葛西駅
葛西駅 | |
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駅舎中央口(2012年2月19日撮影) | |
かさい Kasai (地下鉄博物館前[要出典]) | |
◄T 16 西葛西 (1.2 km) (1.9 km) 浦安 T 18► | |
所在地 | 東京都江戸川区中葛西五丁目43-11 |
駅番号 | T17[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]東西線 |
キロ程 | 20.9 km(中野起点) |
電報略号 | カサ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線(真ん中に通過線が2線) |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]95,955人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1969年(昭和44年)3月29日[2] |
葛西駅(かさいえき)は、東京都江戸川区中葛西五丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線の駅である。駅番号はT 17。
副駅名は地下鉄博物館前[要出典]。博物館の大きな看板もホームの側壁中央に飾られている。
歴史
[編集]- 1969年(昭和44年)3月29日:開業[2]。
- 1986年(昭和61年)7月12日:浦安寄りの高架下に地下鉄博物館が開館[3]。
- 1993年(平成5年)
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[6]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。
- 2008年(平成20年)4月1日:葛西駅前地下駐輪場が完成。葛西土地区画整理組合から南口に風車「風とともに」が寄贈される。
- 2013年(平成25年)8月27日:「東西線ソーラー発電所」計画の一環で当駅に太陽光発電システムが導入される[8]。
- 2015年(平成27年)6月10日:発車メロディを導入[9]。
- 2021年(令和3年)12月4日:ホームドア供用開始[10]。
駅構造
[編集]中央に通過線2線(本線)、その外側に副本線(待避線)2線があり、副本線に面して2面の相対式ホームを有する高架駅である。この通過線を利用し各駅停車が快速の通過待ちを行うことが多い。日中の快速は上下線とも全列車が当駅で追い抜きを行う。浦安側の本線には渡り線があり、2番線ホームから西船橋方面への折り返しが可能である[11]。そのため、一部運転見合わせとなった場合には葛西行きが運行されることがある。
改札は2か所あり、中央改札の他に、駅の南側に隣接する歩道橋と2番線ホームの浦安寄りとを接続した形で地下鉄博物館口が設置されている。同改札口は23時以降閉鎖される。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[12] |
---|---|---|
1 | 東西線 | 西船橋・津田沼・東葉勝田台方面 |
2 | 中野・三鷹方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
駅入口(2012年2月19日)
-
地下鉄博物館方面改札(2018年9月15日)
-
ホーム(2008年2月10日)
-
ホームドア設置後の1番線ホーム(2024年5月)
-
ペデストリアンデッキ塗色変更前の葛西駅(1998年9月)
-
1990年代当時の改札口 営団の全駅への自動改札導入完了後もしばらくラッチの有人改札が自動改札と共存していた(1998年9月)
発車メロディ
[編集]2015年6月10日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は95,955人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中34位。東西線の駅としては門前仲町駅に次いで23駅中第11位。他線と接続しない同線の単独駅としては東陽町駅に次いで第2位で、東陽町 - 西船橋間の快速通過駅では第1位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[14] |
1日平均 乗車人員[15] |
出典 |
---|---|---|---|
1969年(昭和44年) | [16]14,401 | ||
1974年(昭和49年) | [16]30,684 | ||
1978年(昭和53年) | [16][17]60,850 | ||
1979年(昭和54年) | [16]60,708 | ||
1980年(昭和55年) | [16]52,691 | ||
1984年(昭和59年) | [16]57,193 | ||
1989年(平成元年) | [16]69,997 | ||
1990年(平成 | 2年)37,238 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)39.268 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)41,033 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)42,178 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)42,663 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)43,183 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)43,545 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)43,405 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 44,035 