 - 鎌倉時代)
伝統建築
- 重要伝統的建造物群保存地区 - 弘前市仲町[10]
- 石戸谷家住宅 〔浜の町〕市指定有形文化財、江戸末期の豪農の住宅。
- 揚亀庵〔亀甲町〕市指定有形文化財 茶室(津軽藩ねぷた村内)
洋風建築
(年代順)
- 旧「角三」呉服店店舗(現・弘前市百石町展示館])〔百石町〕1883年(明治16年)。
- 旧青森県尋常中学校本館(現鏡ヶ丘記念館)〔新寺町〕県重宝[14]、1894年(明治27年)。
- 旧東奥義塾外人教師館 〔追手門広場内、下白銀町〕県重宝[15]、1903年(明治36年)。
- 旧第五十九銀行本店本館(現・青森銀行記念館)〔元長町〕重要文化財[16]、1904年(明治37年)。堀江佐吉設計。
- 日本基督教団弘前教会教会堂 〔元寺町〕県重宝[17]、設計は櫻庭駒五郎、施工は堀江佐吉の子、斎藤伊三郎。1906年(明治39年)。
- 旧弘前市立図書館 〔追手門広場内、下白銀町〕県重宝[18]、1906年(明治39年)。堀江佐吉ほか。
- 弘前学院外人宣教師館 〔稔町〕重要文化財[19]、1906年(明治39年)。設計・施工は櫻庭駒五郎
- 旧弘前偕行社(現・弘前女子厚生学院)〔御幸町〕重要文化財[20]、1907年(明治40年)。堀江佐吉設計。
- カトリック弘前教会教会堂 〔百石町〕1910年(明治43年)。オージェ神父の設計、施工は横山常吉(堀江佐吉の弟)。
- 旧第八師団長官舎(現弘前市長公舎)〔上白銀町〕登録有形文化財[21]。1917年(大正6年)竣工。
- 日本聖公会弘前昇天教会教会堂 〔山道町〕県重宝[22]、1920年(大正9年)。設計はジェームズ・M・ガーディナー。施工は林緑。
- 旧藤田家別邸(藤田記念庭園洋館)〔上白銀町〕登録有形文化財:洋館、1921年(大正10年)。
- 旧制弘前高等学校外国人教師館 〔文京町〕登録有形文化財[23]、1925年(大正14年)。
- 旧弘前無尽社屋(三上ビル)〔元寺町〕登録有形文化財[24]。1927年(昭和2年)、アールデコ調。
近代建築(前川國男設計)
- 木村産業研究所〔在府町〕登録有形文化財[25]、1932年(昭和7年)。
- 弘前中央高校講堂 〔蔵主町〕1954年(昭和29年)。
- 弘前市役所庁舎 〔上白銀町〕1958年(昭和33年)。
- 弘前市民会館 〔弘前公園内、下白銀町〕1964年(昭和39年)。
- 弘前市立病院 〔大町〕1971年(昭和46年)。
- 弘前市立博物館 〔弘前公園内、下白銀町〕1976年(昭和51年)。
- 弘前市緑の相談所 〔弘前公園内、下白銀町〕1980年(昭和55年)。
- 弘前市斎場 〔常盤坂〕1983年(昭和58年)。
古木・並木
- 大杉 〔十腰内字猿沢、巌鬼山神社〕県天然記念物[26]、推定樹齢1,000年。岩木山神社の縁起によれば、同神社は、寛治5年(1091年)にここから移ったもの。
- 燈明杉 〔大沢字堂ヶ平〕県天然記念物[27]、推定樹齢700年。この地は修験道ゆかりの地で、歴史は800年以上さかのぼると伝えられている。
- 向外瀬のモクゲンジ(センダンバノボダイジュ)〔向外瀬〕県天然記念物[28]、弘前藩の御薬園の証拠と考えられている。
- 天満宮のシダレザクラ 〔西茂森、天満宮〕県天然記念物[29]、樹齢は少なくとも500年以上で、シダレザクラとしては県内最古級。
- 鬼沢のカシワ 〔鬼沢字猿沢、鬼神社〕県天然記念物[30]、大山祇神社の神体。
- 正徳5年のカスミザクラ〔弘前公園内、下白銀町〕
- 日本最古のソメイヨシノ〔弘前公園内、下白銀町〕
- 日本最大幹周のソメイヨシノ〔弘前公園内、下白銀町〕
- 百沢街道および高岡街道の松並木 〔百沢・高岡ほか〕県天然記念物[31]、百沢寺(現岩木山神社)への参詣道および高岡霊社(現高照神社)への参拝道として発達。
道の駅・産地直売所
- 道の駅ひろさき サンフェスタいしかわ
- JAつがる弘前グリーンハウス かあさんの店
- JAつがる弘前 ひろさき新鮮組(津軽藩ねぷた村内)
- JAつがる弘前直売所アグリマーケット 四季彩館
- JA相馬村特産物直売センター「林檎の森」
- JA津軽みらい りんご直売所 林檎屋(津軽藩ねぷた村内)
- ANEKKO総合交流拠点施設直売所 野市里
- 弘前西地区直売所 わいわい広場
祭事
弘前四大まつり
