沼田ダム計画(ぬまたダムけいかく)とは、一級河川・利根川本流に建設省関東地方建設局によって計画され、地元である群馬県沼田市の猛反対によって撤回された日本最大の多目的ダム計画である。高さ 125 m のアーチ式コンクリートダムとして計画されていた。 ダム本体も高さ 100 m を超える大ダムであったが、沼田ダム計画が「巨大」と呼ばれる所以は貯水池の巨大さであった。完成していれば総貯水容量 9億 m3 と日本最大の人造湖が形成される。利根川の治水と赤城山・榛名山麓の大規模開拓計画に対する灌漑、東京都への水道供給、最大 130万 kWの揚水発電を目的としたが、地元沼田市を始め群馬県、群馬県議会の反対により1972年(昭和47年)に中止された。