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 44,325 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 45,038 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 45,753 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | [18]91,079 | 45,595 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [18]91,511 | 45,738 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 91,299 | 45,449 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 91,906 | 45,693 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 94,113 | 46,929 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 96,422 | 48,260 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 97,118 | 48,704 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 96,508 | 48,373 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 96,928 | 48,501 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 95,750 | 47,938 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 97,394 | 48,769 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 100,279 | 50,219 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 101,096 | 50,507 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 103,531 | 51,672 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 105,189 | 52,468 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 106,899 | 53,288 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 108,225 | 53,942 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 107,152 | 53,432 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]78,926 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]81,519 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]89,311 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]95,955 |
駅周辺
[編集]行政機関
[編集]郵便局
[編集]- 葛西駅前郵便局
- 江戸川東葛西六郵便局
教育機関
[編集]博物館
[編集]商業施設
[編集]- ホテルリブマックス葛西駅前
- ホテルルミエール葛西
- メトロセンター
- マルエツ 葛西店
- フジマート 葛西店
- くすりの福太郎 中葛西3丁目店、東葛西店、東葛西2号店
- ワイズマート 葛西店
- ポポラマーマ本社・葛西駅前店
道路等
[編集]- 東京都道318号環状七号線(環七通り)
- 東京都道450号新荒川葛西堤防線(清砂大橋通り)
- 三角葛西通り
- 葛西駅西通り
駐輪場
[編集]バス路線
[編集]当駅発着の路線バスは都営バスが主体であるが、京成バスも5路線が発着し、小岩駅、東京臨海病院、亀有駅、葛西臨海公園駅、東京ディズニーリゾート、東京スカイツリータウンへ向かうバスが運行されている。また羽田空港・成田空港への空港連絡バスや三井アウトレットパーク 木更津への高速バスも発着する。5時~15時の間に空港連絡バス、高速バスに現金で乗車する場合はミスタードーナツ葛西駅前ショップの前に設けられた券売機で乗車券を購入する必要がある[19]。
地下駐輪場建設に伴い、2005年から2008年9月まで一部の系統が仮設停留所から発着していたが、同月25日より新停留所に改められ、一部の仮設停留所が常設になった。
中央口
[編集]のりば | 系統名 経由地・行先 | 運行事業者・備考 |
---|---|---|
1 | SS07 一之江駅経由 小岩駅行(環七シャトル) SS08 一之江駅経由 亀有駅行(環七シャトル) 【特急】新小岩駅東北広場行 りんかいシャトル 東京臨海病院行 (系統番号なし)一之江駅西口・瑞江コミュニティ会館経由 瑞江駅行・江戸川スポーツランド行 |
京成バス |
2 | 小76 鹿骨区民館経由 小岩駅行 | |
3 | 新小29・新小29-2 一之江駅・同潤会・新小岩駅北口経由 東新小岩四丁目行 平23 松江・京葉交差点経由 平井駅行 |
都営バス |
4 | 秋26 葛西橋・清澄白河駅・神田駅経由 秋葉原駅行(休日は神田駅前通過) | |
5 | 新小22 一之江駅・松江・江戸川区役所経由 新小岩駅行 新小22 一之江駅・松江経由船堀駅前行(夜間の1本のみ) | |
6 | 葛西24 第六葛西小学校・宇喜田小学校経由 船堀駅行 臨海28-1 (環七経由)一之江駅行・一之江橋西詰行(朝夕のみ) 臨海28-2 (環七経由)一之江駅行 | |
12 | 錦25 三角・船堀駅・京葉交差点経由 錦糸町駅行 FL01 三角・船堀駅・東大島駅入口経由 錦糸町駅行(土曜・休日のみ) 錦25 江戸川車庫行 | |
14 | 深夜急行バス(東京駅八重洲口・葛西臨海公園駅発) 降車専用[20] | 京成バス |
スカイツリーシャトル 錦糸町駅・東京スカイツリータウン行[20] | 京成バス 東武バスセントラル | |
空港連絡バス(羽田空港発、成田空港発) 降車専用[20] | 京成バス 東京空港交通 | |
高速バス(三井アウトレットパーク木更津発) 降車専用[20] | 小湊鉄道 |
地下鉄博物館口
[編集]のりば | 系統名 経由地・行先 | 運行事業者・備考 |
---|---|---|
7 | 葛西24 葛西南高校入口・堀江団地経由 なぎさニュータウン行 | 都営バス |
8 | 臨海28-1 堀江団地経由 葛西臨海公園駅行 臨海28-1堀江団地経由 臨海車庫前行 臨海28-2 堀江団地経由 臨海車庫行 臨海28-2出入 富士公園経由 コーシャハイム南葛西行 臨海28-3中左近橋経由 臨海車庫行 新小29-2 臨海町二丁目団地経由 東京臨海病院行 | |
9 | 葛西21 なぎさニュータウン・コーシャハイム南葛西経由 葛西臨海公園駅行(平日・土曜は朝夕、休日は日中のみ運行) 葛西21 なぎさニュータウン経由 コーシャハイム南葛西行 | |
10 | SS07・SS08 葛西臨海公園駅経由 東京ディズニーリゾート行(環七シャトル) 【特急】 総合リクリエーション公園・葛西臨海公園駅通過 東京ディズニーリゾート行 |
京成バス |
11 | 葛西22 雷・今井経由 一之江駅行 | 都営バス |
13 | 空港連絡バス 羽田空港行/成田空港行[21] | 京成バス 東京空港交通(羽田空港行の一部) |
スカイツリーシャトル 降車専用[21] | 京成バス 東武バスセントラル | |
高速バス 三井アウトレットパーク 木更津行[21] | 小湊鉄道 |
その他
[編集]2024年5月11日・5月12日に南砂町駅での大規模線路切り替え工事が実施された際、東西線は東陽町駅[22] - 西葛西駅間を2日間終日運休し、当駅 - 西葛西駅間による区間運転を実施した。この際、同区間は単線として運転され、列車は1番線ホームに発着した[23][24]。2番線は上記の西船橋寄りにある片渡り線を用いて、当駅 - 西船橋駅間の折り返し運転(※約7.5分間隔、但し葛西行きの一部は2本に1本運転され、残りは回送扱いとして運転)に使用された。なおこの大規模線路切り替え工事に伴い、当駅隣接の地下鉄博物館は両日とも終日休館となり、また快速運転・東葉高速鉄道線との直通運転を終日中止し、八千代緑が丘・東葉勝田台方面は西船橋駅で乗り換えとなった。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 営団地下鉄五十年史、pp.251 - 252。
- ^ 営団地下鉄五十年史、p.703。
- ^ '94営団地下鉄ハンドブック
- ^ 上野駅、霞ヶ関駅、銀座駅、新橋駅、秋葉原駅、御茶ノ水駅と同時に導入。翌1994年に導入された後楽園駅も合わせて、営団では数少ない継続定期券発売機設置駅であった。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ 『「東西線ソーラー発電所」計画、続々進行中 東西線地上駅3駅に太陽光発電システムを新たに導入 既設の南行徳駅にも太陽光パネルを増設し、さらにパワーアップします』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2013年8月21日。オリジナルの2020年12月12日時点におけるアーカイブ 。2020年12月12日閲覧。
- ^ 『九段下駅「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」日本橋駅「お江戸日本橋」採用 東西線に発車メロディを導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月25日。オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ 江戸川区議会 令和3年12月建設委員会 12月03日 - 08号 - 2022年10月3日閲覧。
- ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。
- ^ “葛西駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
- ^ 統計江戸川 - 江戸川区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b c d e f g 営団地下鉄五十年史、p.388。
- ^ 大塚和之・諸河久『日本の私鉄⑧ 営団地下鉄』保育社、1993年9月30日、44頁。ISBN 978-4586508549。
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “羽田空港行きのバスに乗車する場合”. 亀有駅・小岩駅・葛西駅〜羽田空港. 京成バス. 2022年7月8日閲覧。
- ^ a b c d パチンコ屋前
- ^ a b c ミスタードーナツ前
- ^ 中野方面からの列車の一部は茅場町駅止まりで、茅場町駅から東陽町駅間は回送。
- ^ 2025年5月11日(土)~5月12日(日)の2日間、終日運休 東西線(東陽町~西葛西駅間)運休当日の運行計画のお知らせ 2024年3月28日 東京メトロ
- ^ 似た事例として、1995年7月23日に丸ノ内線の池袋駅分岐器交換工事実施においても、池袋駅 - 新大塚駅を終日運休し、新大塚駅 - 茗荷谷駅間で区間運行を行なった。両駅の項目も参照。
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]- 『営団地下鉄五十年史』帝都高速度交通営団、1991年7月4日。