- 弘前さくらまつり(4月下旬 - 5月上旬) - さくらは旧市の「木」でもある。
- 弘前ねぷたまつり(8月1日 - 7日):重要無形民俗文化財・日本の音風景100選
- 弘前城菊と紅葉まつり(10月中旬 - 11月上旬)
- 弘前城雪燈籠まつり(2月中旬)
その他のまつり・イベント
- じょっぱれ弘前春ねぷた(4月下旬・5月上旬、2008年までさくらまつり期間中の2日間に運行されていたが近年は休止されている) - 土手町通り
- 津軽三味線全国大会(5月上旬) - 弘前市民会館
- 津軽五大民謡大会(5月5日) - 弘前市民会館
- 岩木全国凧揚げ大会(5月上旬) - 岩木B&G海洋センター
- 津軽路ロマン国際ツーデーマーチ(5月上旬 - 中旬)
- 全日本リンゴ追分コンクール(5月中旬)
- 宵宮(6月上旬 - 9月)
- ひろさき市民花火の集い(6月中旬) - 岩木川河川敷・運動公園
- よさこい津軽(6月下旬) - 土手町通り
- 星まつりinそうま(7月中旬) - 星と森のロマントピアそうま
- 百石町納涼夜店まつり(7月下旬) - 百石町通り
- ファッション甲子園・全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(8月中)
- 駅前さまーふぇすた(8月中 - 下旬) - 駅前通り
- お山参詣(9月初旬、旧暦8月1日) - 重要無形民俗文化財
- カルチュアロード(9月上旬) - 土手町通り
- 弘前・白神アップルマラソン(10月上旬)
- 津軽の食と産業まつり(10月中旬) - 克雪トレーニングセンター
- いいりんごの日(11月5日)
- りんごと米の収穫祭(11月中旬) - りんご公園
- 弘前エレクトリカルファンタジー(12月1日 - 2月末) - 市役所・追手門広場 - 土手町 - 弘前駅前周辺(イルミネーションと洋館ライトアップ)
- ろうそくまつり(旧暦1月15日) - 沢田地区
名産・銘菓
- 弘前りんご
- 飛馬りんご
- シードル(リンゴ酒)
- 嶽きみ(嶽地区名産のトウモロコシ)
- 弘前在来トウガラシ商品名は清水森ナンバ(唐辛子)
- つがる漬
- 竹流し
- うんぺい
- バナナ最中
- 縄かりんとう
- 黄金焼(こがねやき:「おやき」、「がめこ餅」と呼ばれることもある)
- 卍最中
- いのち
伝統料理
- けの汁
- じゃっぱ汁
- 棒タラとフキの煮つけ
- 竹の子と身欠きニシンの炒め物
- イカと大根の煮つけ
- 竹の子の田楽
- 貝焼き味噌
- 大根の葉巻き
- しそ巻き梅・杏
- タラの子和え
- 沢藻だしの塩辛
- 身欠きニシンの飯ずし
- マタギ飯
伝統工芸品
名水
スポーツ
- 弘前アレッズ:野球
- ブランデュー弘前FC:サッカー
- スポネット弘前:スポーツ総合
- 弘前城リレーマラソン
弘前を舞台にした作品
出身有名人
文化人
- 赤羽尭 - 作家
- 石坂洋次郎 - 作家
- 石塚千尋 - 漫画家
- 一戸謙三 - 詩人
- 薄田斬雲 - 小説家、ジャーナリスト
- 長部日出雄 - 作家
- 川口淳一郎 - 宇宙工学者
- 鎌田慧 - ジャーナリスト、ノンフィクション作家
- 梶浦桂司 - 商法学者、札幌大学元教授
- 菊岡久利 - 詩人
- 菊池俊輔 - 作曲家
- 工藤甲人 - 日本画家(名誉市民)
- 黒木あるじ - 怪談作家
- 今官一 - 作家
- 今純三 - 洋画家
- 今和次郎 - 民俗学研究者
- 佐藤紅緑 - 作家、俳人
- 佐野ぬい - 画家
- 佐藤真 - 映画監督
- 澤田サンダー - 脚本家、原作者
- 沢田ひろふみ - 漫画家
- 鈴木キサブロー - 作曲家
- 高木恭造 - 詩人
- 寺山修司 - 劇作家
- 奈良岡正夫 - 洋画家(名誉市民)
- 奈良美智 - 美術家
- 成田達輝 - ヴァイオリニスト。両親の故郷の弘前市で生まれ、山形県・北海道・群馬県で育つ
- 鳴海要 - 陶芸家
- 根深誠 - ルポライター
- 福士幸次郎 - 詩人
- 三浦徳子 - 作詞家
- 三浦雅士 - 編集者、文芸評論家
- 米塚尚史 - 特殊造形アーティスト
芸能・マスコミ
- ASAKI - ギタリスト、ミュージシャン(AGE of PUNK、BUG、vez、GUNIW TOOLS、ROLL-B DINOSAUR)
- 新井浩文 - 俳優
- 井沢八郎 - 歌手
