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Г

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キリル文字
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非スラヴ系文字
Ӑ Ӓ Ә Ӛ Ӕ Ғ Ӷ
Ҕ Ӗ Ӂ Җ Ӝ Ҙ Ӟ
Ӡ Ӣ Ӥ Ҋ Ҡ Қ Ҟ
Ӄ Ҝ Ӆ Ӎ Ң Ӊ Ӈ
Ҥ Ө Ӧ Ӫ Ҧ Ҏ Ҫ
Ҭ Ҵ Ӳ Ӯ Ү Ұ Ӱ
Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
Ҩ Ҽ Ҿ Ӹ Ҍ Ӭ Ӏ
初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

Г, г は、キリル文字のひとつ。ギリシャ文字Γ(ガンマ)に由来する文字で、ラテン文字CGと同系の文字であり、G に相当する。また、対応するグラゴル文字 (グラゴーリ)である。

由来

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ギリシア文字Γ, γ(ガンマ)に由来する。ガンマは古ギリシア語で [g] と発音され、新ギリシア語で [γ] あるいは [ʝ] と発音された。ガンマはフェニキア語𐤂(ギメル)に起源を持つ。

呼称

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音素

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原則として[g]を表す。

アルファベット上の位置

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ウクライナ語、セルビア語、ブルガリア語、ベラルーシ語、マケドニア語、ロシア語の第4字母である。

Гに関わる諸事項

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フリヴニャの通貨記号。Г の筆記体に横二重線を重ねたもの。
  • 特に古い時代のロシア語では外来語の「H」や [ɦ] の音を Г で表記することが多かった。最近では Х を使うことが多いが、借用時期が古いものであれば現代でも Г が使われている。(例: герой(英雄)、Йокогама(横浜)→現代では ЙокохамаЯкохама の方が一般的。現代発音はいずれもヤコハーマ)
  • ロシア語の егоого という表記は、語末に来ると Г[v] の発音になることが多い。語末でなくても、сегодня(今日)のように複合語に由来する特殊なものがある。
  • ロシア語の мягкий, лёгкий とその派生語と бог では [x] で発音される。
  • ウクライナ語で [g] を表すには Ґ を用いる。日常的には [g][ɦ] の発音は区別されずに使用されることもある。表記の際も、Ґ の代わりに Г を代わりに用いられることも珍しくない。
  • ウクライナ語訛りのロシア語でも [ɦ] を表す。
  • ウクライナの通貨 フリヴニャгривня)の通貨記号)に用いられる。略称は「грн.
  • アゼルバイジャン語のラテン文字表記では Q に対応する。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Г U+0413 1-7-4 Г
Г
г U+0433 1-7-52 г
г

関連項目

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参考文献

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  • (ウクライナ語) Сучасна українська мова / О. Д. Понаморів, В. В. Різун та ін.; За ред. О. Д. Понаморева. — 2-ге вид., перероб. — К.: Либідь, 2001.(O・ポノマリーウ編『現代ウクライナ語』第2版、キエフ、2001)
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