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ソユーズMS-07

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソユーズMS-07
ソユーズMS-07の打ち上げ
運用者ロスコスモス
COSPAR ID2017-081A
SATCAT №43063
任務期間168日5時間18分
特性
宇宙機種別ソユーズMS 11F747
製造者RKKエネルギア
乗員
乗員数3
乗員アントン・シュカプレロフ
スコット・ティングル
金井宣茂
コールサインAstraeus
任務開始
打ち上げ日2017年11月17日 7:21 UTC[1]
ロケットソユーズFG
打上げ場所バイコヌール宇宙基地 LC 1/5
任務終了
着陸日2018年6月3日 12:39 UTC
着陸地点カザフスタン
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ラスヴェット
ドッキング(捕捉)日 2017年12月19日 08:39 UTC [2]
分離日 2018年6月3日 09:16 UTC
dock時間 166日37分

左からティングル、シュカプレロフ、金井
ソユーズ計画
(有人宇宙飛行)

ソユーズMS-07国際宇宙ステーションに第54次長期滞在クルーを送り届けるために2017年12月17日 07:21 UTCに打ち上げられたソユーズ宇宙船である[1]。136機目のソユーズ宇宙船で、ロシア人のコマンダーと日本人医師、アメリカ人のフライトエンジニアの計3名が搭乗した[3]

クルー

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地位 メンバー
コマンダー ロシアの旗 アントン・シュカプレロフ, RSA
第54次長期滞在
3回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 1 アメリカ合衆国の旗 スコット・ティングル, NASA
第54次長期滞在
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 2 日本の旗 金井宣茂, JAXA
第54次長期滞在
1回目の宇宙飛行

バックアップクルー

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地位 メンバー[4]
コマンダー ロシアの旗 セルゲイ・プロコピエフ, RSA
フライトエンジニア 1 ドイツの旗 アレクサンダー・ゲルスト, ESA
フライトエンジニア 2 アメリカ合衆国の旗 セリーナ・オナン・チャンセラー, NASA

クルーに関して

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当初、ロシア人宇宙飛行士のアレクサンドル・スクボルソフがこのミッションの指揮を取ることになっていたが、一時的な医学的な理由でフライトクルーから外れてソユーズMS-13に移ったため、シュカプレロフがバックアップクルーから外れてソユーズのコマンダーおよび第55次長期滞在のコマンダーに割り当てられた[5]

任務

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国際宇宙ステーションの配置。スペースX ドラゴンCRS-14ISS再補給船、プログレスMS-08再補給船およびMS-07とソユーズMS-08有人船の4機の宇宙船がドッキングしている。

このソユーズ宇宙船はNASAスコット・D・ティングル英語版、ロシア宇宙局ロスコスモスアントン・シュカプレロフおよび国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構JAXA金井宣茂を運んだ。この3人の到着によってステーションの人員は再び6人に戻った。3人は第54次長期滞在のコマンダーであるロスコスモスのアレクサンドル・ミシュルキンと乗組員のマーク・T・ヴァンデ・ヘイおよびジョセフ・アカバと合流した。乗組員たちは、生物学、地球科学、人体実験、物理科学および技術開発といった分野の約250の調査研究を4ヶ月にわたって行った。ヴァンデ・ヘイ、アカバおよびミシュルキンはステーションに2018年2月まで留まり、ティングル、shカプレロフおよび金井は2018年6月に地球に帰還した[6]

今回の乗組員は、米国セグメントの乗組員数を長期的に3人から4人に増やしており、NASAが宇宙ステーションでの研究に最大限の時間をさくことを可能にしている。今後、微小重力環境下での光ファイバ・フィラメント製造の利点や、先進的な光学材料や電子機器の設計に不可欠な構造に関する新しい研究、宇宙空間や、地上での長期間寝込んだ際などでの筋肉の衰えに対処するために設計された薬剤化合物およびドラッグ・デリバリー・システムの調査などが行われる予定である。17年以上もの間、人類はステーションに住み続け、働き続け、科学的知識を深め、新しい技術を実証し、地球上では不可能な研究のブレークスルーを実現し、人間やロボットによる深宇宙への長期的な探査を可能にしてきた。世界的な取り組みとして、18カ国から200人以上の人々がこのユニークな微小重力実験室を訪れ、95カ国以上の研究者による2,100件以上の研究調査が行われた[6]

打ち上げ

参考文献

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  1. ^ a b Gebhardt, Chris (December 17, 2017). “Soyuz MS-07 launches on final human mission of 2017”. nasaspaceflight.com. 2017年12月17日閲覧。
  2. ^ Soyuz with three-man crew docks with space station
  3. ^ NASA Updates 2017 International Space Station Crew Assignments”. NASA (15 November 2016). 1 December 2016閲覧。
  4. ^ Manned Spaceflight Launch and Landing Schedule
  5. ^ Soyuz MS-07 Crew Launches, Bound for Six-Month Space Station Increment” (17 December 2017). 2021年10月13日閲覧。
  6. ^ a b Display: Soyuz MS-07 2017-081A”. NASA (14 May 2020). 4 December 2020閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  • ウィキメディア・コモンズには、ソユーズMS-07に関するカテゴリがあります。
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