- 一戸愛子 - 元グラビアアイドル
- 一戸友里 - タレント
- 伊藤高史 - 俳優
- 伊奈かっぺい - タレント
- Mark.N - ボーカリスト、ギタリスト、ミュージシャン(ブレインコミックス)
- オノチン - ギタリスト、ミュージシャン(オナニーマシーン)
- 金子ひろこ - タレント(『恋のから騒ぎ』元メンバー)
- 鎌田紗綾 - アナウンサー(富山テレビ)
- KIM - ミュージシャン(Hi-Fi CAMP)
- くどうべん - シャンソン歌手
- 鹿内美沙 - アナウンサー(中京テレビ)
- 神敏将 - 俳優、歌手
- 鈴木正幸 - タレント
- 虎谷温子 - アナウンサー(読売テレビ)
- 綱川和夫 - アナウンサー(青森放送)
- 山内千代子 - アナウンサー(青森放送)
- 西尾夕紀 - 演歌歌手、タレント
- 人間椅子 - バンド
- HAKUEI - ボーカリスト、ミュージシャン(PENICILLIN、宮崎県生まれ)
- HISASHI - ギタリスト、ミュージシャン(GLAY)
- ビートまりお - 同人音楽グループ(COOL&CREATE)
- 福士秀樹 - ナレーター、声優
- 松山牧子 - アナウンサー(NHK青森放送局)
- りんご娘 - アイドルグループ
- アルプスおとめ - アイドルグループ
- Local Sound Style - バンド
- 三津谷亮 - 俳優
- 立石勝規 - 新聞記者、ドキュメンタリー作家
- こさぶろう(キューティーブロンズ)、お笑い芸人
- じろう(シソンヌ)、お笑い芸人、俳優、脚本家
- 相馬千恵子 - 女優
スポーツ選手
- 花田勝治 - 元力士(初代若乃花、名誉市民)
- 花田満 - 元力士(貴ノ花健士)
- 外ヶ濱弥太郎 - 元力士
- 大瀬川半五郎 - 元力士
- 若の里忍 - 力士
- 岩木山竜太 - 元力士
- 若三藤成豊 - 元力士
- 寶智山幸観 - 元力士
- 渋谷誠司 - 元プロ野球選手(アトムズ投手)
- 葛西稔 - 元プロ野球選手(阪神タイガース投手)
- 外崎修汰 - プロ野球選手(埼玉西武ライオンズ内野手)
- 齋藤誠哉 - プロ野球選手(福岡ソフトバンクホークス投手)
- 赤石光生 - レスリング選手
- 船木誠勝 - プロレスラー
- 斎藤春香 - ソフトボール選手
- 前田光世 - 柔道家
- 木村公宣 - アルペンスキー選手
- 三浦数馬 - プロボクサー、第33代日本スーパーバンタム級チャンピオン
- 田沢広也 - プロボウラー
- 中村智 - プロボウラー
- 奈良国雄 - プロボウラー
その他
脚注
- ^ 「卍」(まんじ)を図案化したもの。藩政時代の津軽氏の旗印で、功徳・円満の意味で吉祥万徳の相を表すと言われる。
- ^ 弘前市ホームページ 歴代の首長.2015年2月19日閲覧。歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
- ^ a b “本当に議論尽くしたのか/弘前市議定数「6減」”. 東奥日報. (2012年10月5日) 2014年4月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 2008年(平成20年)4月1日付けで一時閉鎖していた弘前卸センター簡易郵便局(参考:郵便局会社 開局情報:2008年3月28日付け発表)を、2009年(平成21年)7月17日付けで業務を再開・移転をした後に弘前城東簡易郵便局に改称(郵便局会社 開局情報:2009年7月10日付け発表)。
- ^ a b c 弘前市中心市街地活性化基本計画: 第2章中心市街地の現状1 - 弘前市(平成27年3月)
- ^ 100円バス - 弘南バス株式会社
- ^ 弘前市内に歴史を伝える電柱看板設置-「東北初のデパート」情報も - 弘前経済新聞
- ^ 変貌し続ける弘前駅前=25 by 陸奥新報
- ^ 弘前広域都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(弘前広域都市計画区域マスタープラン) - 青森県(平成24年1月)
- ^ 青森県地域産業課・青森県の伝統工芸品
参考文献
- 津軽ひろさき検定実行委員会編『津軽ひろさき検定公式ガイドブック』社団法人弘前観光コンベンション協会、2008年1月。