コンテンツにスキップ

ソユーズMS-02

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソユーズMS-02
飛行前点検中のソユーズMS-02
運用者ロスコスモス
COSPAR ID2016-063A
SATCAT №41820
任務期間173日3時間16分21秒[1]
飛行距離1億18百万キロメートル[1]
周回数2,768[1]
特性
宇宙機種別ソユーズMS 11F747
製造者RKKエネルギア
乗員
乗員数3
乗員セルゲイ・リジコフ
アンドレイ・ボリシェンコ
シェーン・キンブロー
コールサインFavor
任務開始
打ち上げ日2016年10月19日 08:05 UTC
ロケットソユーズFG
打上げ場所バイコヌール宇宙基地 LC 31/6
任務終了
着陸日2017年4月10日 11:20 UTC
着陸地点カザフスタン
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
傾斜角51.6°
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ポイスク
ドッキング(捕捉)日 2016年10月21日 09:52 UTC
分離日 2017年4月10日 07:57 UTC

左からキンブロー、リジコフ、ボリシェンコ
ソユーズ計画
(有人宇宙飛行)

ソユーズMS-02は2016年に国際宇宙ステーションに向かって打ち上げられたソユーズ宇宙船である。打ち上げは当初2016年9月23日の予定であったが、技術的な問題により2016年10月19日に打ち上げられた[2]。第49次長期滞在クルー3名を国際宇宙ステーションに送り届けた。ソユーズMS-02は131機目のソユーズ宇宙船である。クルーはロシアのコマンダーおよびフライトエンジニアとアメリカのフライトエンジニアであった[3][4]。ソユーズMS-02は2016年10月21日にポイスクモジュールにドッキングした[4]

ソユーズMS-02は2017年4月10日に帰還した[5]。降下中に主パラシュートが展開された際にカプセル内部が一部減圧状態になったものの、173日の飛行期間を終え、11:20 UTCに無事着陸した。

一部減圧

[編集]

帰還の最終段階で、ソユーズMS-02は高度約8キロメートルで一部減圧状態に陥った[6]。主パラシュートを展開する際、展開システムのバックルが溶接継手にぶつかり、破損部から空気が漏れてカプセル内が減圧したのである。減圧が発生したのは大気圏内で、比較的安全な高度であったためクルーに危険が及ぶことはなかった。ロシア当局者は、パラシュートの格納方法に問題があったためバックルがカプセルにぶつかったものとみられる、との見解を示した。

クルー

[編集]
地位[7] 乗員
コマンダー ロシアの旗 セルゲイ・リジコフ, RSA
第49次長期滞在
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 1 ロシアの旗 アンドレイ・ボリシェンコ, RSA
第49次長期滞在
2回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 2 アメリカ合衆国の旗 シェーン・キンブロー, NASA
第49次長期滞在
2回目の宇宙飛行

バックアップクルー

[編集]
地位[8] 乗員
コマンダー ロシアの旗 アレクサンダー・ミシュルキン, RSA
フライトエンジニア 1 ロシアの旗 ニコライ・チコノフ, RSA
フライトエンジニア 2 アメリカ合衆国の旗 マーク・T・ヴァンデハイ, NASA

参考文献

[編集]
  1. ^ a b c Afternoon Soyuz Touchdown Caps Half-Year Space Mission for Russian-American Crew Trio”. Spaceflight101.com (April 10, 2017). 2017年4月10日閲覧。
  2. ^ Soyuz spacecraft with 3-man crew blasts off to Intl Space Station”. RT News (19 October 2016). 19 October 2016閲覧。
  3. ^ Sarah Lewin (19 October 2016). “Liftoff! Soyuz Rocket Launches US-Russian Space Station Crew Into Orbit”. Space.com. 19 October 2016閲覧。
  4. ^ a b Soyuz MS-02 spacecraft docks with Expedition 49/50 crew | NASASpaceFlight.com”. www.nasaspaceflight.com. 2016年10月31日閲覧。
  5. ^ Garcia, Mark (2015年2月12日). “Expedition 50” (英語). NASA. https://www.nasa.gov/mission_pages/station/expeditions/expedition50/index.html 2017年3月16日閲覧。 
  6. ^ “Soyuz capsule suffered partial depressurization during April landing - SpaceNews.com” (英語). SpaceNews.com. (2017年10月17日). http://spacenews.com/soyuz-capsule-suffered-partial-depressurization-during-april-landing/ 2018年2月27日閲覧。 
  7. ^ ru:Планируемые полёты” (ロシア語). astronaut.ru. 13 March 2014閲覧。
  8. ^ astronaut.ru (2015年). “Планируемые полёты” (ロシア語). 2015年12月11日閲覧。
  • ウィキメディア・コモンズには、ソユーズMS-02に関するカテゴリがあります。
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy