コンテンツにスキップ

大阪府第15区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗大阪府第15区
行政区域 堺市美原区富田林市河内長野市松原市大阪狭山市南河内郡
(2024年1月1日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
選出議員 浦野靖人
有権者数 384,931人
1.698 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2023年9月1日)
テンプレートを表示

大阪府第15区(おおさかふだい15く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域

[編集]

2013年平成25年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]中選挙区制度時代は旧4区に属していた。羽曳野市藤井寺市を除く南河内地域で構成される。(前述2市は中河内八尾市柏原市とともに14区

1994年平成6年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3]2005年2月1日に南河内郡美原町が堺市に編入合併されたが、堺市側の選挙区(16区17区)には編入されなかった。

  • 富田林市
  • 河内長野市
  • 松原市
  • 大阪狭山市
  • 南河内郡

歴史

[編集]

小選挙区制度導入後の第41回衆議院議員総選挙自由民主党新人の竹本直一が初当選して以降、比例重複した対立候補の比例復活を許すことなく、第44回まで当選し続けた。

しかし、2009年の第45回では民主党への追い風もあり同党新人の大谷啓が初当選し、竹本は比例復活した。

第46回では、日本維新の会 への追い風が吹いていたこともあり、直前に大阪府議会議員を辞職して出馬した同党新人の浦野靖人が当選し、竹本は比例復活した。その一方で、民主党を離党し日本未来の党から出馬した大谷は比例復活もできずに落選した。

第47回では竹本が自由民主党の定年制により比例近畿ブロックに重複立候補できない厳しい環境の中、浦野を破り第44回以来9年ぶりに小選挙区当選を果たした。

第48回も第47回と同様に竹本が小選挙区当選し、浦野は比例復活となった。

第49回では竹本が引退を表明し、後継者として娘婿である加納陽之助が立候補するも、浦野が大差をつけてかつ加納の比例復活を許さず、第46回以来9年ぶり2回目となる小選挙区当選を果たした。

第50回では加納が10区に移動し、夏まで河内長野市長を務めた島田智明を自民党が擁立したが、浦野は維新の府内小選挙区全ての候補者は比例重複なしというハンデを受けたものの再選。島田は比例復活での初当選となり、自民党の裏金問題で連立を組んでいる公明党と共に候補者の比例非重複での落選が相次いだ中で唯一の府内小選挙区での与党当選者となった。

小選挙区選出議員

[編集]
選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 竹本直一 自由民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年
第43回衆議院議員総選挙 2003年
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年 大谷啓 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 浦野靖人 日本維新の会
第47回衆議院議員総選挙 2014年 竹本直一 自由民主党
第48回衆議院議員総選挙 2017年
第49回衆議院議員総選挙 2021年 浦野靖人 日本維新の会
第50回衆議院議員総選挙 2024年

選挙結果

[編集]
第50回衆議院議員総選挙2024年(令和6年)10月27日 大阪府第15区

時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:38万258人 最終投票率:50.93%(前回比:減少4.85%) (全国投票率:53.85%(減少2.08%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
浦野靖人51日本維新の会77,584票
41.28%
――
比当島田智明54自由民主党62,351票
33.18%
80.37%公明党推薦
松浦武志61立憲民主党28,868票
15.36%
37.21%
仲川学48日本共産党19,133票
10.18%
24.66%
第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 大阪府第15区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:39万415人 最終投票率:55.78%(前回比:増加7.7%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
浦野靖人48日本維新の会114,861票
54.10%
――
加納陽之助41自由民主党67,887票
31.97%
59.10%公明党推薦
為仁史72日本共産党29,570票
13.93%
25.74%
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 大阪府第15区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:39万9851人 最終投票率:48.08% (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一76自由民主党81,968票
43.82%
――公明党推薦
比当浦野靖人44日本維新の会74,368票
39.75%
90.73%
為仁史68日本共産党30,733票
16.43%
37.49%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 大阪府第15区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一74自由民主党86,297票
45.04%
――公明党推薦
比当浦野靖人41維新の党74,483票
38.87%
86.31%
為仁史65日本共産党30,840票
16.09%
35.74%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 大阪府第15区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
浦野靖人39日本維新の会91,830票
41.17%
――
比当竹本直一72自由民主党88,500票
39.68%
96.37%公明党推薦
大谷啓42日本未来の党21,616票
9.69%
23.54%新党大地推薦
為仁史64日本共産党21,106票
9.46%
22.98%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 大阪府第15区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大谷啓38民主党123,651票
46.78%
――
比当竹本直一68自由民主党107,896票
40.82%
87.26%公明党推薦
中野好博66日本共産党26,134票
9.89%
21.14%
村上俊樹52幸福実現党6,654票
2.52%
5.38%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 大阪府第15区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一64自由民主党144,663票
55.79%
――
堺井裕貴37民主党82,844票
31.95%
57.27%
中野好博62日本共産党31,810票
12.27%
21.99%
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 大阪府第15区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一62自由民主党107,323票
49.68%
――
梅川喜久雄58民主党79,830票
36.95%
74.38%
中野好博60日本共産党28,874票
13.37%
26.90%
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 大阪府第15区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一59自由民主党100,028票
46.73%
――
相田勲40民主党60,539票
28.28%
60.52%
柿沼康隆65日本共産党44,898票
20.97%
44.89%
山口昌司46自由連合8,599票
4.02%
8.60%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 大阪府第15区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
竹本直一55自由民主党81,602票
39.56%
――
北川修二47新進党77,876票
37.75%
95.43%
有川功52日本共産党46,805票
22.69%
57.36%

脚注・出典

[編集]

関連項目

[編集]
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy