古川真人
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古川 真人 (ふるかわ まこと) | |
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ペンネーム | 古川 真人 |
誕生 |
1988年7月29日(36歳) 日本 福岡県福岡市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 第一薬科大学付属高等学校卒業 |
活動期間 | 2016年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『背高泡立草』(2020年) |
主な受賞歴 |
新潮新人賞(2016年) 芥川龍之介賞(2020年) |
デビュー作 | 「縫わんばならん」(2016年) |
公式サイト | 古川真人 (@frkw_mkt) - X(旧Twitter) |
古川 真人(ふるかわ まこと、1988年7月29日[1] - )は、福岡県福岡市出身[2]、神奈川県横浜市在住の小説家[2]。
略歴
[編集]第一薬科大学付属高等学校卒業、國學院大學文学部中退[2]。
2016年、「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞し[3][2]、同作で第156回芥川龍之介賞候補[4]。
2017年、「四時過ぎの船」で第157回芥川龍之介賞候補[5]。2018年、『四時過ぎの船』で第31回三島由紀夫賞候補[6]。
2019年、「ラッコの家」で第161回芥川龍之介賞候補[7]。2020年、「背高泡立草」で第162回芥川龍之介賞受賞[8]。
作風
[編集]母親が長崎県平戸市の的山大島出身ということもあり、作品中では同島の方言である大島弁の会話が頻出している[9]。
作品
[編集]単行本
[編集]- 『縫わんばならん』(新潮社、2017年1月、ISBN 978-4-10-350741-3)
- 「縫わんばならん」 - (『新潮』2016年11月号
- 『四時過ぎの船』(新潮社、2017年7月、ISBN 978-4-10-350742-0)
- 「四時過ぎの船」 - 『新潮』2017年6月号)
- 『ラッコの家』(文藝春秋、2019年7月、ISBN 978-4-16-391086-4)
- 「ラッコの家」 - 『文學界』2019年1月号
- 「窓」 - 『新潮』2018年7月号
- 『背高泡立草』(集英社、2020年1月、ISBN 978-4-08-771710-5 / 集英社文庫、2023年3月、ISBN 978-4-08-744496-4)
- 「背高泡立草」 - 『すばる』2019年10月号
- 「即日帰郷」(文庫版のみ) - 書き下ろし
- 『ギフトライフ』(新潮社、2023年3月)ISBN 978-4103507437
- ギフトライフ - 『新潮』2022年7月号
アンソロジー収録
[編集]- 「タイマイ異聞」 - 『文学2020』(日本文藝家協会編、講談社、2020年5月)
- 初出:『新潮』2019年7月号
- 「あぶない、落ちるぞ!」 - 『ベスト・エッセイ2023』(日本文藝家協会編、光村図書出版、2023年6月)
- 初出:『文學界』2022年1月号
単行本未収録作品
[編集]小説
[編集]- 「生活は座らない」 - 『群像』2020年3月号
- 「宿酔島日記」 - 『文學界』2020年7月号
- 「揚子江の大きなヒラメ」 - 『文學界』2021年2月号
- 「明け暮れの顔」 - 『すばる』2022年4月号
- 「おさななじみ」 - 『新潮』2023年1月号
- 「フィードバック」 - 『新潮』2023年2月号
- 「港たち」 - 『すばる』2023年7月号
- 「シャンシャンパナ案内」 - 『すばる』2023年12月号
- 「鳶」 - 『すばる』2024年2月号
- 「昇り降り」 - 『新潮』2024年6月号
- 「間違えてばかり」 - 『すばる』2024年7月号
- 「風呂の順番」 - 『文學界』2024年7月号
エッセイ・書評・その他
[編集]- 「『正解』とは違う場所」 - 『すばる』2017年7月号
- 「時代の声変わり」(橋本治『草薙の剣』書評) - 『すばる』2018年6月号
- 「紙片から顔を上げて」 - 『文學界』2020年3月号
- 「長崎三冊」 - 『群像』2018年4月号
- 「こんなことしてていいのか日記」 - 『すばる』2020年7月号 - 9月号
- 「接種の感想 久栖博季さんのデビュー作に託けて」 - 『新潮』2022年2月号
- 「
背 ()を照らす」(宇佐見りん『くるまの娘』書評) - 『新潮』2022年7月号 - 「読書日録」 - 『すばる』2023年1月号 - 3月号
- 「支配の核を射抜く目」(中西智佐乃『狭間の者たちへ』書評)[10] - 『波』2023年7月号
- 「生と死の不可解を探る」(小池水音『息』書評) - 『新潮』2023年8月号
- 「テロと戦時下の2022-2023日記リレー」八月二十六日(金) - 九月一日(木) - 『新潮』2023年9月号
- 「私の書棚の現在地」(書評連載)
- 「忘却と記憶」(小山田浩子『かえるはかえる パイプの中のかえる2』) - 『新潮』2024年2月号
- 「感情は統制できたか」(柏木新『戦争と演芸――“笑い”は嫌われ、“泣き”も止められ』) - 『新潮』2024年5月号
- 「声の翻訳」(レイチェル・カーソン、森田真生『センス・オブ・ワンダー』) - 『新潮』2024年9月号
- 「一切は台所に向かう」(エマヌエーレ・コッチャ『家の哲学 家空間と幸福』) - 『新潮』2024年12月号
- 「生活の泳ぎ方」(三浦哲哉『自炊者になるための26週』書評) - 『新潮』2024年3月号
- 「身体を記す 兄とおれの腕のあいだ」 - 『文學界』2024年12月号
- 「覗きこんで、飛びこむ」(久栖博季『ウミガメを砕く』書評) - 『新潮』2025年1月号
脚注
[編集]- ^ “第161回芥川賞候補に5作:高山羽根子、古市憲寿が前回に続き2度目ノミネート”. ほんのひきだし. (2019年6月17日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ a b c d 古川真人『縫わんばならん』新潮社、2017年1月31日。ISBN 978-4-10-350741-3 。
- ^ “(黒板)第48回新潮新人賞”. 朝日新聞デジタル. (2016年10月14日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “第156回「芥川賞・直木賞」候補10作決まる 恩田陸氏・冲方丁氏ら直木賞ノミネート”. ORICON NEWS (oricon ME). (2016年12月20日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “芥川賞候補『星の子』が描き出す“むきだしの真実””. AERA dot. (朝日新聞出版). (2017年6月20日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “第31回三島賞・山本賞の候補作が発表 服部文祥さん『息子と狩猟に』など”. Book Bang (新潮社). (2018年4月23日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “第161回芥川賞・直木賞候補作が決定!候補作11タイトルと著者情報を一挙紹介!”. ブクログ通信. (2019年6月17日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “第162回「芥川賞」は古川真人氏『背高泡立草』 4回目ノミネートで受賞”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年1月15日) 2020年3月15日閲覧。
- ^ “芥川賞候補ゆかりの島「吉報」待つ 祖母も「取らしてあげたか」”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2020年1月15日) 2020年1月16日閲覧。
- ^ “支配の核を射抜く目 中西智佐乃『狭間の者たちへ』”. Book Bang (2023年7月3日). 2024年5月19日閲覧。